2015年10月5日月曜日

3泊4日道東巡り 6

納沙布岬には資料館もあった。



もちろん無料で入れる。



江戸時代の時の地図。
こんなに細かく
これを見るとかなりしっかりとした国土だったんだとわかる。


これが貝殻島の燈台。
朽ちて今でも倒壊しそうだ。
これは岬から肉眼でそこそこ見える。
確か中山峠にある森の美術館でこの燈台の絵があったのを思い出す。
この寂しそうな佇まいに惹かれてめずらしく横にあった作者の解説を読んだ。
その作者はどうしても克明にこの燈台を描きたくて、ボートで近づいて海上でデッサンをしたと言っていたが、この写真を見てその気持ちはよく分かる。
戦後何の管理もされていなかったのにも関わらず、平成10年くらいまで点灯してたらしい。

館内は他にも歴代の総理大臣がロシアと交渉してきた写真がズラリと並んでいる。
一番いい時期は橋本龍太郎とエリツィンのノーネクタイ会談だ。
今では安倍総理とプーチンが首脳会談するなんて夢のまた夢っぽくなってきているが、この時代は冷戦の終了でソ連の崩壊とともない、ロシアが貧困の真っ只中だったので、日本の助けを必要としていたのだと思う。
橋本龍太郎とはその後も再び仲良く首脳会談を行ったりして、小渕さんも仲良くしていた。



だけど国力が少し回復してくると全く話し合わなくなる。
今後も北方領土返還というカードをロシアは持ち続けるに違いない。

あと日本が統治していた時代の北方領土は島内に学校やらお店やらあってそれなりに町を形成していたのに、現在のロシアは何にも開発していない。
ほとんど野ざらしで非常にもったいない。
もしかしたら日本側に配慮しての事なのか、火事場泥棒の行く末はたかが知れていると言う事だ。


水平線にそって黒いのが水晶島。
こっちの写真の方がハッキリみえる。
すごく晴れていたので多分、肉眼で見える最高の日だろう。




その後、昔から気になっていた謎の巨大湖、風蓮湖を横目に知床を海岸沿いでひた走る。
もう午後になったのでほとんど休憩をとらず急いだ。
つまりこの快晴で素晴らしい景色に飽きていた。


思ったより早く知床に入った。
目の前に見えるのがおそらくキャンプ場のある山だ。
セイコーマートで食料と水を補給する。
ちなみに釧路や根室はセイコーマートより圧倒的にセブンイレブンの方が多かった。


着いた。
国設羅臼温泉野営場。
昨日のキトウシ野営場と比べたら格段に設備がしっかりしている。
有料だから当たり前か。
だけど、やはり混んでいるようだった。
予約もなにもしていないので、泊まれるかわからない。
管理人の所へ行っても休憩時間で誰もいなかった。


続きます。





0 件のコメント:

コメントを投稿