2013年9月30日月曜日

夕焼け積丹キャンプ 7


続きです。






カレーを食べつつ、後半はウイスキーを飲んだ。
真っ暗闇の中、波の音だけなので味に集中できるせいか、やけにウマかった。

ソロキャンプをするのには、普段から僕の様な一人で行動する人間でも少し抵抗がある。
それはキャンプ地に着いてテントを張っていたりする時だ。
まだ周りの目が気になるし、何でこんな事をしているんだろうと思ったりしてしまう。

だけど夜になり、闇が辺りを包むと全く関係なくなる。
そこはもう別の世界で、やっと日常から解放される。
逆に言えば、ここまでしてようやっとと言う事になる。

孤独な世界の入り口は抵抗があるが、入ってその空気に浸ってしまえば厳しくも根本的な自分と向き合えるし、日常の一人という認識が間違っていた事に気づく。

ただ、絶対に帰ってこなくてはならないと漠然ながら思う。
居心地がよくなり過ぎてはいけない。


カレーを食べ終わるとソロストーブは容器をどけて、たき火がわりにどんどん燃やした。
もう何もする事はなくひたすら酒を飲む。
一人で酒をこんなに長い時間普段飲む事はない。

でも10時くらいには本当に寒くなってきたので、テントに入る事にした。
とにかく食べ物を外に置いておかない様に全部見て回った。
足下がかなりふらついて、いい感じで酔っぱらっていた。




今回買ったアイテム、ランタンと寝袋。
ランタンはガス式にしようか迷ったが、やっぱり安全だし電池式にした。
これは安くてガス式よりは劣るものの、光量も申し分ないと評判のもので、確かに暗闇でも十分な明るさを発揮してくれた。
ただ今度は上に吊るせる様なポールを買おう。

寝袋は秋の寒さも耐えれるものを購入。
一応、商品説明でマイナス7度まで大丈夫だと言っているが、とんでもない、確かに以前持っていた奴よりは全然暖かいが、0度がいいところだと思う。


1〜2時間寝ては起きたりして、うまく寝付けなかった。
途中起きて1時間ばかりモンハンの村クエを消化した。




そんな時に、一度テントを

「ドンッ!」


と音をたてて叩かれた。




外から明らかに。




全身が止まった。





全ての神経をその音のした部分に傾ける。
犬か猫か、それとも、、、。

ここでやってはいけない事をやってしまった。
YouTubeでさんざん聞いた怖い会談話が、記憶のストックから溢れてきた。

最悪だ。

しかもとびきり怖いやつが押さえ込もうとすればするほど、蘇ってくる。

もうテントから出れない。

だけど、何か行動を起こさなくてはならない。
一応、護身用のダガーの位置を確認した。
いつでも手に取れる。

そして怖くてその叩かれた箇所を思いっきり叩き返した。
「ボン」とテントが揺れる。
何も起こらない。
1分ほど様子を伺う。






大丈夫か、、。

どうやら得体の知れないものは去ったのだ。

夜に勝つ。



そのうちにそんな怖い事も忘れて寝てしまった。

再び起きた時にはすっかり忘れて、用を足すのに外へ出た。
出てみるとそんなに寒さは感じられなかった。
用はちょっと離れたそこら辺でやった。
今回異常に回数が多くて、逆にこのへんぴな場所で助かった。

海を見ると遠くの方で漁り火漁の火が何隻も見えた。
ゆらゆらとのぼる小さな明かりをしばらく眺めていた。
午前3時でもまだやっていたから、あの漁師達は昼に寝るんだろうな。

そのあとテントを戻ってからはぐっすりと寝てしまった。
目を覚ましたら朝だった。


続きます。







2013年9月28日土曜日

夕焼け積丹キャンプ 6

 続きです。

具材も貴重な水もこぼしてしまったが、まだまだ野菜は余っていたので作り直す。
今度はソロストーブを机の上に置いた。
もう夕日は終わって、どんどん暗くなった。


隠し味にニンニクも投入。




後はひたすら煮るだけ。
ウイスキーを飲みつつ、燃料をたまに加える。
大物釣りの気持ちで見守る。



待っている間BBQコンロにも火を着けた。



そこでハタハタをつまみ代わりに焼く。
炭も落ち着いた感じになって、ちょうど良く焼き上がった。



辺りは完全に闇と化して、結構寒くなってきた。
何と言っても海辺なので、気温の下がり方も早い。
遠くの方の本来のキャンプ地では花火をやっている人達がいた。



水分とばして濃くしようと思ったが、どうやらそういう事ではなさそうだったので、ルーを全部投入。
もう2時間近くも沸騰させている。


ご飯はすっかり炊きあがり、もうカレーの成功は間違いない。
ガスではなく、ソロストーブで作れた事に喜びを感じた。




2時間半かかってようやっとできた。
見た目は悪いが、完璧すぎる出来映え。
量も3人前はゆうにありそうだったが、いくらでも食べれた。
肉はもう融けて無くなっていたほど煮詰めてしまった。
僕が作った料理の中で一番美味しかったのではないか。

ただご覧の通り、容器がかなりのダメージをくっている。
薪で火をおこすとすすが容器についてしまう。
おそらくこれはもう取れないと思うが、次もできるだけ炭やガスは使いたくない。


続きます。



2013年9月27日金曜日

夕焼け積丹キャンプ 5

続きです。


流木を切ったり、炭を細かく砕くのに使ったナイフで野菜を切る。
ナイフってこれしか持ってこなかったけど、一人なので多少の汚れとかは気にしないでやれる。
だけどまさか野菜を切ったりするとは思わなかった。


玉ねぎは半分も使えば十分な量だった。


人参も売っているモノが2個が最小だったので、多めに入れてもまだ余った。
ナイフで雑に切って入れたので、いくつか外に出てしまった。

ちなみにゴミは徹底的に持ち帰った。
管理されていない所こそキレイに立ち去りたい。
と言うのは建前で、本当は夜寝ている間、野犬などが来るのが怖かったから。
野良猫でも怖い。
いやむしろ、生き物ならいい。
最近、YouTubeで怪談ばかり見ていたせいで無駄な想像力がついてしまった。
少しでもその方向を考えると本気で怖くなるので、キャンプ中は考えが変な袋小路に迷わぬよう常に注意を払っていた。



話は戻って、豚肉も投入。
火はすぐ収まるので大体5分おきくらいに割り箸や流木を入れる。
流木はどうしても水分を含んでいるので、燃え移るまでかなり時間を要する。
だけど本格的に点火したらしばらくほっておいても大丈夫だった。
そして、いぶった時に出る煙の匂いがすごくいい匂いだった。


味付けは塩とバジルで。
バジルの香りが豚肉の匂いと混ざって、料理しているって感じになった。
まあ、この後カレー投入するので味的には何にも関係無くなるのですが、、。


色々とせわしなくカレー作っていると本格的な夕日が始まりつつあった。
夕日は沈むのが早い。
一度手を止めて、見入った。
ビールを飲みながら、iPhoneで音楽をかけてしばし休憩。
周りに誰もいないので、いくらボリュームを上げようと関係ない。
と言うより波の音の方が大きい。
波ってかなりの音量だと改めて認識した。




今回、初の試みで動画を載せて見た。
本当にいい夕日で、この短い時間でとんでもないものを見た。

あまりに当たり前の言葉で見逃しがちだが、芸術は自然の美しさから学べと言う事。
言い方は違えど、ほとんどのアーティストが言っている。
彫刻家の佐藤忠良展を見に行った時、本人が所蔵していた本の展示もあった。
ロダンの言葉集を愛読していた様で、何度もよく読み込まれていた独特の雰囲気があった。
そこに「自然こそが美の根源」という事が再三書かれている。
その教えを忠良は生涯忘れる事無く、自然に目を向ける事を毎日怠らず、デッサンを繰り返していたと言う説明文を最近よく思い出す。

「自然こそ美」

全て黄金律の賜物。
何も美しい景色だけが美ではない。
そこら辺に落ちている石や小枝だって美しい。


それともう一人冒険家 植村直己の最後の言葉が本当に美しい。


君たちに僕の考えを話そう。

僕らが子どもの頃、目に映る世界は
新鮮で、すべてが新しかった。
やりたい事は何でもできた。

ところが年をとってくると疲れてくる。
人々は諦め、みんな落ち着いてしまう。
世界の美しさを
見ようとしなくなってしまう。




大部分の人は、夢を失っていくんだよ。

でも、僕はいつまでも子どもの心を
失わずにこの世に生きようと思う。

不思議なもの、
すべての美しいものを見るためにも・・・

いいかい、君たちはやろうと思えば
何でもできる。
僕と別れた後も
その事を思い出してほしい。

やろうと思えば何でもできるんだ。

植村直己 42歳の時に





この言葉が僕が今年キャンプをやろうと思ったきっかけだった。
自然の美しさや厳しさに触れてみたくなったし、おそらく知らないのはもったいない様な気がした。

これからは得るモノよりも失うモノの方が多くなる。
取り戻そうとしてはいけない。
大事にするだけだ。






















そんな風に一人で悦にひたっていたら、具材を全部こぼした。
全てを失った。
もちろんこれも取り戻す事はできない。

続く。

















2013年9月26日木曜日

夕焼け積丹キャンプ 4

続きです。



とりあえず積丹野営場に着いたが、雨が降らないのと今週あたりが寒くないキャンプ最後とあって、結構混んでいた。
無料だし管理人もいないので、テントやタープは立て放題で場所をいくらでも占拠できる。

駐車場から降りて行ける所はどうやらもう無かった。
もうちょっと早く着いていれば、いい場所もあったのに残念。

諦めてもうちょっと先に行った所にある有料のキャンプ場に行こうか迷ったが、そこは夕日を見るにはちょっと適していない場所だった。

だから何とかここで出来ないものかウロウロ歩いたが場所はない。
ある事はあるのだが、ちょっと他のキャンパーと近すぎる。
家族連れとかだったら構わないのだけど、一人なので人目をあまり気にしたくない。
ゆったり自分のペースでやるには最低20mは離れたい。


それに時間も無くなってきた。
もう16時だった。
目標としてはテントを建てるのとか全部やり終えて、ゆっくりビールを飲みながら夕日を見たかった。


キャンプ場をかなり離れると昔使われていたっぽい入り口を見つけた。
その前に大人数で来たキャンパー達がこれと似た様な場所で車を入れてやっていた。
その人達よりももっともっと離れているので、もうトイレも炊事場もない。
歩いて行ける事は行けるが片道10分くらいかかってしまう。
でもここの広場を降りた先をまず見に行ったところ、すごくいい所だった。
まずは完全に一人になれるし、ロケーションもバッチリ。
下見を終えて車に戻り、この広場に入れてみようと試みたが、もう一人いてロープを踏んでくれれば何とか乗り切れそうだったが、止めておいた。
その入り口の道路脇に車をギリギリまで横付けにして、荷物を全部降ろした。
そして野営場の駐車場まで車を置いてきて、再びここまで歩いてきた。


3往復ぐらいして荷物を海岸沿いまで運ぶ。
以前にも誰かがやったであろう平地だけ草がない。
少し高台だしここがベストだった。

まず、テントをダラダラと建てた。
もう説明書なしでも大丈夫だった。
ソロキャンプ用に買った2〜3人用のテントは20分くらいで建て終えた。


もう半分夕日がが始まっていたので急いでメシの用意。
まずがソロストーブに流木と炭を入れて割り箸を折って火をつける。



今回のキャンプで新たに加わった道具の一つにこのダガーがある。
のこぎり状になったところで木も切れたり、峰の部分でハンマーがわりにもなる。
あと、一応何があるかわからないので護身用にもと思った。


新しい道具その2、この携帯用の机。
今回で机ってかなり必要だってことがわかった。

ここは完全に水もトイレも無い場所なので水2ℓを3本買ってきたが、いきなりかなり貴重なものとなった。
無洗米に入れる水もこぼさないように気を使う。
米はガスバーナーで炊く。


そして今回チャレンジするカレーづくり。
BBQではもう面白みを感じられなくなってきたので、今回はもう一ランク上の経験を積む事にした。
前回やった時から思っていたことだけど、汁物をつくるのはいいと思う。
特にこれから寒くなってくるので、暖かい物がのどを通って行くのは大事だ。

ただここでは水が限られている。
いざとなったら遠い炊事場に行ってもいいが、実質無理な距離だった。
そういう所で調理をする事に不安を感じつつ、ビールも飲みながらだったのでだんだんと楽しくなってきた。
どこかで失敗したらしたでそれはそれでいいやって思ってやってた。

とにかくもう引き返す事はできない状況になったので気持ちが楽になった。


続きます。







2013年9月25日水曜日

夕焼け積丹キャンプ 3

続きではないです。

↓この時に行った積丹キャンプのリベンジです。

何しろ前回はキャンプ場に着いてテントと寝袋を忘れてきた事に気づくと言う、おっちょこちょい以外に何者でもない行動を起こしてしまったのです。
もう一度しっかり積丹の夕焼けを味わいたくて行ってまいりました。


今回の土曜日も午前中だけ仕事をして、午後からになりました。
まずはリサイクルショップで以前から目を付けていた、インスタントBBQコンロを2個買う。
半額の300円でした。
今回は先週も行こうと思って天候の為に中止になったので、道具の用意はほとんどしないで出発する事ができました。
大体必要なものといらないものもわかってきた。



行く場所は決めてなかったのですが、後志方面というのは決めて車を走らす。
大体1時30分くらいに札幌を出る。
天気は雲が多いものの、良く晴れていてようやっと晴れたキャンプができた。



一度足を運んだ道とあって、大分気が楽だった。
積丹と言うとすぐ店が無くなってしまうのではと心配になるが、結構ギリギリまで大丈夫です。
今回もスーパーシガで、でも違う店舗だったので酒が売ってなかったです。


何を食べようか迷ったのだけど、だんだんやる気が充満してきて、カレーを作ってみようと思った。
人参、じゃがいも、玉ねぎ、豚肉に固形ルー、しかもバーナーでなく、薪を集めて火をおこしてソロストーブで作ろうと決意した。
もうただ寝泊まりするだけでは刺激がなくなっているのだ。
あとは朝飯用にたまごとウインナー、牛乳なども購入。


今回写真に写っている緑のコンテナもリサイクルショップで買いました。
次行くときはもっとコンパクトに荷物少なめにしたいと思います。
今年は無理だけど来年は自転車で行ってみたいので、コンパクト&軽量化を考えています。

スーパーシガの駐車場で荷物を詰めていると、しらない年配のおじさんが話しかけてきて、
「この車はどこのメーカーだ?」と聞いてきた。
完全に上からの上司的な口調だったので、普段えらい人なんだと思った。
「スズキです。」
「スズキのラパンです。」
そう答えたら運転席を覗いて、
「ほ〜う、マニュアルかぁ〜」と言い、
「フルタイムか?」と聞いてきた。
『フルタイム?』とはなんの事がわからなかったので、
「フルタイムってなんですか?」と聞き返したら、
「あ〜あ、4WDか?」と言ったので
「あ、はい、そうです。」と答えた。
「ふ〜ん、、中も結構荷物入るんだな〜」と言いながら去って行き自分の車に乗り込んだ。
黒光りしたハッチバックの右隅にトヨタクラウンロイヤルと読めた。
下手したらこの車3台ぐらい買える車種だ。



そんなやり取りの後、どうしてもビールが飲みたかったので、ホーマックの縮小版みたいな店、ニコレットに寄って色々後から気になったものも調達。

ここはキャンプ用品のコーナー小さいスペースながらあった。
でもテントとか寝袋とかは無くて、ペグだとかキャンプに行っては無くしたり、足りなかったりする細々したものが品揃えとして多かった。
何かここまで来て持ってくるの忘れたっていう人が多いんだろう。
本当に些細なもの一つ忘れるだけでえらい不便になりやすい。


天気予報で大分前から晴れとわかっていたが、思ったより雲が多く、夕焼けに影響ないか不安になった。

一応、前回行って引き返した積丹野営場に行ってみようと思った。

続きます。







2013年9月24日火曜日

馬鹿値食堂

最近、お昼に手稲にある現金問屋に行っています。
↓以前この時に書いた所です。

その激安スーパーの中にある馬鹿値食堂という店がこれまた驚きの値段で定食を出しています。
ほとんど500円で、メインは海鮮丼、マグロの中落ち丼などですが、ラーメンにそば、うどん、カレーにいたるスタンダードものも全てすごいボリュームです。




これは天丼、肉厚のエビが2匹入っています。
その他にもイカやナスなど種類も多く、500円ではありえない感じです。

まるたけライン
★★★★★
星5です。





これはラーメンセット。
おいなりさん2個とザンギにポテサラもついています。
ラーメンも普通に美味しいです。
おそらく業務用のスープや麺を使っているので、まずくなるはずがないです。

まるたけライン
★★★★
星4です。



まるたけライン
★★★
星3です。

これはカツ丼。
ボリュームがない感じに見えますが、実はこれミニカツ丼。
なので380円。
ミニではないです。
普通のカツ丼でした。

写真を取り忘れて非常に残念なのですが、海鮮丼は海老にマグロ、イカなどが入り、いくらが乗っているので、間違いない美味しさです。
僕はこれが500円なら毎日食べてもいい感じです。

まるたけライン
★★★★★★★
星7です。





そしていつも閉店間際で売切れて確認できなかった200円弁当。
100円玉2枚でこれとか、ありえない。。
もうこれ以上の所はないと思います。。



2013年9月23日月曜日

大阪王将あと

手稲の「餃子の王将」と「大阪王将」の王将対決。
以前にもここで↓
紹介した大阪王将の完敗でゴング開始から1ヶ月ほどで消えた。
餃子の王将が出来る前から普通に客が飛びまくって、最後は車が止まっているのを見た事がなかった。
開店当時は行列で人が入れなく、外の椅子で待っている人もかなりの期間見かけた。
こんなにたくさんの人が集まり、ものすごいスピードで誰もいなくなる光景もない。

餃子の王将は以前として混んでいて、客の途切れることがない。
僕的に特に美味しいという店でなく、かといって決して安くないのでもう行っていません。
この餃子を売りにしている2大巨頭が攻めて来たにも関わらず、「餃子のみよしの」は生き残った。
もちろん売り上げは一時的に下がっただろうけど、今では回復していると思う。

まあ、そんな訳で手稲は人口も増えているとあって食の激戦区なのです。


そして大阪王将あとにできたそば屋「福よし」。
これは美唄焼き鳥で有名なチェーン店で、以前にも食べた事があります。



店内に入ると、あの賑わいを見せた大阪王将の空気がうっすら残っている気がした。
店員は3人ほど、すごく静かになった。


今はオープン期間で580円と安くなっている鶏もつそば。
そばはともかく、焼き鳥がすごく美味しいです。
焼き鳥のウマさってあるとわからせてくれるのがありがたいです。
豚でも牛でもない、焼き鳥って独立したウマさに辿り着いてる。

まるたけライン
★★★★★★☆
星6.5です。

焼き鳥だけもまた食べにきたいです。









2013年9月22日日曜日

モンスターハンター4

遅れた話題ですが、モンスターハンター4をやっています。
カプコンのネット販売で買ったので、発売日のいつ来るのか分らなかったのですが、朝の9時に佐川急便が届けてくれました。


初めのチュートリアル地獄から脱出するのにかなりの時間を要するので、初日は萎えましたが、そこは発売日を遅らせに遅らせたキラーソフトだけあって、すぐ新種のモンスターを次々と出してきてグイグイのめり込む仕掛けになっています。

今回の一番新しいと思う所は、ネットで知らない人と遊べると言うところだと思います。
これがなかったら僕はほとんどやらなかったと思います。

だってつい最近まで前作の3Gをやっていのですから、いくら目新しくなったところでモンスターハンター自体は飽きているのです。
とは言え、こんなにやったゲームもありませんが。



今回ダウンロード販売も出来るとの事だったのですけど、カセット(この言い方好きなので、、)で買ってしまいました。

パッケージを開けて中の説明書を見ようと思ったら、折り畳んだ正方形の紙が1枚入っているだけ。


もう操作方法と書いてなくて、システムの仕組み程度のものがサラっとあるだけです。


説明書はソフトについていると、まるでアドビのヘルプ見たいに省略されています。
別に省略はしていないのですが、パッケージで買う意味って本当に無くなっています。
カートリッジがたまにうまく差し込まれていなくて、何度か終了してたりしましたし、将来の携帯ゲームはカセット的なものが無くなると思います。
そうなると中古販売もなくなるだろうし、いいんだか悪いんだか、メリット、デメリットは多々あると思います。
ただ、ファミコン世代なので手に取った量的な喜びはすごく大事だと思います。
昔はゲームよりもそのパッケージを持っているだけで嬉しかった記憶がある。

でも結局そんなものはもういらないと思うようにもなっているのは確かだ。
何しろ部屋のゴミになるし、エコでない。
本にしても最近は電子書籍でいいかなと思い始めている。

無駄を省いた先には面白みのない世界が待っている。
だけど現代の脳はもっともっとスピードを要求している。
とにかく速く。


2013年9月20日金曜日

夕焼け積丹キャンプ 2

続きです。


ガソリン満タンとオイル交換。
それに助手席側のワイパーが劣化していると言うので交換したら結構なお金がとんだ。
そしてスタンドの店員が親切で、その丁寧さゆえに時間がかかった。


でもオイル交換によりエンジンの吹き上がりが良くなって加速が直った。
ターボエンジン専用のフラッシングもやってもらった。

話はそれるがこの前、代行サービスのタクシーを使ったら運転する人が
「ほ〜う、マニュアルですかー!」と言い、
1速からベタ踏みで速度を上げて、3速に入れた時には80kmも出された。
法廷速度50kmの所なので、代行もクソもあったもんじゃない。

だけど自分の車の後部座席に乗ると言うのも新鮮な景色だった。
そして狭かった。

でも改めてこのラパンSSが好きになった。
いつまで走ってくれるだろう。


とにかくこの日、目指すは積丹。
ぜひとも夕焼けを見ながら過ごしたかったが、その前に100円均一に寄り、大量に物資を調達。


余市も越えて、どんどん田舎になりそうだったので、、


今回は早めに食料を調達しておいた。
レジのだんせいが、強烈なワキガだった。


海岸沿いをひた走る。
夕焼けは始まっていた。


やっと着いた。
キャンプ場に行く前に沈むのが速い夕焼けを見ておいた。
見事としか言えない光景にしばらく見とれていた。

間違ってなかった。

色々あったけど1週間仕事に耐え、トラブルも克服して得たものは十分その代価があった。
気候も良く、ようやっと雨でないキャンプが出来そうだ。


管理人がいない無料のキャンプ場。
それゆえに、盗難注意と大きい看板が立っていた。

もう日も暮れ懸っていたので急ぎ目で後部座席からテントを取り出そうとするが、、、

ない。

おかしい。

もう一度ゆっくり落ち着いて探す。

ない。

ないのだ。

まさか、そんな事があるわけない。
もう一度改めて何気なく、あたかも初めて取りに来ましたっていう感じで探す。

ない。

無いのだ。

テントが「無い」のだ。

笑った。
一人でクスクス笑った。
神の手のひらで遊ばれた気分だった。

「意地でもキャンプはさせない」

そんな円周率の様な果てしない力を、日本国北海道札幌に住む独身男性にかけるヒマがあるのか偉大なる何とかよ。

とは言え、テントをどこに置いてきたか気になった。
一応、寝袋も無かったので両方合わせると1万円損する。
もうここでキャンプできない以上、逆に今この地平線に広がる見事な夕日を見たくなかった。

引き返す。
トワライトの積丹をバックに暗くなっていく道をひたすら引き返す。
今までの人生でこんな距離を引き返した事がない。

夏が終わる。














































2時間かけて戻ると駐車場にテントと寝袋があった。
誰も取る者はいない。
ただ、忘れたんでね?と思われても仕方が無い光景だ。

積丹のスーパーシガで買ったウインナーと目玉焼きでプロ野球を見ながら夕食。
誰が投げて誰が打ったなんて一つもわからなかった。

キャンプが出来たらそれは割と幸せ者だと思っていい。
仕事、お金、天候、人間関係、どの条件もおろそかにできない。
後はあわてて出発しない事。

終わり。