2013年9月6日金曜日

ソロキャンプinポロト湖 6

続きです。


本格的に夜の寒さが襲って、途中とうとう起きてしまい、ガスバーナーでお湯を湧かす。
その火で少し暖をとりかなり助かった。
その時、一酸化炭素の危険があるので、もう少しテントの入り口を開けようとした時、熱湯をひっくり返してしまい、ももに大やけど負ってしまった。

さらにテント内に水が行き渡り、ますます濡れてしまう。
とりあえず、クーラーボックスから氷を取り出し、ももに当てる。
ジンジン痛い。
最悪だ。
ここでこんなヘマをやってしまうとは、、、。

テント内は湯気でさらに濡れ、もう水の中にいるような気分だった。
やけどした箇所はジンジンと僕の中央司令室に緊急事態を知らし続ける。
わかっている。
わかっているが、それ以上にこの濡れた環境が不快だった。
それでも何とか寝た。
寝るしかやる事がない。



朝は6時くらいに起きて外に出た。
雨が上がっていて静かだったので、木から落ちる水滴がやけに響いた。
朝食も作らず、歯を磨きながらサイト内を歩いて見に行った。
中には僕より小さいテントで寝ている外人が居て、ガーガーいびきをかいている。
ホントにタフな印象を受けた。


顔を洗って、歯磨きも済ますとそうそうにテントの片付けに移った。
まずはペグをどんどん抜いて行く。
途中、長さが違うペグを発見した。
きっと誰か忘れて行ったのだろう。



ピーンと張っていたヒモもはずす。
雨対策に面倒がらずしっかり張っておいて良かった。
体験してみないとどれだけ効果があるかわからなかった。


僕だけ一人黙々と片付けていた。
チェックアウトは10時だったし、また天気は崩れると予報も出てた。


車の搬入も混み合う前に終わらせておきたかった。
たった一晩だったけど、何かいろいろあった。
きっと記憶に残る事になるだろう。


帰りに通り過ぎたポロト湖は、嵐が過ぎ去った独特の蒸し暑さでやけに美しかった。
そして威厳があった。
まるで、どうだった?と聞かれている感じがした。

わからないとしか答えられない気がした。
とにかく、終わったんだと思った。


遊びに来ておいて、やっと終わったもおかしいが、引き返せない深い森に足を踏み込んだのだから仕方が無い。


とにかく全てが濡れていいて、特に足もとが気持ち悪かった。
ちょいばきの靴で行った自分も悪い。


帰りは晴れていて、窓を全開にしてひた走る。


なんだかんだまだ朝なので、空気も澄んでいて気持ちよかった。


少し走ったところで日清の看板が、


でっかいカップヌードルのオブジェ。

会社の歴史を知って日清食品の印象が変わった。
今回食べたチキンラーメンは忘れない。


札幌には昼前に着いた。
洗車をしてから、何往復もして荷物を部屋に運ぶ。
テントはせっかく収納したけどまた出して、乾かす。
本当は片付ける前に乾かすって書いてあるけど、外でやると草とか土がついて終わった感じがしない。


寝袋も安いものなので丸洗い。
すぐ乾いた。


家に帰ってみて冷静になると形の構造がわかり、せまい部屋ですが何とか広げて、簡単に収納できた。
洗えるものは全部回数を分けて洗濯したので匂いもない。


全部片付け終わるとそれはそれで寂しくある。
道具の片付けもキレイにコンパクトにできると割と面白い。


シャワーを浴びたり、洗濯をしたり、道具の手入れをしながら興味本位で買ってみたラザニアを茹でる。
本当はチーズやらミートソースなどを何層にも重ねてオーブンで焼くものらしいが、そんな手間をかけてられない。

今まで炊事が面倒だったが、こんなのなんて事ない作業だった。
価値観がグラグラ変わっていくのを感じる。
寒くなるまで出来るだけキャンプに出かけようと思う。
少しずつレベルも上げて、道具もそろえて行こう。


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