2016年1月29日金曜日

ブリッジ

ブリッジが取れた。




それもかなり長い橋です。



確か3年前に入れたブリッジ。
歯医者は引っ越してからまだ行った事ないので、近場の新しい所を開拓しなければならない。

昨日ネットで検索して家から一番近いところに予約を入れた。
すぐ歯医者から電話がかかってきて、土曜日に設定された。
だから二日間はこのパカパカと取れやすいブリッジで過ごさなければならない。

どんな柔らかい些細な物でも左の奥で噛むと取れてしまうので、右ですべて噛んでいる。





だけど、左でも味わいたいので噛むとブリッジが外れるから、噛まずに何とか食物を頬の裏側や舌の側面に密着させて動かすのだが、これが全然味わえない。
改めて〝噛まないと味わえない〟と言う事を知った。

大変不便な口の中だが、まだブリッジできるだけありがたいと思い、橋を渡している両端の歯を大切にしたいと思います。










2016年1月28日木曜日

アウトサイダーになる

Eテレでアウトサイダーアートの特集をやっていた。
少し視点を変えて作家ではなく、そのアートを世に知らせようと活動している櫛野さんのお話だった。




 櫛野さんの生い立ちは普通の頭のいい進学校に進む、普通の人だったと言う。

そしてそのあまりにもノーマルがゆえにアウトサイダーアーティストの誰に何と言われようと突き進む生きる姿勢に感動したのだと思う。

番組の中で一番驚いたのは「昆虫千手観音」。
89歳のじいさんが2万匹のクワガタなどの虫を6年の歳月かけて集めて制作したもの。



近くで見ると昆虫がビッシリとくっついて、ダメな人は本当にダメな映像です。
アウトサイダーアートは障がい者だけではなく、こういったヒマをもてあました老人の作品も多いです。



もう一つはアートと言っていいのかわからないけど、芸事のくくりで言えばお笑いも立派なアートになるのです。
〝あそどっぐ〟という芸人で、顔と左手の親指以外はどこも動かない寝たきりの障がい者。
映像はハリセンで何度も何度もわりと念入りにしつこく叩かれるあそどっくさんが映り、叩かれ終わったあとに「空気読めや! 障がい者だぞ!」で終わりです。




これには思いっきり大笑いしてしまった。
笑いのメカニズムとして見る側の予想を大きく飛躍したものがくるともうそこには理性的な抑止力が働く時間が間に合わない。
大きく笑ってしまったくせに後でイヤイヤこれは笑えないわと思ってしまう。
そして僕の笑いは明らかに「動けない可哀想な姿の人が叩かれて、動けなクセにブチ切れてる」という完全に差別目線での笑いだった。
細い腕だったり、歪んだ表情、障がい者をハリセンでしつこくはたくなどのタブーがまさか大変だな〜や同情より、面白いの方が上回ってしまった。
だからすごく罪悪感を感じたし、そう思っても言ってはいけない。
だけどこのあそどっくさんはそれを笑ってくれと思っている。
その垣根を取り払おうとする。
罪を意識しないと本当に物事は奥まで考えられない。
よくこれをズルい笑いと言うのかも知れないが、初めてそう思わなかった。
「差」があるからそのフリ幅で他人の感情を動かせるわけで、やったもの勝ちだ。
でも、やっぱり複雑な気持ちになるし、ズルいな〜です、、。

最後に櫛野さんがある画家を尋ねて相談する場面が出てくる。
この画家は確か80歳くらいだったと思うが、肌の張りもよくて、とてもそんな年齢には見えない。
40歳の時に子供がいるにも関わらずサラリーマンを辞めて、日雇いの仕事などしながらひたすら絵を描いた。
ここまで割とありそうな話であるけど、この人は自分の絵を一切公表することなく今までいたのが変わっている。
絵はどれもだいたい顔がメインで、筆のタッチや色使いなどすごくいい感じだった。
奥さんもよくついてきたと思うが、この偏屈な絵描きに櫛野さんはこういうアウトサイダーアーティストの作品を世に広めていきたいのだが、果たしてそれは良い事なのか相談します。



誰の目にも触れられていないからこそのアウトサイダーアートなのであって、本人達は別に人に見られる事を望んでいない。
だけどこのわがままにやってきた画家は「いいんじゃないですか」とあっさり答えた。
一番それを嫌がってきた人がスルリと力が抜けたような答えを言ってきたので櫛野さんは覚悟を決めれた。

次のシーンで櫛野さんは改装中の建物の中でダンボールからアウトサイダーアーティストの作品を取り出している。
新しく展示する場を提供して、作品に値段をつけて売ると言う。

そっかー、値段をつけるのか、、。

これはうまくいくのだろうかと思った。
まず値段の基準が難しい。
でも彼の思いはもっとアウトサイダーアートを世に広めて、アーティストを支えたいだ。
当然それにはお金がかかる。
それはわかるが、やっぱり誰にも知られないでひっそりとやっている道ばたに落ちているような作品に価値があるような気もする。
と言っても彼が活動しなかったら今回のアーティスト達を僕はずっと知らなかったのも確かだ。

櫛野さんは見る側から本人もアウトサイダーそのものの道を行くと覚悟を決めた。
それに彼にはもうそれしか生き甲斐などないのだろう。

とりあえずツイッターをあそどっくさんと共にフォローしておいた。









2016年1月27日水曜日

バタバタ

昨晩サッカーがやっていたので、何となく見ていたら、U23のリオオリンピック出場をかけたイラク戦とわかって最後まで見てしまった。
上位3チームしかいけないと言うのを知ってアジア枠の狭さを感じた。

ひいき目なしで若干イラクの方が優勢なくらいに見えた。
縦パスでワンバウンドした時にわざと弾むようにする戦法ばかり使ってきていたような気がする。

最終的にはドーハの悲劇と言われるロスタイムで負けた過去を逆に今度はこっちがやり返したように最後の最後で決勝点を日本が決めて勝った。




だからまあいいのだけど、後半最後の方で時間がないのに大げさに痛がるイラクの選手がいた。

首を押さえているのでよほどのラフプレイがあったように見えるが、スローで見てみると全く日本選手の手はそのイラク人に触れていない。

明らかにウソの痛がりなのに悶絶したように足をバタバタさせていた。
まあ、サッカーではこの手の演技は見慣れているが、改めてサッカーにはこれがあるなーと思います。
結構長い時間試合が止められて、選手の回復を待ったという見方ができる。
実際後半イラクの選手はかなりバテていて動きが鈍かった。
映像で見てみれば分かるのだから試合終了後こういう選手には何らかのペナルティーを課したほうがいいと思う。

そしてこういうウソは申し訳ないが中東の選手に多い。
また中東の選手だから仕方が無いとも思ってしまう。
日本人は特にこういうのは恥と感じる方なので痛がる時は本当に痛いんだろうなと思う。

解説の松木安次郎も「この選手はしょっちゅうこういうのやるんですよ」とはっきり言わなかったが、さすがに呆れていた。

それにしても、サッカーは面白いんだけど、「今のファールだ、ファールでないでしょ」「オフサイドだ、オフサイドでない」は未来永劫永遠に続くと思うと少し嫌になります。

あと、決勝点を決めた原川ってドーハの悲劇の年に生まれたのか、、そうか、、、。




2016年1月26日火曜日

ダイソン

正月休みの最中、母さんが掃除機を買った。

あのダイソンで初売り価格の6万5千円くらいだったと思う。
定価は9万以上します。
ネットで買った方がいいのかもと思ったが、アイフォーンで調べたらそんなに変わりなかった。




僕の圧倒的な推薦により購入してくれたが、僕は単純にダイソンの性能を見たかっただけす。

家に帰ってまずは充電をしなければ使えず、しばらく待ったが待ちきれず充電30分程で動かしてみた。
今朝一度掃除機はかけていたので、意味ないかと思っていたが、驚くほどホコリがとれた。


面白がって何度も何度も同じ所をやるたびにホコリが増えて行き、たまった物を見ると、砂場から手ですくって入れたような細かいゴミが大量に取れた。
特に猫の毛がものすごい取れた。

掃除機ごとき2万円でいいだろうと思っていた母さんは感動して、高かったけどこれにして良かったと喜んだ。
同じダイソンでも本当はコードレスではない方がもっとパワーがあるのだろうけど、どこに持って行ってもコードを気にしなくていいと言うのは計り知れない進歩だった。
これは実際使ってみないとその良さはわからないです。
ただ少し音が大きめなので、アパートとかでは不向きかもしれない。


札幌に帰り際、イマイチ伝わってなかったようなので、猫には念押しで言っておいた。








2016年1月25日月曜日

酔っぱらうくらいの

母さんがくれた粕漬けの漬け物が大好きです。


中でも大根の方はガリっと一切れかじればジュワーっと味がしみ出し、ごはんをハシで持てるだけ持って口に運んでしまいます。
味は少し酔っぱらってしまうくらい濃厚で、市販で絶対売っていない濃さです。

この漬け物は彼女が長年かけて編み出した独特のもので、他に類を見ません。
今度帰ったときは忘れずに作り方をメモしておきたいと思っています。



2016年1月22日金曜日

がぶり名人

琴奨菊が調子いいらしい。




現在全勝は琴奨菊だけで、しかも嫌な対戦相手である白鳳、鶴竜、日馬富士の3横綱はもう倒してしまった。
もし優勝できれば日本人としては2006年の初場所で大関であった栃東以来となる。
10年も日本人が優勝していないのも驚くが、何と言っても横綱が貴乃花以来日本人から出ていないのだから。

一時は日本人の横綱がいない事と優勝すらもできない事に悔しい思いだったが、10年も遠ざかれば慣れとは恐ろしいもので、もうすっかりそんな熱い気持ちも忘れていた。
そこで出てきたこの琴奨菊はスター性がすごくある。

まず顔がいい。

これは意外と大事で、素朴な感じがすごく親しみやすい。
生い立ちも建設会社の息子だから裕福な環境で育ったのでどことなく品がある。
だから昔からある立身出世で貧乏からのハングリー精神と違い、純粋に相撲が好きでここまで上がってきたのだと思う。
このタイプは覚醒すると母国を離れてのし上がってきたモンゴル出身の力士にとって一番やっかいな存在いなるのではないか。



次にパフォーマンスがいい。


時間一杯になった時に両手を曲げて背後に反るあの闘争心あふれる姿。
まずここで観客の拍手がおこる。



そしてもう一つは水戸泉ばりに塩を豪快に上に投げる。
その塩の舞い方も形がきれいで、ここでも観客はさらに歓声をあげる。
彼にとってこういった人から見られている意識する行動をとると、その分だけ腹も座るように思う。

あとは取組だが、彼の得意技が「がぶり寄り」という事だ。

普通の「寄り」と違うところはしっかりとまわしをもって腰を相手の下腹部に密着させてジャンプするような感じで突き上げて行く。
ちょっと卑猥な感じもするが、こうする事によって相手は腰が立ってしまい、踏ん張れなくなってしまうそうだ。
この技は腰の負担も大きい上にかなり難しいらしく、意外と使い手がいないそうです。





だけど彼の「がぶり」は、もっと進化させたものでマワシを掴まない。

腕はもろ差しのように相手の脇に入れるだけ。
相手に腕をかんぬきのようにひねられたりして先端の手が裏返ったりするが、そんなのはどうでもよく、とにかく片手だけでも脇に入ってしまえばいいのです。
おそらくこれをやるのもすごい腕力がないと無理だと思う。

でもこれはマワシをとる必要がないのでとにかく速い。
立ち合ったっと思ったら速攻で彼の形になる。
観客もわかったもので、この形になったら歓声があがる。
そしてグイグイ下から突き上げられて身動きがとれなくなり、たまに身を引いて突き落としもよくやるので、もうどうにもできない。
負けた白鳳に「完璧だ」と言わしたほど、脱出不可能、難攻不落の必殺技が完成する。

まだ3日あるので気は抜けないが、あの「がぶり寄り」を攻略できるものはいないと思う。
彼が今場所で優勝して次の場所もまた優勝争いなどすれば、ちょっとした相撲ブームになるかもしれない。
そして10何年ぶりの日本人横綱の誕生も徐々に見えてくる。


と書いたあとで豊ノ島に敗れて1敗になってしまった!
なんでもっとガブらないのか!
優勝決定戦で白鳳をもう一度ガブるしかない!









2016年1月21日木曜日

とにかく早く

昨日母さんから電話があって、網走はすごい雪で家が埋まってしまったと言ってきた。
さらに息子だったら心配になって電話の一本でもかけてきていいもんだけどね〜とも言ってきた。
そうだ、確かにオホーツク沿岸はすごい大雪で母さん大丈夫かなと朝NHKのニュースを見て思った。
しかし昨晩やっていたアメリカでカルト宗教の教祖になった青年が50日くらいに渡って施設内に立てこもり、FBIと銃撃戦をやったドキュメンタリーに夢中になってしまって、網走が大雪の事などすっかり忘れていた。
だから母さんが色々と言っていたがテレビが気になって曖昧な返事をしていた。








そしてそのカルト宗教の青年がなぜ教祖になれたかと言うと、元々いた教祖である80歳くらいのおばあさんと恋愛をして、あろうことか肉体関係をもったためだと知った時、母さんの電話はイメージが固まる前にとにかく早く終わらせたかった。

でも立てこもりのカルト教団にしてもそうだったけど、食料は十分にあって電気も通っているなら雪ですっぽりおおわれて外に出れない状況ってのもちょっとスリルがあって楽しそうに思えた。







2016年1月20日水曜日

メリーさん

スマップは特に好きではないんですが、今回の騒動はさすがに注目してしまった。


僕的には結果、元サヤに収まって良かったのではないかと思います。
スマップとジャニーズのどちらかを取るとなれば、まだジャニーズという名前の方が価値があると思うからです。

スマップはいずれなくなるけど、ジャニーズはこれからもずっとありつづけるし、ビッグチャンスを物にしたいかわいい男の子は湯水のように沸き上がり続ける。
スマップも年をとるなら支えるファンも年をとっていく。
その長いスパンを考えた時にスマップの存在は思ったより小さいと思います。

でも、今回一般的に叩かれているのはジャニーさんではなく、マネージャーとゴタゴタした彼の姉のメリーさんことメリー喜多川です。





















メリーさんは89歳ながら政財界から芸能関係者まで幅広い人脈と影響力があると言われています。
タレントに厳しい面もあるそうで、まだ幼いジャニーズジュニアような時から入る男の子にとっては底知れない怖さを植え付けられているので、アラフォーのスマップと言えどそのイメージは払拭できないのでしょう。

そしてもし解散をして独立しても、後ろ盾を失った人間のオーラはきっと目も当てられないものだと思います。
それは本人達もすごく分かっていると思うし、個々の能力は決して高くない事も知っている。
だけどもし、もう一つ上を目指すなら今回がチャンスであったのも事実。
おそらく中居君はこのままでは終わらないような気がする。
まだその種火が残っているうちにどでかいクーデターを起こして欲しい。

あまり関係ないんですが、僕は今回よく耳にするようになった「メリーさん」が響き的に気に入っています。
かわいらしい名前だけに余計怖さを出るのでしょうが、さすがに89歳のおばあちゃんが「メリーさん」はかわいいと思う。






















ジャニーズのガチャガチャがあったらメリーさんは真っ先に当てたい。
今回の騒動もこのようなシークレットにメリーさんが出てくるガチャガチャを作るくらいやれば、航路は大きく旋回して宝島に辿り着くかもしれないと思います。
だって元々誰も内輪のケンカなんて興味ないんだから。








2016年1月19日火曜日

姪っ子とソリ

正月休みに兄と姪っ子達でスキー場に行った。



と言ってもスキーではなく、ソリです。
レークビュースキー場が営業していなかったので、一番近い美幌のスキー場に行った。
初めて行くスキー場で、昔は呼人のレークビューか、端野のメビウスのどちらかしかスキー場はなかったのに、バイパスが出来てスルーされないように美幌のヤツ頑張ったな。

着いてみるとこじんまりとしていて頂上の傾斜も初心者向けな感じがした。
意外とスノーボードが少なくて短いスキーヤーの方が多かった。
一周回ってまたスキーの方が人気がでてきたのかわからないが、いい傾向だ。
横から直進する姿勢より、まっすぐ前を向いて滑る方が絶対面白いと思う方です。
入場料はとられない。
勝手にはしっこにあるソリ専用のなだらかな坂で遊ばしてもらえる。




初め見た時はもっと傾斜があってもいいのに、と物足りなさを感じたが、滑ってみると距離があるので一番スピードが乗るところでは結構迫力があった。

姪っ子達は無限のエンジンを積んでいるので何度も登っては滑るを繰り返す。
本当に呆れるほど。
僕は何度か滑ったら疲れて、ほとんど一番上で見守っていた。

今年の正月は快晴で空は透き通った青だからすごく気持ちよかった。
スキーは昔からあまり好きでないけど、晴れたゲレンデは好きだ。
特に頂上から見下ろす景色はスキー以外では味わえない感動があると思う。
今度全部レンタルでスキーに行ってみようかなと考えてしまった。



兄貴は滑らずにずっとボディーボード的なものを口でふくらませていた。
どうやら足で踏むポンプ式の空気入れが壊れていたらしい。

「絶対最後までふくらませるんだろうな」と思った。。。

こういう無理矢理最後までやる所は父さんゆずりだ。
僕もこういう所あるが、兄の方がより濃いみたいだ。

そのボディーボード的なものに兄貴の息がすべて入った頃には僕たちは滑り飽きていた。










2016年1月18日月曜日

大声

大型の本屋であるコーチャンフォーの週末は混み合います。
レジには4人ぐらい店員がカウンターで対応しているが、どれも行列が出来ている。

僕も一番はしの列に並ぼうかなあと入り口ふきんを歩いていると、
「うわ、、混んでるな、、だから来るのはイヤだったんだ、、いいか、すぐ帰るからな!」
と、いばりちらした60代くらいのおっさんが足の悪い奥さんを連れてやってきた。
ただでさえ威張り散らしているのは不快なのに、後についてくるおばあさん(奥さん)に対する態度を見てもっと嫌な気分になった。




とにかく公共の場で大声はよくない。
声だけでなくドアを閉める音とか物を置く音など、何でも音を大きく出してしまう人は僕の中ですぐにマイナス査定が入ってしまう。

理想はそれぞれにあった適切であり最小限の音で済ます事だ。
全部が全部同じ扱いで対応していると大事な事をとりこぼしてしまう気がする。

怒声を発したおっさんはどこかに行ってしまい、残されたおばあさんはふところから新聞紙の切り抜きを何枚もとりだして確認していた。





きっと買いたい本の書評だと思うが、あのイライラしている旦那に頼んでここまで連れてきてもらったのだろう。

店の中央付近にあるパソコンで検索すればすぐ出てくるから、僕が探してやりたい気持ちにもなった。



ちょっと僕が見ていたので待たせていると思ったのか
「お先にどうぞ」
と、やさしくうながしてくれた。

別に待ってたわけではないが、僕は少し頭を下げて行列をつめた。

僕の会計の番になってポイントカードを提示したら、何回レジに通しても反応しないので、再発行の手続きとなった。
以前に5,000円使ったポイントはまたたまって現在12,000円になっている。
結構高額になっているので、いつか失くす前に使った方がいいのだが、たまる楽しみの方が上回っている。

再発行は他の店員もきて手こずってしまい、モタモタしていた。
かなり時間がとられて後ろに並んでいる人に迷惑がかかっている感じだったが、別に気にせずに店員の対応を眺めていた。

そして支払いに今度はクレジットカードを使った時、突然さきほどのおばあさんが横入りしてきて、







「ちょっと、もうこれ、全部探して!」
と言って新聞の切り抜きを店員に押しやった。
店員も突然の乱入者に驚いたが、他の店員にまかせて丁寧に対応していた。

「そしてここに全部持ってきて!」
とさらに隣で追い打ちをかけるように怒鳴っていた。


だけど僕は不快な気分にはならなかった。
なぜならあのイライラした旦那さんを待たせているのを知っているからだ。

大きい声は連鎖する。
誰かが大きい声をだせば、他の誰かがまた弱い相手に大きい声を出してしまう。
きっとおばあさんに怒鳴られた店員は、家に帰って飼っている猫に大きい声を出すかもしれない。
そして世界中の哀れな猫は色んな大声を一身に受けているかもしれない。









2016年1月15日金曜日

ポン!

帰ってくると部屋が荒らされていた。




僕の大事なご神体セワポロロが2体とも自力で脱出を試みたように倒れていた。


落ち着け、よく考えるんだ。。

鍵はしっかりとかかっていた。。















そうだ、昼間に地震があったんだ!







しかもそこそこ怖かったやつ。
たしか震度4だと言っていた。

震度4の揺れは本棚の上に置いてあるセワポロロやシュライヒの動物フィギュアが数点落ちる程度と記憶しておこう。






2016年1月14日木曜日

レクサスオーナーズデスク

友達に結婚式のパンフレットを作ってくれと頼まれたので、打ち合わせの為に会ったのだが自慢のレクサスで迎えにきてくれた。




新車で買うと750万くらいする高級車だけあって走行の安定性はすごかった。
まるで部屋の革張りのソファーに座っているようで、車内という事を忘れてしまいそう。

色々こまかいところもすごいんですが、一番おどろいたのは「レクサスオーナーズデスク」というシステムです。
これはレクサスだけについているサービスで、車に専用の電話が内蔵されており、その電話からコールセンターのお姉さんにつながるのです。

お姉さん「●●様のレクサスでお間違いないですね?」
友  人「はい、●●まで行きたいのですが」
お姉さん「かしこまりました、ルートをお調べ致します」

という具合にコールセンターの方でカーナビに行き先を直接設定してくれるのです。

友  人「あと●●の1時間後の天気も知りたいのですが」
お姉さん「かしこまりました、お調べいたします」

調べているあいだこのシステムについて友人といろいろ話していると

お姉さん「お話中のなか申し訳ないんですけど、、●●の1時間後の天気はくもりのち晴れです」

と会話に割って入ってきたので、生身の人間なんだとあたらめて認識できた。

他にもレストランの予約や飛行機のチケットまでとる事ができると言うから驚きだ。






と、、言っても、あくまで車を運転しながらできるというだけで、ナビにしても天気にしても車を止めてスマホで調べれば済む話だし、もっといえば運転しながらだってSiriでもうまくいきそうだ。
そして誰かに位置情報を知られているのはあまり気持ちのいいものではない。

だからおおかたの場合は同乗者に自慢目的に使われるのだろう。
もちろんそこらへんはコールセンターのお姉さんもわかっているはずだ。
なかにはきっと何度もかけて軽い話し相手をさせているオーナーもいると思う。

少し運転もさせてもらった。
高級車は確かにいい。
だけど僕にとっては車は車であって、どうしてもそれ以上でもそれ以下でもないと思った。
きっとタイヤがなくなって宙にでも浮いてくれない限り本当に違うと思えないかもしれない。











2016年1月13日水曜日

キャベツと人参

ダイエットに何度も失敗している僕ですが、年も変わった事だしまた一から取り組みたいとおもっております。

と言ってももう減らしてはリバウンドの繰り返しで、好い加減に愛想がつきたので、あまり自分にプレッシャーをかけないだいぶゆるいやつで始めたいと思います。

とりあず運動は現在あまりやりたくないから後回し。
ダイエットの基本はとにかく糖分をとらない事が先決らしいので、とりあえず炭酸飲料は厳禁。
炭水化物も極力とらない。
たんぱく質と野菜を多くとる。



野菜はいつものキャベツと人参を刻んだものをひたすら毎日食べて行こうと思います。
それにはこのきざんで容器に入れる作業をしなければなりません。
やりだしたら意外とすぐおわるのですが、たまにそのまま手つかずで捨てることもあります。
大体人参三本、キャベツ半玉で一週間もちます。
たんぱく質はサラダチキンという鶏のササミのかたまりがコンビニでも売っているので毎日1個、納豆もたんぱく質が多いのでこれも1パックとるようにしたいです。

でも同じもの食べていると同じ状況を繰り返すと言うことで、記憶の刷り込みが時間の経過を加速させます。

毎食何かしら変えてバリエーションを考えるようにとか、日々の繰り返しを単調な風景にしないようにしないと今年も気づいたら年末になってしまいそうなので、頭を使った食事をしていかないとダメだと思っています。








2016年1月12日火曜日

デビット・ボウイ

デビット・ボウイが亡くなった。
ルーリードと違ってNHKで流れたり、エンタメのYahooトップニュースになるのだな。




特別思い入れはないのだけど、最近「The Next Day」という2013年に出したアルバムをツタヤから借りて聞いていて、晩年になっても新しい事をやり続けているんだなーと感心していた時でした。
そしてこれからこういうビッグな人の晩年のアルバムを聞いていくのもアリだなと思っていた。

デビット・ボウイの絵を描こうと思って画像検索したけど、彼のイメージって時代のシンボルをその時々で演じていたから意外と固定されていない事に気づいた。
色々あるなかでも上にあるいかにもグラムロック的なやつがイイところなんじゃないかと思う。


僕はスペース・オディティとジギースターダストだけ割と熱心に聴いていた。
どちらも素晴らしい作品でロック史に残る名盤だけど、何故か次のデビット・ボウイを聴いてみようとは思わなかった。

ルックスもよく、曲も詩も世界観もオリジナルあふれる才能に満ちた人だけど、どこか魅力を感じられないままでいた。
ずっと何でだろうと思っていたけど、きっと彼の芯にある真面目な部分がつまらなかったのかもしれない。
ふざけるにしても「真面目にふざける」ような人ではないのかと思う。

でもスペース・オディティは今でもたまに頭に流れる時がある。
そして連絡が途絶えた広大な宇宙をさまようトム少佐の事を考える。
何故か風呂に入りながら聴くとよりいっそう思いを馳せる事ができます。











2016年1月8日金曜日

暖かい歓迎

アパートに帰ってきてドアを開けると暖かい空気に包まれる事があります。






寒い冬にこの歓迎はすごく心休まるもので、独身の身としては嬉しい限りです。

と同時にストーブをつけっぱなしで出てしまった後悔がつのります。
今年に入ってもう2回もやってしまった。

でも個人的には無駄な使い方はしないけど、いくらかかってもいいから光熱費を気にしない生活を送りたいのです。

ストーブもガンガンつけるし、風呂の水があふれても気にしない。
戦士は疲れて帰ってくる。
我が王国は今日も平穏なのです。




2016年1月7日木曜日

対応の速さ

ベッキーの対応が速かった。

今日一日このスクープニュースで持ち切りだったけど、多分この速さはもう少しいじりたかったマスコミとしては少しがっかりしたかもしれない。






トラブった時にはとにかく冷静に判断できる誰かがそばにいるといいと思った。
そしてそれに素直に従って煮るなり食うなり全てを失なってでも身を投げる覚悟がなければならない。
そこら辺はさすがベッキー。
本当は洗いざらい白日のもとにさらしたいのだろうけど、スポンサーがらみでよいお友達としか表現できないのだろう。

人の噂も七十五日。
七十五日もあれば春夏秋冬のどれか一つは終わる事からこの数らしいです。
だから春になればこの話題も収まるのかもしれない。

LINEのやり取りを見ると、億単位の金が流動している商品という呪縛からの解放感はそのリスクを負ってもなおだったのだと思ってしまう。

色々あるだろうけど、彼女を可哀想だと思ってしまう側です。
それに阪神の和田監督を越えるものはいないからまだ大丈夫。
















2016年1月6日水曜日

メキメキ



実家にいるネコが足を少しひきずって歩いていた。



母さんと二人でもうあのネコはかなりの年だから足腰が弱くなってきたという意見で一致していた。
なにしろ彼女の寝床であった押し入れの一番上になる秘密基地にはもうジャンプしていけなくなって久しいのだから。



だけど気づいてしまった。
以前ペット病院で切ってもらった爪がまた伸びていて一つだけ肉球に少し当っている事を。

母さんに定期的に切っておいてと言っておいたのだが、一つ見逃していたっぽい。
室内で飼われているネコは年をとると自分で爪を研ぐ様にならなくなってしまう。
というか、こいつが忘れてしまっただけかもしれない。
忘れてしまった習慣をもう一度覚えさせる事は不可能だ。


とにかく肉球にささりそうな爪は切らなければならない。
これが本当に怖い。

何が怖いかって、ネコの爪はタテに割れるし「メキメキ」と音を立てる。
あれが本当に嫌だ。

一応ネットで調べてネコの爪の切り方を見たが、神経まで切らないようにという余計な図をみてしまったので、もしかして「メキメキ」言っている中に神経が入っているのではないかと想像してしまうようになった。




ネコは終始きいた事のない低音の鳴き声を出している。
母さんがだっこして押さえつけている。
「大丈夫だ、大丈夫だ! 思い切って切りな!」
と言いながら、僕にやらせる。

爪が丸まっているのでハサミが爪と肉球の間に入らない。
だから少しずつ上の方から粉砕していく形で切った。

終わった時はどっと疲れた。
もうできれば二度とやりたくない。
だけど生き物を飼うという事はこういった身を削る責任を経験するからいい事かもしれない。

そのあとネコの歩きは軽快になった。
夜中に突然に普段絶対近づいてこないヤツが近寄ってきて「にゃー」と一声鳴いた。
そういう時はトイレにいく途中のふすまが開いてなかったり、ごはんや水がカラになっている時だ。
だけど両方とも見に行ったが問題なかった。


こんど母さんに本格的なネコ用の爪切りをアマゾンで買って送っておこう。











2016年1月5日火曜日

2016のはじまり

2016年がスタートしました。
2015は響き的にいい感じだったけど、ここからどうでもいい数字の西暦になってくるような感じです。
今年もいつ終わるかわからないブログですが、よろしくお願いします。

年越しは例年通り、母さんとネコとで過ごしました。
基本的に紅白を見ていたのですが、途中で井岡のボクシングも結構見ていた。
多分それで小林幸子を見逃したのが少し残念です。

個人的に良かったのがSuperfly。
初めて見たけど声がすごくキレイでどんどん引き込まれた。
やっぱり圧倒的な実力っていうのは見ていて気持ちのいいものです。

あとレベッカも良かった。
バンドの音しかなく、NOKKOの声がかぼそく聞こえたので、当たり前だけど改めて紅白ってしっかり生歌なんだと思った。
もちろんだから良かったんです。

高橋真梨子の「五番街のマリーへ」も良かったです。
こういう曲がどんどん無くなっていくと思うと寂しいです。
やっぱり阿久悠は良い。

X(エックス)も見たかったけど見れなかった。
たぶん途中で山本KIDと魔裟斗のしょっぱい試合を見たせいだ。

椎名林檎は途中で母さんにチャンネルを変えられた。
そこでちょいエロのオーラ見たさを勘ぐられないために「ちょっと、変えないでよ」と言いづらかった。
去るちょいエロは追わない。

あと、森進一が最後の紅白だと言う事で一応見た。
僕としては去年亡くなった岡本おさみに捧げる意味でもえりも岬を歌って欲しかったが、おふくろさんで決まった後なので仕方が無い。

歌詞を勝手に変えて歌うなと歌詞の原作者とゴタゴタした曲ですが、結局はっきり解決しないまま原作者はお亡くなりになり、何かそのあとうやむやなまま何となく許してもらえた的な事で収まったというのを記憶している。




そんな勝手に歌詞を変えるなって言っているのに、最後に「かあーさーん!」とオリジナルの絶叫をぶち込んできた進一。
それも引っかかったが、それよりも正直いい老人が母さんと叫ぶ姿はどうも情けないように見える。
紅白最後なんだし、どちらかと言えば堂々と威厳と品格を持ってしみじみと「おふくろさん」をうたって欲しかった。
と言いながら僕はいい年こいてモンハンをやりながら見ていた訳で何の説得力もない。

紅白も終わり、ゆく年くる年が始まると初詣に行った。






今年は神社まで続く長い150段くらいある石段を登った。
母さんが登れるか心配だったが、息を弾ませながらも意外と余裕で登りきった。
まだまだ大丈夫だ。

今年は晴れていて穏やかな夜だったので気持ちよかった。






財布から適当に小銭をつまんで賽銭箱に投げる。
みかんと缶のココアを社の中にいる町内会のおじさんにもらった。
人は少なかった。
甘酒も作ってないし、年々さびしくなってきた感がある。

僕の願かけはすごく多いです。
大体5、6個くらいババっと短めに唱えます。
小さい神社だけど参拝者が少なくなっている分、言う事を聞いてくれると思います。