2014年4月30日水曜日

八軒湯

札幌の銭湯は割と調べて行き尽くしていたと思っていたのですが、琴似にある「八軒湯」は以前ウォーキングをしていた時に見つけたので、びっくりしました。

本通りから奥の方に少し看板が見える程度なので、車で行き交うと決して見つける事ができません。



そして改めてこの前、友人と行ってきました。
小樽の小町湯よりはまだ後にできたようですが、こっちの方が古く見えます。
中に入ると昭和感たっぷりで、番台の向こう側の女性の脱衣所も隙間から見える甘さです。

風呂の中の作りは小町湯と一緒でコの時に洗い場があり、その真ん中にこじんまりとした湯船があります。
小町湯も熱かったですが、ここはもっと熱くて入るのにかなり苦労しました。


入ってからポコチンの先がヒリヒリして危険を感じたので手で覆いました。
実際、熱で使い物にならなくなる恐怖がよぎりました。
一度入ってしまえば、熱さにも慣れて気持ちよかったです。
それでも汗がどっと出て、2〜3分で出ました。

一応、水を出してうめる事ができたのですが、常連らしきおじいちゃんがいたので、我慢していたのです。




でも風呂から出て頭を洗っているとそのおじいちゃんが湯船に入ろうとして、
「あちっ! あっついわ〜」
と水をドボドボ入れ始めました。
「あ、やっぱり熱いですよね、僕たちだけだと思ってましたw」
と言って笑い話になり、こんな銭湯にふさわしい庶民的な空気に包まれた。

風呂から上がると全身真っ赤で熱さを物語っていました。
でも熱いお風呂は好きなのでまた来たいです。





2014年4月29日火曜日

ガキに変わる瞬間

昨日、夕食をなか卯で済ませようと思い、券売機の前でどれにしようか迷っていました。
前から思っていたのですが、券売機は料理の種類が少ない店だけにしてほしい。
優柔不断なので、時間が欲しいのですが後ろから人が来ると焦ってしまう。

そんないつもの様に迷って立っていると、ほどなく親子がやってきて、
「わ〜、いろいろあるね〜!」
などと少しはしゃいでいる。
なか卯のどこにはしゃぐポイントがあるのかわからんが、微笑ましい光景だ。


「あ、お子様メニューもあるよ〜!!」
とお母さんだけ騒いでいる。
その下で子供が何かしゃべっている
「見えない」
小さい声だが確かにそう言っていた。
そんなのは関係なく母親はまだ勝手にテンションが上がって一人でしゃべっていた。

僕はただでさへ迷っているのに、隣の親子に気を奪われて余計に迷った。

そうしていると突然子供が
「見えない!」
と大きい声を出してジャンプした。




ジャンプした子供の頭が前かがみでいた母親のアゴに思いっきり当たり、
「ハギュ!」
って母親の声が出た。

しばらく
「いって〜」
と静かだった母親だったが、さっきの陽気な感じとはうってかわり
「てめ〜、、このクソガキ〜、、いてて、、ガキこらぁ〜、、」
と自分の子供ではない対処の仕方になりました。




子供は券売機の隙間に逃げて
「見えないんだもん、、」
とかぼそい声で正当性をアピールしていた。

僕は慌てて、何を食べるかなどどうでも良くなり、牛丼(並)単品のボタンを押した。
とにかく、あのお母さんの変貌っぷりが怖かった。

個人的に女性がああいう言葉を使うと百年の恋も醒めてしまう方です。
でもその後店内ではやさしいお母さんに戻っていました。
子供ももう怖がっている様子がなく、また色々文句を言っていた。

確かにあの子供を制するには、あのぐらいの怖さでいかないといけないかも知れない。
でもちょっと「てめ〜、、このクソガキ〜」は怖かったです。






2014年4月28日月曜日

マイナススパイラル

この度、連休に入るというのに風邪などをこじらせてしまいまして、、。
昨日なんぞもひたすら横になると言うつまらない休日でした。

何度も風呂に入っては少し復活して、また寝るを繰り返します。
値段の高い風邪薬など、どこまで効いているのか全くわかりません。

僕の場合はとにかく扁桃腺が腫れて長引くので、とにかくのどの炎症が収まらない事にはどうにもならないのです。
出口の見えない時間の中、微熱とのどの痛みがわずかずつですが、時間とともに治まってくれるのを待つしかありません。
ひどい時は1週間くらいダラダラと続きます。
そして年をとるとともに治りづらくなっている様な気もします。


そんな苦しい時間の中でも日ハムがテレビで中継しているので、この苦しみから少し解放させてくれるかと思いきや、負け知らずの大谷翔平君がバカバカと打たれていました。

「あ〜あ、、日ハム負けているなぁ〜」って朦朧とした意識の中で思って見ていましたが、そのうち寝てしまいました。
目が醒めると画面では栗山監督の涙をためて「なんとかします、、」と敗戦後のインタビューを受けていた。

微熱と頭痛が続く中、せめて日ハムだけでも元気が良ければ気休めにもなるのですが、このマイナスのスパイラルはひどいと思いました。

なので、きっと僕が元気になれば日ハムも勝つと思います。


2014年4月25日金曜日

無印 鳩時計

無印の通販で鳩時計を買いました。


元々、小さい台を買おうと思ってネット通販を利用したのですが、20,000円以上は送料が無料になるとの事で値段合わせの為に購入したのです。
その埋め合わせのわりには5,000円くらいしてしまうんですが、見た目の可愛いらしさに満足しています。

時報ではその時間の回数分、1時なら1回、9時なら9回と鳩が「パっポッ!」と鳴きます。
半分の30分の時は1回だけ鳴きます。

初めのうちは少々うるさく感じていたのですが、次第に慣れてきて今では気持ちの区切りを付ける目安になり重宝しています。

部屋が暗くなると鳴かない様になっていますが、朝の大体6時くらいには明るくなって鳴きます。




鳩時計と別の部屋で寝ているのですが、十分な音量で聞こえてきます。
そして夢と現実の狭間で鳩が鳴く回数を数えるのです。
7時には起きなくてはならず、どうか6であってくれと祈ります。
6で止まった時はまだ1時間あると言う事なので、心の中ですが小さくガッツポーズをしています。

でも、最近実はこの鳩の声で起こされているかもと疑っていて、なんならあの鳩のヤローが睡眠の邪魔をしているのではないかと検証中です。








2014年4月24日木曜日

カレー&ギョウザ&陰謀

引っ越して以来、久しぶりに「みよしの」に行ってきました。
帰り道のルートにちょっと外れていたのが行けなかった理由です。

でも、新しい土地でのみよしのはカウンターしかなくて、店員も細い通路に2人で仕事をしているのですが、やる事が無くなると行き場がなくなり、客の前で立っているしかないのです。



ちらっと見てみると、目はうつろで(と言うか、そう見えてしまう。。)目線は左下に向けられています。
逃げ場がなく、こうしているより仕方が無いと言うのは良くわかるので、同情すら覚えます。


だけど、どうも目の前で立っていられると食べづらい。
むしろ椅子に座ってスマホでもいじっていてくれた方がいい。

後ろでは餃子がオートマチックでジュージュー焼かれており、冷酷なブザーがまるで何かの命令のように必要以上の大きさで鳴ります。
その焼くマシーンも冷凍の餃子を並べてボタンを押すだけと言う誰でもできるものです。
なので、従業員のやる事も割とすぐ終わる仕組みになっています。

他のみよしのの店は大体が広くてゆったりしています。
店員の作業風景も奥にあるので見えません。
この度、ただ立っている従業員の目の前で黙々とカレーを食べると言う仕打ちは、店員を含めて何か大きな力の陰謀に巻き込まれている感じがしました。

この店をオープンする時、誰かがこういう状況の絵を思いついて作ったのでしょうけど、きっとこの動物園見たいになる所までは気が回ってなかったと思います。

「カレーを食べている人を見る」なのか、それとも「何もする事がない拘束された人間を見る」なのか、この状況はどちらとも言えず、わかりません。





だけどお互いのパワーバランスはずっとイーブンであって、最後まで崩れる事はありません。
そして意識しだしたとたん、味などどうでもよくなりました。







2014年4月23日水曜日

ヤワな皮膚

最近、よく歩いているので足の裏が痛いです。


太ももや足全体にかかる疲労などは何とかなるのですが、外側の皮膚はそうもいきません。
きっとこれは以前より体重が増えているので、負担がかかっているのだと思います。

ランニングでも同じで、体は走る事を欲求しているのだけど、足首だったりちょっと部分的に痛みがあるために走れないがあります。

体重の増加も原因の一つですが、普段車ばっかり使っているからこんなにもヤワになっているのです。

それにしても
「体重増える」→「皮膚の負担が多い」→「痛い」→「運動やめる」→「太る」
と言った悪循環スパイラルにハマるのを是非とも防がなくてはなりません。

雪も融けたし、そろそろ本格的なランニングを始めたいと思います。





2014年4月22日火曜日

徒歩で帰宅

昨日は会社の帰りを歩いて帰りました。
約5kmなので1時間程度です。
だけどいつも汽車や車で往復しているので、すごく未知でとんでもない事のように思えます。


河川敷沿いを夜道歩くのは風情があって良かったです。
風もなく世の中はいたって平和でした。
汽車賃210円も浮きました。
で、歩いてみて思ったのはやっぱり5kmって結構あるなぁって事です。
いつも走って約30分という距離ですが、僕の精神的カラータイマーは1時間が限度です。
それ以上はどのジャンル問わず飽きてしまいがちです。
なので、徒歩で5kmはちょうど良かったです。

ところが家に着いたら会社に家の鍵を忘れている事に気づき、結局車で今歩いてきた距離を往復するハメになりました。


こういう時に限って鍵を忘れるとは我ながらドジだと思います。
苦労して歩いた距離を車で雑に消化するのは忍びなかったです。






2014年4月21日月曜日

小樽 小町湯

先週、小樽で一番古い銭湯に行ってきました。
「小町湯」と言い、創業は明治15年だそうで、現在経営者のおじいさんが従業員で働いており、明治30年に経営を譲り受けたそうです。


外観は125年も歴史があるから、きっと様々な改築を経てこのたたずまいになったと思います。
どこらへんが改築されていったかはもはやあまりわからないんですが、長く続いていると言う主張はとくに感じられず、何もアピールしていない普通にちょっと古い銭湯って感じが好感を持てます。




浴槽はちょっと広めの自宅風呂って感じで、下手すると自宅でこれより大きい浴槽で入っている人もいるのではないかと思うくらい小さいものでした。

でも昔の銭湯特有のつくりで中腰になるくらい浴槽は深く、そしてなにより熱かったです。
僕の好きな円山温泉も同じく深くて熱いので、昔の銭湯ってこうなんだと思いました。
きっとこの深い浴槽は最近の銭湯で見られないので、子供やお年寄りが溺れる危険性からやめているのだと思います。


風呂から上がると番台のおばさんが居なかった。
しばらくして戻るや、番台の箱へまたいで入っていました。
横から扉が開くとかでなく、穴に入るそのスタイルは改良される事なく125年間やってきたのでしょうか。
そして番台は女性の方がやる分には問題はないので、ここに嫁いできたら箱女確定なのだと思います。











2014年4月18日金曜日

自宅風呂

引っ越して最大の変化の一つに風呂があります。




前住んでいた所はシャワーしかなかったので、湯につかると言うのは銭湯にいくしかなかったのです。

今は毎日、湯を張って入っています。
灯油ボイラーなので、お金の事も気にしないでジャブジャブ入っています。
必ずiPhoneで音楽を流しています。

初めは憧れの自宅お風呂に感動しっぱなしの日々でした。
1ヶ月も過ぎた今となればもうそんなありがたみも薄れていますが、それでも小さな幸せを感じています。




結構長く入るので必ず少しのぼせます。
上がったあとは脱衣所でしばらく横になって、汗が引くのを待つ事が多いです。
入り過ぎはあまり体に良くないとも言いますが、こののぼせた状態は昔っから好きなんです。

ごちゃごちゃした日常の事もどうでも良くなり、ただただ呼吸をするだけの空間がストレスをやわらげてくれます。

あと、細かい事ですが、家にお風呂がある事により今まで関係のなかったアイテム「入浴剤」があります。
よくコンビニとかで見かけては「俺には関係ない、、」と素通りしてきたので、これから色々試していきたいと思ってます。







2014年4月17日木曜日

お金のかからない塾

先日、帰りの汽車に乗っていたら、汽車が走りだしたのにも関わらず、携帯で怒っているおばさんがいました。


出入り口の通路にいたのですが、どうやらタクシーに少しぼったくられた感じで電話の向こうの旦那さんか誰かにグチっていました。
あまりに大きい声だったので、知らず知らず内容も入ってきます。
どうやら普通あの距離だと700円くらいなのを900円くらいとられたと言っています。
そんな大した額でないし、もう汽車動いているし、いいかげんにしろと思った。

電話が終わって横にいた子供が
「お母さん先にタクシーに乗って、あたし少し遅れたからその待っている間にメーター上がったんじゃない?」と言うと、母親は
「そうだ、絶対そうだ、くっそーあのタクシーのやろーめ、メーター止めておけよな〜」とまだ怒りは収まっていなかった。

そして少し時間たって、そのお金がらみの延長からか、子供が
「あたしスイミングスクールいくの止める、だってお金かかるでしょ、、あと塾も、、」
すると母親は小さい声で「塾はいいのよ、、お金かかんないんだから、、」と言った。

お金のかからない塾?
まあ、事情はよくわからないが、お金のかからない塾ってあるのかとぼんやり聞いていた。

「あ、そっかー! お兄ちゃんも塾のお金払わないんで終わったんだよねー」と子供が少し大きめの声で言った。



そこで母親が「他の人がいる前でその事言っちゃだめ、、、」と低い声で子供を叱った。
「うちはタダでいけるようにしたんだから、、、」


う〜ん、、、やはり、、、。
想像はできないが、とにかくいかがわしい、、。
何らかの事情で塾のお金を払わないで済んでいるのはわかった。

さっきの200円の誤差でタクシーの事を愚痴っていたような母親なのだから、各地で多少の無理をゴリ押しているに違いない。
きっと世の中にはその雑音を誰かが真っ正面から受け取っているのだろう。

そしてスイミングスクールの生徒は減って行く。






2014年4月16日水曜日

寿司屋が始めた店

近所に海鮮丼のお店がオープンしてました。


持ち帰り専門で種類は66種類もあります。
店内はこじんまりと狭く、受付の女の子と奥に男性の方がいました。
酢飯の匂いが立ちこめて「寿司屋が始めた海の丼」と壁に書かれていた。
握らない以上寿司屋がどれほど関係あるかわからないが、ないよりいいと思う。



どれも540円と一緒なので、一番コスパが高そうなウニイクラ丼を買った。
ウニ100円の回転寿司で食べるミョウバンが効いたやつでしたが、全然食べれるレベルでした。
これからも買って帰る事が多くなりそうなので、長く経営してくれる事を願います。
テイクアウト専門なのですが、駐車場がないから少し不便だと思います。

まるたけライン
★★★★★
星5です。



2014年4月15日火曜日

ボブディラン 後編

ジリジリと列に沿って進み、会場に入るとバックの中身をチェックされます。
だけど後ろがすごくつっかえているし、面倒だったので、
「何も持っていません!」と振り切って入った。

とにかくセルシオへ簡単にチケットを売った件と言い、どこかルーズな感じでした。




500円でワンドリンクだったので、これも少し並んでようやっとビールを買いました。
会場に入ってから片手に持ちながら、開演までさらに1時間近く待ちます。

僕の左には太いスポンジの柵があって反対側の連中に肘置きとして、ほとんど占拠されていました。


ですが時間をかけてジリジリと自分の領分を増やして行き、最終的には完全に寄っかかれるくらいにしました。
しかし、それでもこの外からライブ終了までの立ちっぱなし4時間は相当きつかったです。
まず僕の場合、足のウラが悲鳴をあげて、色々地面との設置面をつま先の方だったり、かかとの方だったりと分散してしのいでいました。
ボブディラン自体が71才だし、年配のファンも多いのできっと僕なんかよりもっと大変だったと思います。

それに加えてビールのせいでトイレにも行きたくなり、前半はかなりの所まで我慢していました。



チケット予約はすぐ行った方だと思うのですが、場所は真ん中あたりでした。
それでもドームクラスのアリーナ席といった感じです。
顔もはっきり見えます。

ビールも飲んで1時間待たされての開演だったので、始めボブディランが出てきた時にはすごく興奮しましたが、ボブディランは終始、右手にマイク、左手でハーモニカをもって腰にあてがうと言う同じポーズだし、ほとんど動かないので5〜6曲目あたりでもう眠たくなり、あぶなく落ちるとこでした。

曲が終わっては拍手をして、次の曲が始まり、「あ〜あ、また知らない曲だ」と思って見るループが続きます。
演奏自体は超一流のバックバンドなのでプロの演奏を楽しめるのですが、こうも知らない曲ばかりだと正直キツかったです。

でもアンコールで知っている曲のウォッチングタワーとブローインザウインドウをやったそうですが、それもアレンジがききすぎて原曲のかけらも見分けられず、全くわかりませんでした。

何より最後の方は疲れもピークに達していて、この人ごみの中で人様の迷惑にならないよう気を張る方に意識が持っていかれていた。


アンコールの2曲も終わり、会場が明るくなっても拍手は止まず、ステージに太った外人がギターを片付けに来たり、警備員が立った所で観客ももう完全に終わりなんだと了解したのか、拍手はなくなりました。
と同時に変な笑いがザワザワっと大きく全体から出ました。
おそらくスタッフの外人がギターをもったので期待したのか、もしくは拍手を送りつつも、出てきたら出てきたでもう疲れたので困ると言ったものだったのか。
つまりあの失笑は「お互いもういいでしょ」と言う意味です。
少なくとも、そう聞こえました。





ボブディランでした。
まぎれも無い本物のボブディランだった。
ただこちら側が勝手に作り上げたイメージのボブディランは永遠に来日しないのです。

もう本人にもどうする事ができません。
マイケルジャクソンと同じで、どんな事があっても人類は伝説として祭り上げ、ドロがついたとしてもキレイに拭いてあげて、何事もなく自分たちの淡くて純粋なイメージを崩さない様に気を配るのです。

もしかしたら、そういうのも止めさせようとボブディランはしているのかも知れない。
だから結果良かったです。
少なくても全く媚びていませんでした。

ボブディラン、これからも聞きます。
でもごめんなさい、やっぱり僕は「血の轍」までのしか聞きません。

終わり。





2014年4月14日月曜日

ボブディラン 前編

行ってきましたボブディラン。



ボブディランが札幌で見れる!と言うのを知ったのは12月。
そこから年をまたいで1月早々にチケット予約が始まり、すぐチケットを取ったのです。

2階席の座ってみれる席が22,000円。
1階のスタンディングは13,000円とかなりの高額チケットです。
会場のZEPP自体のキャパが小さいので2,000人程度ですが、少々高すぎると思います。

4時会場入場、5時開演だったのですが、もう3時30分くらいから会場の周りに長蛇の列です。
4月と言えどまだまだ寒くて、これでもし雨でも降っていたらどうなっていたのか、わかりません。




ゾロゾロと入り口まで列に沿って歩いていると、1台のセルシオが列の横の小道に入ってきました。
「おーい、スタッフー!」
「当日券あるのーーー?」
と窓から上半身を出して大声で言ってきた。

「え?、、あ!はい!ありますよー」
と言い、スタッフは列をかき分けてセルシオまで小走りで向った。
僕は「え?あるの?」と思ったし、「そんな雑に買えるのか」とも思った。


3ヶ月も前から予約して虎の子の様にチケットを持っていた事や、追加で友達の分を買おうと思ったらネット予約が終わっていて、すごい焦り慌てて何とか電話してとった経緯などがあるので、尚更まさかのドライブスルーで買えてしまうのに拍子抜けしました。
まあ、席は後ろの方だと思いますけど、それでも何かバカバカしくなりました。


中には外人が「チケットゆずって下さい」と言う言葉を掲げて歩いてました。
セルシオの件で当日券があるとわかった以上、こいつらの「ゆずって下さい」はチケットをタダでくれと言う事です。

きっと急な用事で突然のキャンセルを狙っての事なのでしょう。
うまくいった事もあるのかな?
それにしても異国の地でこういうちょっとはずれた事をやるのは、いくら日本と言えどちょっと危険だと思う。


つづきます。


2014年4月11日金曜日

バレバレのツム

ラーメン屋でラーメンを待っている間、ツムツムしていたら横に並んでいる学生らしき奴らの話し声が聞こえてきました。

「でもよーツムツムとかってちょっと恥ずかしいよなー」
「まだパズドラだったらいいけどねー」
「あれやるのは女子だけだよ」


それを聞いて僕は画面を見られない様に隠したのですが、右手の人差し指でツムを消すスタイルだったので、ちょっとバレたかも知れません。

一つ言える事は君らが後からツムりだしても、俺の方が上だぞと言う事です。
こうしている間にも俺のツムは指先のあくなきこすりによって育っているのだ。

果たして君らの明日はどっちなんだ?
まっすぐにツムっているとは言いがたいじゃないか。

2014年4月10日木曜日

裕ちゃん

泣いています。




今日先発で投げた斎藤佑樹がベンチで泣いていました。
家に帰って日ハム戦を見ようとテレビをつけたら、ピッチャーは矢貫に変わっていました。
2回途中での降板。
2年ぶりの勝利へ向けてのチャレンジ。





ベンチでは斉藤の後を投げて勝利投手の権利をものした矢貫が横に座ってました。
気分良く談笑しているのですが、斉藤は放心状態のまま何もしゃべっていない感じです。
せめてもの救いは矢貫のおかげで負けが付かなかった事です。

ただ、遠目で見ても涙目なので相当悔しかったと思います。
今や日本国民のほとんどが裕ちゃん頑張れと思っています。




でも泣くのは何とかしてほしいです。

明治の男は泣かないそうです。
もちろん明治生まれではないのですが、何となく日本男児は泣かない美学があると思います。

そういう僕もすぐ泣きます。
悔しい思いをすると奥からウルっと込み上げるタイプです。
人の事は言えません。

だけど裕ちゃん。
「裕ちゃん」と呼ばれないで、「斎藤佑樹」と呼ばれる印象が強くなってほしい。
もう一回、先発とは言わないから、敗戦処理でも一軍で投げさせてほしい。
このまま終わって欲しく無いです。






2014年4月9日水曜日

戻れない部屋

休みの日、1ヶ月ぶりに以前住んでいたアパートまで行ってきました。
1ヶ月経つと町並みの様子が少し変わります。
店が潰れて新しいのが出来るサイクルは相変わらず激しいです。


アパートの前に車を停めて、玄関まで入りました。
そこからはオートロックになっているので入れません。

懐かしさと言うより、何故入れないのかちょっと不思議なくらいでした。
二度とここの生活に戻りたくないですが、関係が途切れてしまった事は寂しいです。
自動扉の向こうからは他人の空気が漂っていました。



そして僕の部屋だったポストに新しい鍵がついていました。
ピンク色だったので女性の方かもしれません。
3月10日には入居すると言うので急がされましたが、本当に入ったのだと実感しました。

個人的にはこのアパートの中でも一番景色が良かった所だと思うのでラッキーな人です。
今住んでいると事と比べて、ここの部屋が勝っている点は雄大な手稲山が一望できる事でした。
実際、この部屋に決めた理由もその景色を毎日見る事ができる事だったと思い出した。
今の所はカーテンを開けても隣のアパートの窓と言うのが悲しいです。。



2014年4月8日火曜日

朝のツムツム

現在、ラインのゲームで「ツムツム」というものハマっています。
ハマっていると言うか、導かれたという感じです。

ラインで繋がっている友達からハートが頻繁に送られてきます。
これをもらうとゲームが1プレイできるのです。
初めは無視していたのですが、少しずつ興味本位でやりはじめて、いつの間にか友達同士の週ランキングを意識するようになり、負けじと頑張るのですが後から始めたのでやってもやっても追いつけない状況です。


朝、早くから友達からハートが送られてきて、「ああ〜、今ツムっていたのだな」と布団に入りながら朦朧とした意識の中で思います。

昨日とうとう、遅々として進まぬ状況を打破しようと600円課金しましたが、焼け石に水と言う程度の進歩しかありませんでした。

全く、これからいつまでツムればいいのでしょう。
たまに夢の中でこのゲームの中のパズル連鎖が出てきます。。








2014年4月7日月曜日

ミュシャ展

近代美術館でミュシャ展がやっていたので見に行きました。


その前の日が初日だっと言う事もあって、かなり賑わっていました。
昔から若い女性に人気の絵だけあって、女性の割合が多かったです。
昔から幾度なく見ているけど、ポスターとかリトグラフばっかりで、油絵とか印刷でない物は初めて見たかも、、。

基本的に女の人が中央にいて、それの周りに自然の植物で囲むと言った構図がほとんどです。
早くから成功をおさめて、ポスターと言う大量印刷の革新的技術の恩恵を受けた画家でした。
とにかく売れに売れて、名誉と地位、相当な財産も手に入れたのですが、祖国のスラブ民族をロシアやドイツから救う活動にも熱心でした。
きっと芸術面に限らず、優しくて人間としても完成された人だったのでしょう。

絵に関しては完璧で非の打ち所がない。
ただし、作品数が多すぎて価値が逆に下がっている様な気がします。
どれか1枚でも十分歴史的偉業だと思うけど、圧倒的で完璧な作品の量の多さに最後は胃もたれします。
おそらく、政治活動にお金が必要で働きまくった結果だと思います。



ただミュシャを嫌いと言う人は少なく、大方の人が好きだと思います。
だけど「とことん好き」って言うのもまた少ないような気がします。
何となくどこか飽きてしまう傾向もあると思う。

出口付近でミュシャのこんな言葉がありました。

「芸術を通して一般の人も美しいものに気を向ける社会を作る」

言葉の言い回しはこんな感じだったと思います。
とにかく世の中を本気で変えようと思っていたのはわかりました。

その願いはこれからもずーっと少しずつだけど叶えられていくと思います。
何だかんだ言って素直に美しいと思うものばかりなのですから。





今回久しぶりにまたこのアートオブジェを買ってしまいました。
クリムトの「接吻」です。
7,800円。
近代美術館の売店のおばさん達が毎回あたふたして対応してくれます。
多分、めったに売れないからなのかわかりませんが、いつもあたふたします。
あたふたが見たい方は是非このオブジェシリーズを買ってみてください。
季節によってあたふたも違います。






2014年4月4日金曜日

第三の男

久しぶりに映画を見た。
基本的に約2時間拘束されるのが嫌で見ないのですが、面白い映画は別です。

今回見たのは昔っから見よう見ようとして、いつも二の足を踏んでいた「第三の男」です。

面白かったです。

僕が今まで見てきた映画で1、2位を争うかも知れません。
質の良い昔の小説を読み終えた感じで、わかりやすいのにすっごい考えさせられるものでした。

映画史上でもかなり上位に入ってくる超有名な映画ですが、白黒なのでもうそんなに見る人はいなくなっていると思います。


主人公はこいつ。
売れない小説家でアメリカ人。
友達に仕事を紹介されてオーストリアのウィーンまで何も持たずに尋ねてきた。
こいつは正しいし、カッコイイ。
おそらく世の中のほとんどの男はこれに近い格好良さを身につけていくと思う。


だけど着いたと同時にその友人が死んだと知らされる。
そして知り合った刑事からは最低の男だったと言われて、友人の名誉回復の為にすぐには帰らずしばらく滞在する事になる。


様々な情報を得ようと周りの人間に出会っていると、死んだ友人の恋人に会う。
そしてその美しさに惹かれつつ、友人の死が聞く人によって話が違う事に気づく。



その死んだ友人が実は生きていて、刑事の言う通り最低のクソ野郎だったと思い知らされる。
実際何の弁護もできないクソ野郎です。

でも、この死んだ男役のオーソンウェルズはすごい怖かった。
こんなのと対峙したら一言もしゃべれないと思う。
これも今まで見た映画の中で一番怖かった人物。

今までこんなに作りが丁寧でキレイな映画は見た事なかったです。
笑い、涙、友情、恋愛、推理、社会情勢、アクション、何か全てが整然と適正な量で全てが満たされた。

物語は見ている方の願い通りに進む。
進むけど、けど、何か見過ごしていないだろうかと思わずにいられない。

多少の犠牲を払ったが、全ては丸く収まった。
そして世の中はどちらかと言えば、丸く収まる傾向にある。

テーマは僕の好きなグレート・ギャツビーと似ていてる。
誰もが皆、失われ続ける。
絶えず少しずつにせよ、失われ続ける。
何をすれば良いのかと言えば、その失われる速度をどれだけ緩めれるかだけだ。

主人公は緩めた。
正しかった。

個人と社会、どちらを優先させればいいのだろう?とほとんどの人が永遠のテーマとして背負う。



その答えは、これも映画史上屈指の名シーンとされるノーカットでヒロインが並木道を歩いて去って行くシーンに凝縮されている。
このヒロインが最後まで死んだ男を信じ続ける。
そしてその具体的な答えは一切説明されない。
短いセンテンスが所々出てくるので、それでうっすら判断するしかない。

この女の一途な思いがあったからこそ、見ている方はもう一度話を考え直す事になる。
果たして、、?と。


もっともっと様々な角度からこの映画は仕掛けがあって、まだ整理がつきません。
売れない小説家って言う設定もすごく意味があります。

話の大筋を作った小説家であるグレアム・グリーンはこの映画が出来上がった後に、ちょっと設定を変えて小説として改めて出しています。
その理由が「この映画をもっと多くの人に見てもらう為」出そうです。
普通、小説の方が深く切れ込んでいけそうですが、これに限っては越えるのは無理だとわかっていたと思います。

思うに、ここまでの物を考えてまとめるのって無理なのではないか、、。
多分、戦争をリアルタイムで体験した人達が明日をもわからない強烈な精神のゆさぶりによって作ったものだから、ここまで難しいテーマをシンプルに作り込む事ができたのだと思う。

エビスビールでおなじみの曲がずっと流れていて、シリアスな場面でも関係なく使われるのですっごい違和感があります。
でもそのギャップが逆に怖さやハラハラを引き立てる。
これも初めての体験でした。
今こんなのやったら実験的過ぎる。

ま、とにかく久しぶりにとんでもないものに出会った。
しばらく映画見てみるかな、、。








2014年4月3日木曜日

解放された人

帰り道でなにやらちょっとあやしい店があったので、興味本位で見ていたら、



後ろから「そこはイカンぞー」と言う声が後ろから聞こえてきました。


振り向くと、路地裏に立っているおじさんが
「そこは、これアリの店だから」
と左手を胸のとこにあてて、もむ仕草をした。

突然話しかけられた事に驚きつつも
「ああ、そうなんですかー、はは、、、」と
笑ってごまかしたが、よく見ると



思いっきり立ちションしていた。

しかもどこかの店の壁に。

その時は「あ、立ちションしてる」と話しかけられた事に気を奪われて、その程度で終わらせたが、立ち去ってだんだん何かおかしいと思い出した。

そして改めて落ち着いて考えるとあれはヒドい。

まずどこかの野っ原ならいいが、普通に店の壁にしょんべんをブチかけている。
あと、チンチン丸出しで他人に話しかけてくるのもすごい。
さらに立ちションは普通コソコソっとモラル的に隠れてやるもんだろう。
少なくても僕に見られても大丈夫だと思っている。
もちろん、何の悪びれる感じがない。

外見はどこにでもいる普通の人で、身なりも汚いわけでない。
小便の勢いも割と豪快で勢いよく大量に出ている。
あれは完全にリラックスしていないと出ない水量だ。

もしまた見かけたら慌てず、「カシャ!」と画像におさめたいです。
そして小便が手にかかるくらいの声量で「おい!」と言ってやりたいです。