2014年3月31日月曜日

貧弱な供給

今度の新居ではブレーカーがよく落ちます。

以前の所はオール電化と言う事もあって、ブレーカーが落ちると言うのは1回あったか無かったかでした。



そう言う生活に慣れていたので、この貧弱な電源供給の扱いに困っています。
まず一番気をつけなければならないのがドライヤーです。
よくやるパターンが朝、ドライヤーで髪を乾かしつつ、コーヒーメーカーでコーヒーを沸かすコンボです。
これは大体の確率で落ちます。

その次が電子レンジ+電気ケトルで、とにかく電子レンジとドライヤーの2大モンスターを使う時は注意しなければなりません。

別に落ちたからと言ってまたブレーカーを上げればいいのですが、Macが心配です。
こう何度もブチブチ強制的に電源を落としていると、いつかデータが全部消えたなんて日も来るかもしれません。

しかし、あのブレーカーが落ちた時の静まり変える感じは、夢から醒めた現実に似ていて興味深いです。
日常生活で音が無くなると言うのは割と怖いものです。
今回、再審で無罪になった元死刑囚のニュースが良く流れていますが、音が無い3帖1間の独居房って1日いるだけでも絶対耐えれないと思う。

2014年3月28日金曜日

考える事を止めたモノ

引っ越しして、約1ヶ月が経とうとしています。
すっかり荷物も落ち着くべき所に落ち着き、すっきりしてきたのですが、まだまだどうしてもまとまりきらないものあります。



大きめのクローゼットが2つあるのですが、一つをその「まとめきれないモノ」用に使っています。
もしくは「いつか必要になるモノ」「捨てて後から後悔しそうなモノ」などです。

もっと言えば、「どこにまとめるかと言う事の考えを止めたモノ」で、いわゆる「保留」です。
これが一番ダメなもので、ほっておくと次に引っ越すまでずーーーっとあるかも知れません。


あとこのVHSビデオテープも困っています。
これを最後に再生したのはもう15年くらい前です。
住む土地が変わる度に連れ添っているのですが、こういう当時そこそこいい値段で買った物も中々手放せません。
これも「保留」もしくは「考えるのを止めたモノ」です。

他にも今はもう体型が変わって着れない革ジャンだったり、Gジャンもやっぱりいい値段がしたので捨てれずに困っています。

もしこれらを捨てたら、それはそれで気持ち良さそう、、。





2014年3月27日木曜日

わたしのMacがテレビ

昔から買おう買おうと思っていた、Macの地デジチューナーを手に入れました。
値段は近くのヤマダ電気で16,000円でした。
ポイントとか商品券で9,000円で購入。


出たのは結構前ですが、かと言って新しいものも無くて、ちゃんと動作するか不安でした。


B-CASカードと言うものを専用のケースみたいなものにセットしてUSBでMacに刺します。
このカードは不正に改造されてCS放送やスカパーなどタダで見れるものなどが蔓延して、各地で捕まっている人がいますが、おそらくそう言うのは新しいものが必ず通る道だと思います。


それをテレビを受信する穴に差し込めば終わりです。
もちろん画質も地デジですからすごくいいです。
見るためにはアプリもインストールしますが、こちらも問題なかったです。

改めてiMacって電源ケーブル1本だけで動くから、昔のごちゃごちゃ配線が何本もあった時代を思うとすごいなぁーって思います。
ですが、残念な事に今回この地デジチューナーをつける事によって2本になってしまいました。。
まあ、それでもいいんですけどね。


これでこの1台のMacに、パソコン、テレビ、ビデオ、ゲーム、ビデオ、CDラジカセ、あと大量のビデオテープとCDが詰まっていると思うと、いい時代になったと思います。
これに関しては昔を懐かしむ事なんてありません。
どんどん進化して欲しいです。

Macは20インチですが、大きさもこれがちょうどいいです。
27インチは仕事で使ってますが、1人部屋には少々大きいような気がします。

予約録画もできて、録画したものをiPhoneに持って行けます。
今回の引っ越しでテレビの購入をかなり考えたのですが、これで全部解決しました。

結局なんだかんだ言って、今も時代はテレビなのです。




2014年3月26日水曜日

幽霊

朝、何度か通勤していると、当たり前の話ですが同じ時間帯に歩く人に気づいてきます。
そこで時間的に「あの人があそこを歩いているんだから大丈夫か」と思う人もチラホラ出てきています。


そのうちの一人で、いつも前を歩いている小柄な女性がいるんですが、その人の歩くスピードが速いのです。
見た目は別にせわしなく歩いている訳ではなく、いたってゆっくり普通に見えます。
ですが、僕が一生懸命速度をあげても一向に追いつけません。
最近ではちょっと怖くなって、幽霊かもしれないとまで思ってます。



2014年3月25日火曜日

キタカ

引っ越してから、運動の為に汽車で通勤するようになりました。

そこで初めて手に入れたこの「キタカ」。
2,000円払って1.500円分の汽車賃をチャージ。
使わなくなったらこのカードを窓口に返せば500円は戻ってくる。


初めは財布からカードを出して改札を通っていたのですが、友達から財布に入れても反応すると聞いて、挑戦してみる事に。
思えば昔からみんな財布を当てるだけで通っているのが不思議だった。



他のICカードが入っていると反応しない事もあるとも聞いたので、なるべく他のカード類とは一緒にせず、背面の一番薄いポケットに入れた。


さあ、いざ財布を当てて見ると、すんなり反応して通れた。
頭の中ではブザーがなるのを覚悟していただけに拍子抜けした。
どういう仕組みなっているのか、、全く信じられない。
ただ通るときは初心者じゃないよと言う顔した。
僕はいつもコレですよと。

そのうち他のICカードと2枚重ねだろうと、厚みがあろうと関係なく反応して問題なかったので、絶対なんでもないのだけど、未だにブザーが鳴るのではないかと、通る時ちょっと怖い。





2014年3月24日月曜日

はい、ユーホー

この前、ヨドバシカメラの前であやしいおっさんが、何か配っていた。



人を待っていたので、しばらく見ていたが誰一人受け取る者はいない。
本人もそんなにやる気がなく「はい、ユーホー」と言ってるだけ。

しかし「はい、ユーホー」って開き直り過ぎだと思う。
かと言って「○○に興味ありませか?」では怪しまれるだけだ。
多分どうせ怪しいんだから、変に取り繕っても仕方が無いと思っているんだろう。

少し可愛そうだったのと、興味もあったので一つもらった。


受け取っても別にありがとうも何もない。
また「はい、ユーホー」と繰り返していた。



中身は漫画になっていて、ラウルと言う人がフランスで宇宙人に会ったと言う話。
ど頭から嘘で、最後まで嘘です。
実話です。
例えばモーゼの十戒で海を切り開いたのはUFOが上空で風を送ったからだそうです。


宇宙人の故郷では、記憶は注射で覚えるので、暗記しなくてもいいそうです。



今まで宇宙人に会った人は限られていて、仏陀、キリスト、モーゼ、マホメット達だけ。


ミステリーサークルは人が作った事がもうわかっているのに、未だに宇宙人が作ったと言っています。


とにかく怪しいを通り過ぎて飽きれてしまう内容なのですが、漫画にする事でフラフラしている若者をキャッチしようとしている。

ときおり上の絵の様にふざけ方が唐突だし、真剣にだまそうとするとこうも醜くなるのかと思い、その小さなイラっとする感じがクセになって何度も見てしまいます。

イラっとして笑える。
おそらくこういう感情からいじめって始まるのかも知れない。
そんな僕の様な心の持ち主の前に決してUFOは降りないのだろう。



2014年3月19日水曜日

出るタイミング

いつも部屋から出る時、隣や向かいの住人と被らない様に気をつけています。

でも長く住んでいるといずれ、はち合わすのでしょうが、そのXデーがいつなのかドキドキしてます。

「今度新しく越してきた○○です〜、よろしくお願いします」は多分とっさには言えないかも知れないから、「こんにちは」程度になると思います。


他の住民の朝の出勤時間は半月暮らして大体把握しました。
それでも一応、家を出る前に何か音がしないか耳をそばだててます。
そして他の住人が出そうだと思ったら、少しタイミングをずらしてます。

とは言っても、こういうのって意外と合わなかったりします。
以前住んでいた所は、学生寮みたいな所ですごい数の人が住んでいましたが、ほとんどすれ違うと言う事はありませんでした。

こういうのって、気になる人はすごい気になるんだろうなぁ〜、、。

2014年3月18日火曜日

ペットサウンズ

引っ越して半月が経ち、未処理のダンボールもなくなり、ようやっと普通の生活を送れています。




棚には以前の部屋と同じように結局CDをズラっと並べる事になりました。
本を全部読み返そうと思っていますが、このCDも端から順に聞き直してます。
とりあえずランダムに突っ込んだので、同じアーティストがくる事はあまりありません。


そして、CDラジカセで聞きながら、ライナーを読むと言う高校生みたいな事をしています。
僕の場合、解説とか人からの刷り込み情報によって曲を理解します。
「曲」と「解説や詩」の割合が半々です。
ひどいものになると、音はどうでもよくなって、それよりその曲にまつわるバックグラウンドが大事だったりします。


最近聴いているのはビーチボーイズのペットサウンズです。
この超名盤を以前はあまり好きになれなかったのですが、今回改めて聴き直してみるとすっかりハマってしまって、ここ3日間くらい部屋でかけっぱなしです。

解説は山下達郎が書いていて、当時発売されたレコードの時と、後からCD化になった後に加筆を加えているのでえらい長さになっています。
とにかくビーチボーズと言うよりも、ブライアンウィルソンについて熱弁をふりまくり、20年たった後に加筆する時も同じかそれ以上の熱量で語ってきます。
おまけに1曲1曲丁寧に音楽的分析をしているので、その情熱ぶりは本当に圧倒されます。



さらにさらに熱狂的なブライアンウィルソンのファンの萩原健太と言う評論家が、山下達郎のライナーがあるのにも関わらず、まだしゃべってきます。

とにかくお二人ともブライアンウィルソンを神のごとく扱い、ベタ褒めで終始するわけですが、僕はこの希代の天才ブライアンウィルソンよりも他のメンバーだったり、スタッフが同じレベルまでよくついていったなと思ってしまいます。

一切の妥協を許さないあまりにもストイックな作業で、メンバーが少しでも能力的劣ると感じる時は外部の人間を使ったりしています。

ツアーに同行せず、サーフィンもできないこの男は一人黙々と曲を作り続け、大方出来た所でメンバーをツアーから呼び寄せ、声を入れさせた。

メンバーも最初は今までのビーチボーイズと違う楽曲に不満を言ったが、彼の熱意と、なにより今まで聴いた事のない素晴らしい曲の前に何も言えなかったのでしょう。

何でもビートルズのラバーソウルを聴いて、ブライアンウィルソンは焦ったそうです。
ここで書かれている表現として「感動」や「衝撃」などではなく、「焦った」としているのは同じ様な事をやろうとしていたのに、先を越されたと言う事なのかもしれません。


後にこの「ペットサウンズ」を聴いたビートルズのプロデューサーが、より完成度の高いコンセプトアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」を作ったらしいので、お互い意識しあっていたのでしょう。


ただどちらも、全力出し切ったのか、これらのアルバムを作って下降路線に入っていったかもしれません。
ビーチボーイズはこの後「スマイル」というペットサウンズを越えようと試みたアルバムを作ろうとしたのですが、ブライアンウィルソンのドラッグ依存だったり、精神的不安定から未完のものになったそうです。


その後この「スマイル」を2004年にブライアン本人が改めて録音して完成させたそうですが、あの23歳の美しい声は失われていて、一部のファンから支持を得なかったそうです。
特に伸びる高音が出ないのが致命的だった。

その後ビーチボーズは紆余曲折あり、版権の裁判でもめたり、仲良くなったり、また別々になったり、メンバーの初期メンバーでブライアンの弟2人が死んでも「解散」という形はとっていないのです。

11曲目の「I Just Wasn't Made for These Times 」を山下達郎はベストトラックにあげている。
僕は今回改めて聴き直して、こんないい曲だったとは恥ずかしながら今まで感じられずにいた。
どの曲も他のアーティストでは聴く事のできない、不思議な魅力に溢れている。
思うに、、メンバーの中に「3人兄弟+従兄弟」がいたって事がかなり大きいと思います。
でないとあの息が合って、ぺったりと張り付いた美しいコーラスが出来ないと思う。

とにかく底抜けに明るくて、ひたすらに切ないこのアルバムは、一般の人よりも特に作曲家達を魅了して止まない。
本当に美しい。






2014年3月15日土曜日

最強レース

今回のアパートは出窓で嬉しかったのですが、カーテンを閉じるとその出窓が隠れてしまって、使えなくなってしまうのです。


開けていたら使えるのだけど、向かいの部屋から丸見えになるので、どの部屋もレースカーテンで閉め切って、外の景色を見ながら過ごすと言うのは諦めているようです。

だけど出窓の棚の部分がもったいないし、カーテンを閉めると部屋が窮屈にな印象があります。
昼間は日の光も欲しいし、これは何とかしなくてはと思いました。

色々調べた所、最近のレースカーテンはずいぶん発達していて、と言うか僕が無知なだけかも知れませんが、


この2つの効果が備わっているすごいレースカーテンがあるのです。

・遮 像……これは昼間もそうなのですが、特に夜、部屋の明かりをつけているとレース越しから人の影がわかってしまうのを防ぐ効果があります。

・ミラー……これは特に昼間など外からの光が鏡の様に反射して内部を見えにくくします。

さらにこれに加えて「遮光」もあって、等級で1級や2級と別れています。


そこで僕は今回、突っ張り棒を出窓奥の壁につけて、レースカーテンの中でも全部最強の「遮像・ミラー・遮光1級」のものを選びました。
正直そこまでレベルを上げると、若干入ってくる日の量も減少しますが、それより出窓部分が使えるので部屋も広くなったし、明るくなりました。


外から確認しても大丈夫でした。
せっかくカーテンを買ったのに、突っ張り棒+レースカーテンと言う出費をしていしまいました。
だけど部屋作りの基礎的な所は手を抜いたら、ずっと違和感を感じて過ごす事になるので、なるべく早く解決していくようにしています。
まあ、今回に限っては元々、男の一人暮らしなので、そんなに気にする事もないのですが、外から見えてしまう相手の事もあるのでそうも行かないです。






2014年3月14日金曜日

1DKの考古学

引っ越しして、壁や床にキズをつけないように気をつけていますが、住んでみるとそんなにキレイではないのがわかってきます。

やはりパッと見ぐらいではほとんどのキズや汚れを探すのは難しく、結構大きめのものですら、全くわからないでいました。

前回住んでいた所は新築で入ったので、そんな事がなかったのですが、今回の所は築9年目で住人も僕で4人目だから当然です。


最近、画鋲を壁に刺していいものだか、迷っていたのですが、よく注意深く壁に顔を近づけて見ると、結構小さな穴があいている事に気づきました。

それで僕も安心して画鋲を刺してカレンダーなど飾ったのですが、その画鋲の穴にどんどん興味が出てきて、部屋中くまなく見て回る事になりました。

「ああ、これは穴が一つだからカレンダーだな」とか「この位置は時計だろう」とか「この平行線で並んだ穴はのれんか何か布物を垂らしていたな」とか色々わかってきます。

そして「この位置は無いでしょ」とか以前住んでいた亡霊達の配置センスを疑ったりしています。

中には本当にわからない穴もあって、ここに一体なにが必要だったのだろう?と考え込む事もしばしばです。

穴の他に汚れやクロスがはげた所などもあります。
玄関の両サイドの壁に突っ張り棒をした跡があって、上の窓からの視線を気にした人がいたようです。

確かに台にでも上がったら向かい側の部屋の通路が見えました。
おそらく女性の方が向かいの男の人を意識したかもしれません。

そんな昔の住民の痕跡を辿ると結構面白くて、小さなロマンを感じている事に気づきました。

なるほど、考古学の面白さって壮大な物になったらたまらんだろうな、、。
まだまだ、色々出てきそうなので、ヒマな時に発掘作業にいそしみたいと思います。









2014年3月13日木曜日

引っ越し9 後編

続きです。

次に住む賃貸アパートを決めてから引っ越す前に、不動産屋の営業マンと1回か2回電話のやりとりがあり、用事のついでに何となく思い出したから、もらい損ねたQUOカード3,000円は下さいと言った。
担当の営業マンからは「わかりました〜」と心良い返事を頂いた。

これが最初だった。



そこから1ヶ月の間、引っ越し準備に明け暮れ、遅くなった引っ越し業者の手配や立退料の問題やら、その他もろもろ契約しているものの解約、住所変更で忙しかったので、そんなQUOカード3,000円ごときは忘れていた。

二度目。
入居日の2日前に鍵がもらえたので、店に直接行った。
受け取った時は担当の営業がいなくて、代りの人が対応してくれたのだけど、その時もQUOカードはくれなかった。
一応、「ちなみにQUOカードってどうなりました?」と聞いた。
「ああ、その件でしたら、担当の者に伝えてポストの方へ入れるよう指示しておきます」と言われた。



まあ、担当ではないのだから、事情を聞いている訳ではないのだと思ったし、それより鍵が手に入った喜びが大きかったので深くは追求しなかった。
でも「ああ、良かった言わなかったら貰い損ねる所だった、危ない危ない、、」と安心した。

その後、引っ越し作業に追われた後、改めて思えばQUOカード3,000円ってもらってないよなと思い出した。
ポストに入れると言っていたけど、伝えてくれていないんだと思ったし、きっとあっちも忙しくてそんなのは忘れしまったのだろうくらいに思っていた。

入居してから1週間くらいたった。
契約書と家賃の引き落としに必要な書類がまだ届いていないので確認しに店に行った。
僕の方の証明書関係を出すのが遅れたせいもあって、まだ書類が出来ていないと言われたが、その時は担当の営業が店内にいた。
手ぶらで帰りたくもなかったので、「QUOカードってポストに入れてくれると言っていたんですけど、どうなりました?」と聞いた。



だけどこの時、春の引っ越しシーズンで店が混んでいて、何となくの体で済まされた。
僕もあんまり邪魔はしたくなかったので、気の弱さから逃げるように店を出てしまった。
もうすでに契約を済ませた僕にはそれほど興味がなくっていて、それよりもわんさか来店する新しい金づるに目が血走っていた。

これが三度目。

ここら辺から、こんなに何度もQUOカードの事を聞いては物乞いのようで少し情けなくなってきた。
少し腹立ったが、よく考えても考えなくてもやっぱり3,000円は大金であって、どんなに情けなくなっても絶対欲しかった。


たまに1,000円の間違いではなかったかと確認した事もある。
もし1,000円だったら面倒だからいいかなくらいに思った。
だけど店内にデカデカと3,000円と書いてあった。
実際3,000円と言う単位は大きい。
そこそこ気分を晴らせる金額なのです。



その頃にあっては大きいお金の諸問題は大体見通しがついていた。
そして切実にお金が(今もそうだが)なかったので、あの時何の価値もなかったQUOカード3,000円がどんどん無視する事にできない価値になっていた。


さらに1週間ほど待っていたが、もちろんQUOカードはポストに来なかったし、それよりもあちらが言った契約書が出来上がっている日にちはとうに過ぎている。
大体それすら、何の連絡もなかった。
連絡がないので、僕はてっきり契約書と一緒にQUOカードもポストに入れてくるのかと思っていた。
でも、ひょっとしてこれは僕が取りに行かなくてはいけないのかと思い直したが、それにしても連絡が欲しかった。
なので、休みの日に再度出向いた。

するとまた担当の営業がいなかった。

出てきたのは、明らかに昨日今日入った新人の女の子が相手をしてくれた。
すごくあたふたしていて、契約書らしきものを渡してくれた。
そこでも一応、「QUOカードどうなりました」と聞いたのだけど、女の子はテンパっていて、小声で頼りない。
「担当の者に言って、電話させます」と言ったので、ここでも仕方なく店を出た。



顔が赤かったし、あんなに一杯一杯の顔されてはどうにもならない。
それに僕もその日は休みで、もうそれ以上時間を使いたくなかった。

これで四度目。

でも受け取った書類を出てすぐの店先で見たが、振込先に関するものがない。
おかしいとは思ったが、もうこれは直接管理会社に聞いてやったほうが早いと思った。
だけどQUOカードが解決していないのです。
これだけはこの不動産屋からもらうしかない。

そしてその日、「電話させます」と言うから待っていたが、とうとう来なかった。

この時はもうくれる気がなくて、何とかごまかそうとしているのではないかと疑い始めた。
大体、一番始めに「僕今から買ってきます!」と言った「是非あげたいです」と言う態度がまるでない。





これも予想だけど、このQUOカード3,000円は営業マンの売上げからの実費なのではないのだろうか。
でないと「僕、買ってきます!」にはならない。
店側でカードを切らせているなんてウソで、各営業が契約を確定させる後押しになるチェックメイトに使っているはずだ。

次の日も待っていたが、電話は来なかった。
夕方になってこれは少しキレていいと思い、電話した。


とにかく終わらせたかった。
でも普段あまり自ら怒りにいく事がないので、どう切り出していいかわからない。
結局普通の話方になってしまったが、また担当の営業がいないので他の人が出た。
電話くれると言うから待っているが来なかった事、そしてQUOカード3,000円を強めに言っておいた。
すると僕の口調から少し慌てた様子で「必ず電話させるようにします!」と言ってきた。

ああ、とうとう強めに言ってしまった。
言ってから後悔するほうで、少し罪悪感があった。
だけどこれはもうさすがに絶対だろう。

だけど電話は来なかった。

夜の8時になっても来なくて、担当の者でなくていいから、書類とQUOカードくれたら終わりなのにと、まただんだんと腹が立ってきた。
これはもう明日がっつり言うしかないと決意をした9時頃に電話がかかってきた。

「お世話になっております〜。●●支店の●●です〜」

この声は独特で、少しゆっくりとした訓練で身につけた感じがする。
だけど即座に「申し訳ありませんでした」と来たから怒る気にならなかった。
「受付の担当の者が新人で〜」などと言い訳をしてきたが、その前からずっとあったのにと言いたかった。
「今からお伺いしますので、契約書持って行きます。
あとQUOカードも、、」

そしてこの人特有の間があって、「いえいえ、明日僕が取りに行きます」を待っている感じだった。
でももう終わらせたかったので「はい、では、お待ちしております」と返事した。

そして30分ほどしてやってきた。
不動産屋は目と鼻の先にあるので、距離的には大した事ないが、やはりわざわざ来てくれたので、「ありがとうございます」と書類とQUOカードを貰った。
隣の住居人が来たので早々に別れたが、これでこの人ともお別れだ。
対応はイマイチだったような気もするが、今回のアパートは造りがすごく良く出来てるのc安いので本当にラッキーだったから色々あったが結果感謝している。

なにより、とりあえず、、とうとう手に入れたQUOカード!

勝った!

いや別に勝ってはいない。
むしろ何度も下さい、下さいと言って、人の価値が下がった。。。






見てみると近くのローソンで買ってきた事がわかるものだった。
今買ってきたとなると、やはりQUOカードは各営業の営業費から支払っているのではと思ってしまう。
それだもの「担当のもの」「担当のもの」と回されるはずだ。

今回の件、確信して一つ言える事がある。

「言わなきゃくれなかった」

それはすごくハッキリしているので、どうも後味が悪いです。






2014年3月12日水曜日

引っ越し9 前編

今回の引っ越しは何か事情があって仕方なくやったのでもなく、ずっと前から手稲区に飽きていたのであって、基本的に今年中のどっかでやろうと思っていたのです。

なので不動産屋に部屋を探してもらった時もほとんど下見程度、もしくは暇つぶしだったのです。
これから部屋探しと言うささやかな明るい未来をゆっくり楽しもうと思っていたのに、まさか軽い気持ちで入った一店舗目の不動産屋で決めるなんて思ってもいませんでした。

その日はお昼から探してもらって、終わる頃にはすっかり夜になっていました。
担当営業の人は1日僕につきっきりです。
別にそんな苦労は気にしないでいましたが、今回住む事になった良い物件が見つかり、まだ一店舗しか見てもらっていないのに気持ちがグラグラ揺れました。

前回の引っ越しの時、決めかねる物件があって1週間迷ったら、他の人に取られてしまいました。



その時は駆け引きなどではなくて、本当に無くなるんだと驚きました。
でもまあ、後からその物件を見る度にボロボロな外観から、あそこに決めなくて良かったと思ったりしたものです。

そんな経験もあったものだから、今回もこの物件はすぐなくなると思い込んでしまいました。
実際こうしている間にも目の前で担当の営業がパソコンでは出てこないホットな空き情報を電話で探している。
きっと様々な不動産屋でこんな事が起こっているのだろう。
そんな揺れ動いている気持ちを後押ししたのが、その営業マンの夜遅くまでつき合ってくれた疲れ顔でした。
そんなのは査定基準から外していたのにも関わらず、最後の最後にわずか指先で背中を押される感じで、決めてしまったのです。

実際、僕も休みの日曜日に疲れてしまって、早く帰りたかった。
その時、営業マンは一応決めたと言った客でも口約束の時点では何にも意味をなさないのからか「今、キャンペーン期間中でして、ご成約者様に3,000円のQUOカードをプレゼントしています」と言ってきた。
これはまだフワフワ気持ちが揺れ動いている客に対しての作戦だ。
確かに3,000円もの金券を受け取ってしまっては、いくら心変わりしたしても断りにくくなる。
でも僕はそんな事より、これから引っ越しにかかる見積もりで出た19万円をどうしようかでパニクっていた。
「あ、今、カード切らしていますので、ちょっと買ってきます!」と営業マンが外に出ようとしたので慌てて「あ、いやそんなのは今度でいいです、、」と制した。


その時は見積もりの19万円という単位に比べ、そんな3,000円ごときなんの価値もなかった。
それより、家に帰りたかったし、しつこいようだがお金をどうしようと頭が一杯だった。

長くなったけど、この「QUOカード3,000円」をこの時「今度でいいです」と言った事について後からすごく後悔したのです。。。


つづきます。



2014年3月11日火曜日

引っ越し8

この度、新しい住まいでは思い切ってネットを止める事にしました。
僕の使い方だとiPhone5でテザリングで十分なのと、ネット回線の月4,000円をケチろうと判断したからです。
今度の住まいは家賃が以前住んでいた所に比べ、4,000円近く高いのでこれで何とか月々払うお金を同じにしたかったのです。

ですがこのテザリングは「7G制限」と言うものがあって、パケット量がこれを越えると動画など重たいページなどはほとんど見れない状態になってしまいます。

実際今までこの7G制限をくらった事がないので、どれだけ使ったら制限を受けるのかわかりませんでした。

容量のリセットは月始めの1日からだそうです。
そしてとうとう、9日目のお昼くらいにauからメールが来ました。



このメールがきた後もしばらくはスイスイと動画を見れたのですが、ちょっと用足しに外に出て午後2時くらいに帰ってきた時にはもう遅くなっていました。

YOUTUBEでR1グランプリなどを見たり平均1日2時間くらいは動画を見ていたと思うので当たり前かも知れません。
もちろん今回は全く気にせずに使ったらどのくらいで上限に達するのかも知りたかったのですが、いざ制限されると結構不便です。

YAHOOなど文章だけのページは少し遅くなったくらいでも読み込んでくれるのですが、動画はしばらく読み込ませないと無理です。
たまたま絵を壁に取り付けたかったから、額の紐の付け方を知りたかったのだけど、やり方を検索して絵入りの解説を見てもピンとこなくて、YOUTUBEにあった丁寧に教えてくれている動画をどうしても見たかった。



少し動いては止まり、しばらく待ってまた少し動きだすと言う感じでスゴくストレスがたまります。
よほどの事がない限りこの遅さで動画は見たいと思いませんが、中にはどうしてもと言うのも出てくるかも知れません。

そしてネット環境がなかった7年前は特に不自由に感じる事がなかったのに、この依存の仕方はちょっと自分が思っている以上にヤバいのではないかと思うようになっています。

だからこれを期にまたテレビ、動画なしの生活に戻ろうと思います。
結局、テレビや動画と言ったものはこちら側が何もしなくても、勝手にバンバンやってくれるので楽なんです。
だけど楽の裏側には目に見えない損なわれていくものが一杯あります。
受動的ではなく、こちら側が気を向けないと動かないものに気を向けたいです。








2014年3月10日月曜日

引っ越し7

少しずつダンボールから荷物を取り出していますが、とにかく中々片付かない。。
まずはどこに何をどうしまうかが決まっていない。
なので、今やっている事は大雑把にこれはこっち、これはあっちと言う具合に寄せているだけです。
そしてすっごい捨てまくって生き残った物達から、さらに間引いて捨てまくってます。
持って来たはいいが、一体これのどこが必要だと思ったんだと言うものが沢山出てきました。

CDもどうしようもない物は思い切って捨てました。
CDに関しては全てデータとしてMacに入っているので、邪魔でしょうがないのですが、かと言ってMacで音楽を聴くかと言うと、味気ないのでCDラジカセで聞いています。

理由としては、と言うか言い訳としては、どうもマウスをクリックしてパソコンから聴くと、聴き手の自分が部外者のような感覚になる。
CDで音をかけると、あくまでも所有者である僕がこの音楽を選んでかけたって言うのがあるから、かなりの割合でその音楽は僕の物だと言う錯覚からの独占欲が満たされる。

何が言いたいのかと言うと、この音楽が良いと思える自分を認識したいので、ケースからCDを取り出して聴く方が、より満たされると言う事です。
多分これはかなりわかってもらえるような気がします。
ああ、でもここまで言ってもデータになっているCDは邪魔だと言う思いが拭いきれないです。

まあ、CDよりも一番多いのは本。
本に至っては一度読んでから、もう一度手にして読む事は稀で、でもそのすっごい稀な時の為に並べておくっていう具合です。
その「稀」ってどのくらいかと言うと小説なら2〜3年に一度くらいです。
もうしばらく本は買いません。
すでにちょっとした図書館になってしまったのだから、後はこれらを読み返すだけにします。
大江健三郎が言ってました。
「本当の読書とはリリーディング(再読)だ」と。


改めて所有物を確認してみると、買った経緯など思い出して今まで考えていなかった角度から自分がわかる。
持っている本でどういう人間かある程度わかると言いますが、虚栄心やら背伸びしている見たく無いものまで、わかってしまいます。


次にオブジェ。
僕は割と立体物が好きで、良く一目惚れで衝動買いしてしまいます。
買ってしばらくはいいのですが、しばらくすると見飽きた風景と混ざり、何のトキメキ
も感じなくなります。

そうなるとオブジェなぞは何の役にも立ちません。
全部、物の価値としては最低賃金のペーパーウェイトへと集団就職です。

基本的にオブジェと言うものは、周りに何もない状態で見るのが一番美しい。
キレイに並べて置いても他の個性や色と反発し合って価値が下がる。
これに関しては、十分なスペースを取って、月に一度置物を変えるようにした方がいいのかもしれない。
元々はそう見られて初めて価値が出ると思います。
なので残りは押し入れ行きでごくごく個人的な巡回展覧会みたいにしてみる。

あとは思い出の品々。
母さんからの手紙はかなりの量で、A4のファイル3冊くらいあります。
読み返しても、元気かとか、貯金しろだの体が痛いだの、同じ様な内容です。
だけどこれは将来僕が老人になった時にしみじみ読み返す風景が浮かぶので、捨てれません。
それと友人達からいただいた物。
これも消耗品ならいいのですが、妙にキレイなまま残っていると、捨てるのが申し訳なく思ってしまう。

あとは着れなくなった値段の高い服。
これらもダイエットして痩せたら着ようと思っていても、さらに太り続け5〜6年過ぎています。

合理的に考えるとこれらの物は全て無駄なのかも知れません。
そして物事は何でも増える傾向にあると思います。
いい事も悪い事も少しずつ蓄積して増えていっている。
その中で減らす行為と言うのは、知性を磨く行為と前向きに考える事を怠っていない生き方かも知れません。
何事も執着から解放されるのがいいのでしょうけど、おそらく自分では感じる事のできない執着している事からの脱出は無理なのでしょう。

それとは別に何か思い切って捨てた時は「捨ててやったぜ」と自分に勝った気持ちになります。
現時点でも日々何か増えて行ってます。
インプットとアウトプットの量を同等にしたいです。
物に勝たねば。





2014年3月7日金曜日

引っ越し6

以前住んでいた所の管理会社から補修代金の請求が来ました。

立ち会いの時は内装業者が居て、管理会社から来たポマードたっぷりつけた若い奴に電卓を見せていた。

僕は全く予想もつかない青天井の額に怯えていたが、「8万」と言ってきた時は、以前にも書いた通り頭がクラっときた。

血の気が下がる感じがして「とてもそんなのは払えない」と言いつつ、何とか安くならないか言ったが、汚れたり破損した箇所を見つけては指摘しながら言ってくるので、どうにもならない。
何と言っても汚したり、傷つけたのは僕なのだから何を言っても立場が悪い。

だけどここで何度となく使われる「経年劣化」という魔法の言葉がある。
生活をしていく上でどうしても劣化してしていまうものに関しては払う義務がないのです。

例えば今回で言えば壁のひび割れ何かがあって、それはそういう対象でした。
だけど少しの傷で壁紙全部変えるとなれば、そんなものは関係ないのです。
タバコも吸ってないので黄ばみとかはありません。
だから壁はまだ良かったのですが、床は全部取っ替える感じでした。
そして3月10日には新しい入居者が来るというので、ポマードは僕との弁償交渉に加え、残り10日で内装工事が済むのか心配していた。



8万のうち大家と僕でどれだけの割合を折半するのかの問題を残したまま、その日は帰ったが、ポマードの言い方だと8:2で僕が8払う形になるかもしれないだった。

その返事を月曜日にしてくると言っていたのに、中々来ず、とうとう2日後の昼休みに電話が来た。
僕はやりかけのモンハンを投げ捨て電話に出た。

少しかしこまった感じできたが、僕はどれだけの額が来るのかわからないので「はい」と言う返事を重みのある感じで答えていた。

「○○さんに払って頂く金額は26,500円です」

僕は最悪5万くらい覚悟していたので、内心「お、助かった、、」と思ってしまったが、だけど何の内訳も聞いていないあちらからの提示額だったので、今度は急に26,500円がとんでもない額に思えてきた。
そして即座に初め大きめの金額を言っておいて、後から正規の値段をすんなり払わせるマニュアルなのかもと思った。

何と言っても2万以上なんて普段よほどの事が無い限り使わない額だ。
なので安くすんだと言う思いを隠しつつ、全く歯切れの悪い納得いっていない態度を全面に押し出し続けた。
おそらく何を言っても全ての答えをあちらは十分に用意している。
ポマードからはそういう覚悟が、言葉のはしばしに見え隠れしていた。

内装業者、大家、自社の上司といったもの全て相手にしてきたのだと思うと、多少の同情はあるが、正直たかがワンルームの簡易的な作りの部屋にそこまでお金がかかるのかと思ってしまう。

予想だけど内訳は後になって何となくわかった。
おそらく8万いくらから、僕と大家で半分ずつ払う。
その半分から敷金の残りの金額17,000円引いたのが今回の26,000円なのだ。
そう思うとやっぱり少し損しているように思う。。



今回、反省点としては部屋のキャパ以上の行動をしていた事だ。
ロフトベッドに自転車、キャンプ道具など、今思うと到底受け入れる事ができてなかった。
部屋が狭くなればそれだけメンテナンスが難しくなる。

あと本棚がパンパンになる程の本とCDも扱いきれない巨大なものだった。

あそこに引っ越した時は布団とラジカセ一つだったのに、いつの間にかあんな化け物にしてしまった。
今度の所はとにかく「増やさない」「増やしたら出す」を念頭にやっていこうと思います。

だけど以前の化け物のパーツをかなり持ち込んでいるから、まだ全部荷解きをしていないのにも関わらず、そこそこのモノになっています、、。




2014年3月6日木曜日

引っ越し5

今度の住まいは全面フローリングでとにかく傷が付かないようにと気を使う。
そこそこ頑丈な感じもあり、重い物を引きずるか落とさない限りは大丈夫だと思うのですが、細かいキズを見つけては初めからあったのか、それとも僕が早々傷つけてしまったのか悩む時があります。

以前この部屋を使っていた人は3名ほどいたと思いますが、キレイに使っていたようです。
それとも補修されているかも知れません。

壁はところどころよく見れば小さく剥がれている所もあり、退去時に請求されないよう証拠として写真を撮っておきました。

出窓の部分はおそらく植物か何かの鉢を直に置いていたらしく、腐食して色が変わっていますが、このぐらいはいいです。


なので、重い物の底面には全てフェルト加工のものを貼付けています。
色々調べてフェルトが一番傷が付きにくいとわかりました。

フローリングについて調べると、ものすごい数のグッズが出てきます。
傷防止から補習キット、掃除関係など種類も豊富で、フローリングの床に住む以上、避けて通る事ができないトラブルがある事を証明しています。

とにかく今現在、部屋の主は「床」→「壁」→「僕」と言った順になっています。

2014年3月5日水曜日

引っ越し4

さんざん迷って結局ロフトベッドを捨てる事にしました。
市の粗大ゴミで出すとたったの500円でした。


今度の部屋に置けばまた登って寝る生活になってしまうのですが、そのかわり下にもう一つ部屋ができるという魅力はなかなか諦めきれずにいました。

でもやっぱりこの巨大な鉄の塊を置くとなるとフローリングをヘコませるかもしれないし、何よりホコリがたまりやすいのです。
そしてあまり寝返りをうてないので、十分に伸びる事ができず、全身のコリもあったはず。。
やはり何か無理してやるとどこかひずみが出て、うまくいかなくなると思います。
なので今回の新居は無理せず、自然の形で行こうと思っています。

それにしても全面フローリングなので、動きが慎重になり、自然とスローになりつつあります。
気をつけている事は何事も2つ同時にやらないって事です。

2014年3月4日火曜日

引っ越し3

今回一度見積もってもらったアート引っ越しセンターを断ったけど、引っ越しの日付がせまり荷物をまとめるにつれ、だんだんと不安になり四方八方引っ越し業者に見積もってもらったがどれも間に合わないか、値段がすごく高かった。

大体、急な申込みは足下を見られているので、業者の方も値段を大きく言ってくると思った。
アート引っ越しセンターはわざわざ僕のうちまで来てもらって、見積もってもらったので、荷物がどれだけかしっかり把握しているからあの値段なんだと知った時は断った事を後悔した。
でもどこの業者も折り合いがつかず、駄目もとでもう一度アート引っ越しセンターに電話をかけたら時間指定さへしなければオーケーという返事がきた。
当初言われた金額が高くてびっくりしていたが、この時はこの値段でやってもらえるなんてなんて良心的なんだと感謝したくらいだった。



それにしても、、、まあその専門の人だから当り前っと言っては当たり前なんですが、体は細いクセに重い荷物を軽々と運び出して行く。
しかも駆け足で持って行く。
僕が1つ持つのにえらい苦労したダンボールを2個積んで持って行く。

2人できたのだけど、部屋からトラックへの荷物の積み降ろしは一人でやっていた。
もう一人はトラックの中に物入れたりまとめたりしている。
初めは交互に運び出すのかなと思っていたら、新しいアパートにも先ほど運んでいた兄ちゃんが一人でやった。
きっと1件につき交代してるのかも知れないが、底知れぬ体力に脱帽した。


大胆ながら繊細、動と静の区切りがはっきりしている動きで新しい住居に入れる時は、特に丁寧に扱っていた。
これはお金の払う価値がある。
一人では絶対無理だった。
荷物もさる事ながら、道も雪解けが激しくザクザクで、車がハマった日には最悪のシナリオが待っている。

最後にジュースでも飲んで下さいと1.000円渡した。
初めはそういうのはルールで断るのかと思ったら、ありがとうございますと嬉しそうに受け取った。
チップは暗黙の了解で会社的にもアリなんでしょう。
最後にアンケートを書いて下さいと言われた。
「僕たち必ず読みますんで」と言われたからには書かずにはいられない。
きっとこれが評価につながるんだろう。
ある意味がんじがらめの制度だ。

大体アート引っ越しセンターは指命制度があり、「誰々さんでお願いします」と確か少しお金を払ってできるそうです。
引っ越し自体が人生においてそうそうある訳でもないのに、指命するっていっても荷物運ぶ人の評価がわからない。
どのみち若いうちしかできない職種だが、あれだけの体力見せられると今の自分が本当に情けない。
雪が融けたらこの新住所から新しいランニングコースを探そう。