2014年3月14日金曜日

1DKの考古学

引っ越しして、壁や床にキズをつけないように気をつけていますが、住んでみるとそんなにキレイではないのがわかってきます。

やはりパッと見ぐらいではほとんどのキズや汚れを探すのは難しく、結構大きめのものですら、全くわからないでいました。

前回住んでいた所は新築で入ったので、そんな事がなかったのですが、今回の所は築9年目で住人も僕で4人目だから当然です。


最近、画鋲を壁に刺していいものだか、迷っていたのですが、よく注意深く壁に顔を近づけて見ると、結構小さな穴があいている事に気づきました。

それで僕も安心して画鋲を刺してカレンダーなど飾ったのですが、その画鋲の穴にどんどん興味が出てきて、部屋中くまなく見て回る事になりました。

「ああ、これは穴が一つだからカレンダーだな」とか「この位置は時計だろう」とか「この平行線で並んだ穴はのれんか何か布物を垂らしていたな」とか色々わかってきます。

そして「この位置は無いでしょ」とか以前住んでいた亡霊達の配置センスを疑ったりしています。

中には本当にわからない穴もあって、ここに一体なにが必要だったのだろう?と考え込む事もしばしばです。

穴の他に汚れやクロスがはげた所などもあります。
玄関の両サイドの壁に突っ張り棒をした跡があって、上の窓からの視線を気にした人がいたようです。

確かに台にでも上がったら向かい側の部屋の通路が見えました。
おそらく女性の方が向かいの男の人を意識したかもしれません。

そんな昔の住民の痕跡を辿ると結構面白くて、小さなロマンを感じている事に気づきました。

なるほど、考古学の面白さって壮大な物になったらたまらんだろうな、、。
まだまだ、色々出てきそうなので、ヒマな時に発掘作業にいそしみたいと思います。









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