2015年11月30日月曜日

モンスターハンターX

モンスターハンタークロスが出ました。
このゲームはPSPの2の時からやっているので

2007年 PSP モンスターハンター2
2008年 PSP モンスターハンター2G
2010年 PSP モンスターハンター3
2011年 PSP モンスターハンター3G
2013年 3DS モンスターハンター4
2014年 3DS モンスターハンター4G
2015年 3DS モンスターハンターX

という感じでどのシリーズもわりと300時間くらいはみっちりやり込んできています。
こうやって書き連ねるとわかりましたが、ほぼ毎年出てるのです。
そして僕的にピークは3Gでした。
この時は狂ったようにやっていたが、年々プレイ時間が少なくなってきています。
それもそのはず、2の頃から数えると8年目となるわけで、それだけ年月が経てばプレイする側も年をとるのです。
それなのにゲームのキャラは体力の衰えなぞ知らずにどんどん複雑な動きが追加される。













だから今回の新作はまだ冒険に出ていません。




外ではワイワイやっているのを眺めているだけです。
いつもなら狩猟解禁日と同時に旅立っているのですが、、。
ムリしない程度に遊ぼうと思っています。













2015年11月27日金曜日

もっとこうだ!

日曜日の朝はサンデーモーニング、日曜美術館、ワイドなショー、ミライモンスター、予定ななければ、出張なんでも鑑定団をテレビで見ています。


先週のNHKの日曜美術館は荒木経惟、通称アラーキーの特集でした。


もう75歳になっていて、昨年に右目を失明したそうです。
体の動きは少し鈍くなっているように見えたけど、写真に対する情熱は少しも衰えていなかった。

最愛の奥さんを早くに亡くし、癌との闘病生活、右目の失明と幾多の苦難を彼独特の人生観や勢いで乗り切ってきたのを知りました。

僕自身ここ数年絵より写真の方が見ている分には面白いんじゃないかと思ったりもしてきています。

放送で「彼のミューズであるカオリさんは…」と聞き慣れない「ミューズ」と言う言葉が頻繁に出てきた。
説明はされなかったが、きっとその写真家専属のモデルの事を言うのだと思う。



アーティスト囲いの専属モデル、ミューズである以上、おそらくどんな注文でもこなさくてはいけないと思う。
この時もアラーキーの細かい注文に表情や仕草を少しずつ変えては答えていた。

だけどビックリしたのが、いきなりアラーキーがミューズであるカオリさんの服を両手で降ろして胸を出した事だ。



























昔は志村けんのバカ殿とか、深夜枠で頻繁に出てたおっぱいだったが、記憶をさかのぼってもここ10年くらいテレビで僕はおっぱいを見た事がない。
だからちょっと驚いたし、しかもNHKの放送で出たのは衝撃だった。









まあでも、こんな事も言っていたから確信犯なんだろう。

何となく僕が思うに、あと10年もすればいなくなってしまいそうな有名な人の生前の映像をNHKはしっかり撮るような方針があると思います。

それにしても荒木経惟の「経惟」は「のぶよし」って読めないからいつも忘れます。
















2015年11月26日木曜日

東京物語

原節子さんが亡くなりました。

享年95歳。



何で原節子を知っているかと言うと、たまたま今年の春頃に小津安二郎監督の東京物語を見たからです。

その時はツタヤでレンタルして見たのですが、見終わった後YouTubeで全編見れたのを知って、少し作品の値段が下がった感覚になったものです。

今日検索してみたら、もうその動画は削除されていました。
これも今回の原節子がらみの影響でしょうか、わかりません。

この映画は映画史に残る作品だと聞いていたけど、カメラワークとかセリフがまるで舞台で行われているような感じで最初はすごい違和感を感じた。

きっと昔の古い映画はこんな感じなのだと思っていたら、それが小津安二郎の撮り方だと知ってさらに驚いた。
そっか〜、これってわざとこうしているのかと。
調べてみるとすごく神経細やかで、ありとあらゆる所にこだわりがある厄介な監督だとわかった。
カメラに写らない小道具まで入念な指示があったと言うのだから、スタッフは大変だったろう。

物語はわりとのんびりとたんたんと流れて、そんなに大きな事件などもあまりなく進んで行って最後もたんたんと終わって行く。

それでも深く心に残る感傷があります。
この感じを日本人が作ったと思うとすごく誇らしく思います。
いかにも日本人っぽいと言われそうだけど、むしろどこの国にもある普遍的な問題や感情が詰めこまれている。






セリフも真っ正面のアングルで笠智衆が何か一言言う。





原節子がそれを受けて、こちらも真っ正面のアングルで「ええ…」とだけ答える。






そして次のカットでまた真っ正面で笠智衆がボソっとしゃべる。






そしてまた原節子が短めのセリフを言う。





これはラストに使われた手法だけど、初めて映画を撮ったど素人のようにぎくしゃくしている。
普通なら二人を同じワクに入れて撮るところだが、あえて臨場感を消す方を選んでいる。

だけど、これがなんか良かった。
お互いに思っている事を顔に出さないように気遣っているのがすごく伝わってくる。

めったに映画で泣いた事ないけど、ラストの原節子が泣いて笠智衆がニコニコしているシーンでジワッと涙が出てしまった。
ここだけは小津安二郎でも笠智衆でもなく原節子だから泣けたと思っています。


見終わったあと色々と調べたら小津安二郎が60歳で亡くなったと同時に42歳で女優を引退したとあった。
東京物語のDVDについていた副音声の解説にも、お互い公にはしていないけど、しっかりと恋心をいだいていたんじゃないのかと言っていた。

鎌倉で隠遁生活を送っているというのもその時知った。
だから世間の印象通りすごくミステリアスで、正直言って不気味だった。

そして昨日亡くなったニュースを見て、改めてこの映画を思い出した。
決まった言葉しか言わないが、彼女は永遠に若い。

おそらくもうこんな独特の気品を持った女優は出てこない気がします。
ご冥福をお祈りいたします。












2015年11月25日水曜日

今朝入る

突然札幌は冬景色になりました。
いきなりボコボコと雪山が出来つつあるので、朝、車を出す時に目を疑いました。
何でも11月にしては62年ぶりの40cmという積雪だそうで、やっぱりそんな感じなのかと思った。

僕は毎年タイヤ交換が遅いタイプです。
理由の一つに面倒だから後回しにすると言うのもあるのですが、スタッドレスタイヤを履いてしまってはもう完全に「冬」になってしまうからです。

暦は刻一刻と冬になり、あらがえないのですが、せめて僕の周りまでは冬にしない事で食い止めているのです。
だからなるべくストーブもつけたくないし、長袖やアウターなども着たくないです。

でも今回は慌てて火曜日に仕事を抜け出して、ガソリンスタンドでタイヤ交換をやってもらった。
そして個人的な冬への抵抗で上に着ているのはパーカー1枚だったから寒くて寒くてこたえました。




さらにこの日はめちゃくちゃ混んでいて3時間待たされたのもきつかった。
ずっとアップグレードされたばかりのラインレンジャーシーズン3をやって待った。

タイヤ交換をよく自分でする人がいるけど、絶対プロにやってもらった方がいいです。
僕が行った時も自分でやってどこかの穴が広がってしまい、タイヤが使い物にならなくなっている人がいました。

ディーラーだと2,000円でやってくれるのですが、スタンドだとちょっと高くで3,400円くらいとられた。

バランスとかの調整はしません。
あれはディーラーの話だとよほどの高速走行でないと意味ないと言っていた。
ましてやスピードのでない冬なんてとんでもない。
スタンドは必ず聞いてきます。

とにかく冬は良い事が無い。
毎年の事ながら気持ちがダウンしてしまいます。
クリスマスや年末年始、雪祭りなどとイベントではごまかされない屈強としたものがある。

感覚的には冬が完全に終わる来年の5月まで長いトンネルに入った。

今朝入った。



2015年11月24日火曜日

アートフェア札幌 2015

アートフェア札幌2015に行ってきた。


これは我が友SHUUNも作品を毎年出店しているので、非常に楽しみな催しです。


会場はクロスホテルの部屋を使って展示をしています。
各部屋に日本国内含め海外のアーティストも参加しています。

ホテルの部屋だから当然狭い訳で、人が2〜3人入っているとそこの部屋は後回しで見ようという感じになります。

部屋の中には作家本人がいる事もあるのでちょっと緊張しますが、その雰囲気は個人的に好きです。
そして見る側も失礼のないように少し感受性のアンテナを立てなければなりません。
2〜3分見て軽く頭を下げて部屋を出て行く。
作家の方にしてみれば、自分の全てをさらけ出している。
まるで葬式の焼香にも似た儀式のように実におごそかな時間だ。

何かを受け取っているのだが、こちら側に受ける皿がない場合もある。
でもそれは仕方が無い。
次の作品を見るだけだ。






普段は泊まり客が使う部屋なので、ベッドとかの上に作品が並べられていたりします。
そして普通の展覧会と違う所はそれぞれの作品に値段がついていて、買う事ができるのです。
もちろん値段は僕ではちょっと手の届かないものばかり。
だけど頑張れば自分の物になるかもしれないという作品との距離が普通の美術館の作品と接する大きな違いです。

ホテルの部屋なので、もし自分の物になって部屋に飾ったとしたらどういう風になるといったイメージもつきやすいです。





バスタブなんかにも当然作品が置かれています。
といってもホテルのおしゃれなバスタブなので高級感があります。

作品としっかりと向き合うには白い壁に作品と作品の間隔もしっかりとった方がいいのでしょうけど、いいものはそんな周りの環境など関係なく目に飛び込んできます。

画廊とかギャラリーなんかで見るより小難しいアートという垣根を飛び越えて親しみやすいという良い面もあります。

値段に関しては基準というものがありません。
売る方がこの価値だと言えば、その価値なのです。
値切ったりしては野暮というものです。
それはシンボルみたいなもので、リンゴ何個分とかで計ってはいけない。

そこはもうフリーダムに社会的な枠組みをとっぱらって対峙するしかない。
売る側も個人なら買う側も個人であって、そういう個と個のおおらかで自由な関係は素敵だと思います。

もしそのアート作品を買ったのなら、その買った人もアートのような気がします。
何となくそんな事を感じるだけでも行く価値があります。

でも今年はもう昨日終わっています。
まだ体験していない方はまた来年の今時期に開催すると思いますので是非。






2015年11月20日金曜日

悪夢

プレミア12が終わった。
まさかの日本が9回に3点差をひっくり返されて負けた。

僕は8回に則本が快投しているのみて、飽きてしまいウイスキーも飲んでいたので、ちょっとウトウトしてそのうち寝てしまった。





そして次に目を覚ました時には韓国が4点とっていた。

こんなに「これは夢か?」と思った事はない。

本当に夢の続きだとしか思えなかった。
そして少しずつ情報を集めて整理する。
認識する。

夢ではない。

悪夢。

それを誰よりも一身で受けているのが小久保監督だ。

一番やってはいけない結果に終わった。
一番見たくない光景だった。

僕はテレビを最後までじっくり目をそらさずに見た。
これが滅多に見れないプレミアと言わずなんと言おう。

でも、このまま日本が韓国に勝って、決勝もあっさり勝って優勝よりよっぽど刺激的だったかも知れない。

ただ日ハムの増井が気になる。
来シーズンに引きずらなければいいけど。


あ、俺なら大谷続投です。











2015年11月19日木曜日

スマートフォン

改めて、スマートフォンはすごいなーって思います。



音楽が聞けて文章が読める。
これだけで、もうわりと満足です。





おそらくだけど、じいさんになっても手放せないじゃないのか。
いや、もう確実にこのポーズから逃れる事はできないだろう。

未来のスマートフォンはもっとペラッペラな紙みたいな薄さになって、大きさは大体A5くらい。
イヤホンとかしなくてもその近辺にいるだけで大音量の音が耳に入ってくるようになっているかも知れない。










最終的に死んでしまってもあまりに密接な物だったので、ひょっとしたら霊魂についてくるかもしれない。

まあ、あの世に行ってまでボンジョビ聞きたいと思いませんが、。








2015年11月18日水曜日

ボンジョビ2

ボンジョヴィと言えば何か?
と問われれば、僕的には「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」だと思う。
サンヨーのコンポのCMでさんざん流れたのもあるが、とにかくド迫力をイメージしたい企業の思惑にピッタリのパワフルサウンドだった。

その曲が入っているのが1986年に出た「ワイルド・イン・ザ・ストリーツ」で巨乳の女の子の胸でTシャツが破けそうになっているイメージがジャケット。


確かこれ少し倫理的に問題になったような気がします。
他にも禁じられた愛」など入っており、ボンジョヴィが一番売れたアルバムだけあって名盤だと思います。
このアルバムの大ヒットで人気を盤石のものにした。

そして次に出したのが「ニュージャージー」で、彼らの故郷であるニュージャージー州から名前をとった。



このアルバムではバッド・メディシン」とアイル・ビー・ゼア・フォー・ユー」などが大ヒット。

この「ワイルド・イン・ザ・ストリーツ」と「ニュージャージー」の流れが彼らの頂点だったのです。
バッド・メディシン」って今改めて聞いてみると、初めから終わりまで全部がサビのようで、全て良い所を詰めに詰め込んだ感じです。
当時はサビの所しか印象なくて、ちょっと飽きてたけど、年をとって改めて良さがわかる事もあるんだと思った。
そしてアイル・ビー・ゼア・フォー・ユー」は僕が今ボンジョヴィで一番ハマっている曲です。
ジョンの後追いからものすごい声量でコーラスを重ねて来るリッチーは最高で、これを寝る前に聞いているとすごく気持ちよく寝れます。









そして事情はよくわからないんだけど、バンドの解散危機があったようで、「ニュージャージー」から4年経って出たアルバムが「キープザフェイス」です。
ジャケットから見てもわかる通り、もう一度5人結束しようという意気込みが感じられます。
この時期はグランジブームが到来しており、ハードロックやメタルは衰退の一途を辿っていたので、その決意たるや相当のものがあったのでしょう。

僕はこのアルバムだけ唯一買いました。
だから全曲わりとよく知っていてどれもすごく好きです。
ただもう手元にはなく、ツタヤにレンタルで置いてもいなくて、今度買い直して見ようと思っています。


で、次に出たのが「ディーズデイズ」。




おや?
4人しかいない。
と当時思いました。
あの前作で5人の手を重ねわせたじゃないかと少し残念な気持ちにさせたものです。
キープザフェイス」とは信念を貫くと言う意味だったが、じょじょにほころびが見え始めた頃です。
服装ももうきらびやかなロックスターではなく、グランジの影響からか普通の格好で登場。
そしてボンジョヴィのある意味で終焉を迎えたアルバムだった思います。

誰が抜けたか?

ベースのアレックジョンサッチです。



理由は様々と憶測されていますが、そんなにケンカしたとかでもなく、本人の意思だった説が強いです。
のちにライブで一度だけ復活とかもしてるし。
彼のベースラインは評価が高く、意外とコアなファンから惜しまれているようです。

ただ、彼が抜けても何故でしょう、まあいいかになる。
ここはわりとファンの間でOKだったのです。

その後は僕は彼らに興味がなくなり全くと言っていいほど接点が無くなった。

クラッシュ - Crush(2000年5月17日)
「イッツ・マイ・ライフ」はよくラジオで流れていたのとベストアルバム「クロスロード」がめちゃくちゃ売れていた時期と被っているので印象が薄い。
「クラッシュ」っていう名前は今初めて知った。

・バウンス - Bounce(2002年9月11日)
これは本当に知らない。
心底知らない。
おそらく彼らの底はここだと思う。

・ハヴ・ア・ナイス・デイ - Have A Nice Day(2005年9月14日)
これはよくラジオで流れていたのでまだ頑張っているなという印象がありました。

・ロスト・ハイウェイ - Lost Highway(2007年6月13日)
そしてまた呆れるほど知らない。

・ザ・サークル The Circle(2009年11月4日)
言わずもがな。

ホワット・アバウト・ナウ - What About Now(2013年3月13日)
…同上。

バーニング・ブリッジズ - Burning Bridges(2015年8月21日)
そしてこれが本当にこの前出たばっかりの最新アルバム。
ただし彼がいない。


なんとジョンの右腕、リッチーが参加していないのです。
アレックはいいけど、彼がいないのはもはやボンジョヴィではない。

正式に脱退となっていないようだけど、突然ツアーに来なくなったそうです。
彼のアルコール依存症や娘を乗せながら酒気帯び運転で事故ったりと、とにかく私生活が慌ただしかったのは彼のようです。


ジョンはインタービューで
「もうやめたんだよ。リッチーはもういないんだ。でも、悪い感情は全然ないよ。バンドをやるのには、なにも終身の義務じゃなくてもいいってことだよ」
と言っている。


僕は何かこの言葉が好きです。
ひとくくりにできない思いが詰まっているし、全てにおいて温かい許す姿勢がある。

彼らも気づけばもう50歳を越えている。
確かにもう全てどうでもいいではないかと言う気分にさせられる。
もう世界中は彼らをロックスターとして身動きのできない檻で囲っていない。

いつかオリジナルの5人でまた手を合わせてもらいたいです。







2015年11月17日火曜日

テテテテテテテ

最近、ボンジョビにハマっています。
正確に言うとボンジョヴィか。

1周回ってなんて言葉があるが、3周くらい回って良さを感じている次第です。



言わずと知れたロックスター、ジョンボンジョヴィ率いるスーパーバンド。
彼らの曲を何も知らないと言う人は少ないと思います。

バンドの名前になるくらいだからもちろんリーダーのジョンボンジョビの為のバンドです。
元々他のメンバーは彼のバックバンドのメンバーで、ジョンがデビューするときにそのままバンドになってしまったというあからさまに彼ありきのバンドなのです。

でもどうもジョンの性格がいいのか、あまりワンマンな感じが見受けられない。
すごくクリーンなイメージがある。

このバンドは色々言いたい事があるけど、まずデビュー曲の「夜明けのランナウェイ」のビデオクリップ(今はPVって言うのかな)が衝撃的だ。





昔から象徴的に思っていた事だが、とにかくカッコわるい。
みんなライダース風なファッションに身を包み、キメ顔でぐいぐいカメラに寄ってくる。

コンセプトとしてまず 、これぞアメリカ的である事。
これはもう何となくジーンズに袖のないライダースを着るしかない。

そしてワイルドで男らしい事。
これは鍛えた筋肉とチラっと胸毛を見せるあたりに良く出ている。
(リッチーサンボラだけ生えていない)

そこにランナウェイ(逃亡者)と少しだけ反抗的なエッセンスも入れたい。

ようするにこれは何かって言うと、栄光あるフロンティア精神、自由な明日への疾走、ブルース・スプリングスティーンそのものなのです。



ジョンの出身地でもあるニュージャージーが生んだ偉大なロックシンガーであり、実際彼もブルースに憧れていたそうです。

でも彼は本物のアメリカそのものだから、ちょっと濃すぎる。
だからもうちょっと薄めてアイドル的な要素も加えたバンドがボンジョビだと思っています。

その、しゃーなしの時代的なカッコ悪さを踏まえつつ、僕が昔からずっと気になっていた事がこの映像にあります。






それは左横に小さくいるキーボードのデビットです。
彼ももちろん他のメンバー同様にライダース的な服装でいるのですが、際立って格好わるい。

まず、ロックバンドにキーボードというのがあまりよろしくない。
できればクラッシュのようなスリーピースバンド、ギター、ベース、ドラムのシンプルな構成が好ましい。

人数が増えれば増えるほどロック的要素は薄まる。
ボンジョビは5人。

だがしかし名門ジュリアーノ大学に受かっていたにも関わらず、ジョンのバンドに来た彼をバンドとしてははずす訳にはいかない。
ほとんどのヒット曲は彼の編曲によるものらしい。
あの暗闇から瞬時に神々しい光の世界に導くサウンドは、彼のキーボードの音があってこそだと思う。

しかし悲しいかなキーボードではいくらやってもロックになれないと言う事がわかる。


それは何故か?


ギターであれば、固定されている部分が二カ所で、それも必ず固定してなくてはならないと言う訳でもない。
それより何より重要なのは移動出来るところだ。
足さえ自由ならどうやってもカッコはつけれる。

しかし






キーボードを見てほしい。

両手、両足、さらにはポジショニングまで自由がない。
おまけに若干中腰になる姿勢もいただけない。

ではドラムはどうかと言えば、足とポジショニングは固定でも両手がとにかく自由だ。
荒々しい叩き方をすればもうそれは十分にロック的だし、破壊の象徴でもある。









でもブライアンはこの過酷なキーボードを、精一杯ロック的なものに昇華させようと頑張っている。





しかし、どうやってもカッコがつかない。
演奏する彼からは何故だ?、何故なんだ?と言う声が聞こえてくる。


動けない足はアキレス腱のばしのポーズしかない。
きっとこれがベストだろう。

次に手の部分なのだが、せめて左手だけでも離れたいのか、だらんと鍵盤の上に置かないのが涙ぐましい。
唯一開放的である右手でさえも鍵盤相手なので、どれだけその自慢の筋肉で力強く叩いてもストロークの距離が5cm程度だ。

あとはもう腰と頭しかないが、それもやはりそこから動けないので多少のスイングでは限界がある。

よって、これがキーボードでロックを表現する最大のものなのかも知れない。
そう言う意味で歴史的価値のある絵ではないか。


この映像はバックのセットが退廃的な廃墟っぽい感じだから、余計に汚れの無いきれいなキーボードが浮いている。

あとは言うまでもなく、ブライアンのルックスが劣っているのも条件に上乗せされている。

でもすごくいい曲で、あまり他に似たような ものがないんじゃないかと思います。
彼らの曲の中でも少し悲しいネガティブな印象があるけど、のちに出てくる名曲の下地がが垣間見えます。










2015年11月16日月曜日

11月中旬の散歩

休みの日は運動がてら近代美術館へ。


道展90周年記念企画展なるものをやっております。
中には過去に見た作品もあったりしたけど、作家達が全身全霊を込めて作られた作品の周りを歩くと少しエネルギーを貰えるような気がします。
そして僕の場合、絵を見ると言うより美術館を静かに歩く方が目的かもしれない。

中には3人の子供連れのお母さんがいて、子供達が彫刻とかをペタペタと触っているのを叱っていました。



その叱っているスキをついて違う子供が油絵に触ってちょっと手でカリカリしてた。
さすがにそれはマズいと思い、僕も声を出そうと思ったが、お母さんが血相を変えて止めに入った。

まあ、こういう所になるべく子供はつれて来ない方がいいかも知れない。
来るのだったら事前によく言って聞かせないとね。


地下歩道で何か面白い展示をしていた。
これは使わなくなった電卓のソーラーパワーを右にある近未来的な被り物に集めるコンセプト。
使われなくなった物を新しいアイディアに変える象徴って事だったかな?忘れた。
でも何となく思うに、クールで無機質な電卓をカラフルに並べたかったのが発端のような気がします。
別にいいんだけど。



これもちょっと面白かった。
確か先に手前左の映像を撮って、右奥にあるアニメで再現するだっけかな?
声優の逆転。
多分、もっと深いテーマがあったはず。
忘れた。
申し訳ない、通りすがりが受け取るメッセージの量はすごく限られるのです。
いずれにしても「逆に〜!」のパターンか。
実際の声優さんらしいのだが、アニメの顔と全く似ていなかった。
でも全体的にわかりやすくて好きです。


これはいらなくなった物を色んな人からネットで集めて巨大オブジェを作ったそうです。
ほとんどがUFOキャッチャーの景品っぽいのだが、確かにどれもこれも「キングオブいらない」の様相を成している。
もっと言えばこの出来上がったオブジェが一番いらない。

でも道展90周年よりこの3点の方が面白かった。
やっぱりちょっとバカバカしい方が忘れられてしまう儚さがあっていい。
偉そうに言えば創造と崩壊が同時に起こっている。
こういうのはもっとやってほしい。

地下歩道って一般の人でも気楽にスペース借りて色々できるみたい。
高いところでも300㎡平日90,000円、土日祝は12,0000円だから、かなり優しい値段設定だ。

ただ、あそこは皆それぞれ目的に向い、ツカツカとスピードにのって歩かれるので、よほどのもので無い限り興味を示さない。

たまにすごい行列が出来ている場合があるけど、例外無く新商品の飲み物を無料で配っている。















195円。