全道展に行って来た。
道展とは違って、ちょっと調べたところ戦前からあって歴史がもっとも長いのが「道展」、戦中に疎開していた画家が集まってできたのが「全道展」らしい。
さらに「新道展」なるものがあって、北海道の3大公募展と言う見たい。
とにかく名前をもう少し考えてつけろって言いたくなる。
見てみると、道展と同じくらいの規模で作品が埋め尽くされていた。
印象としては若干、道展の方が作品点数が多いような気がした。
改めて知ったのだが、一般公募で何度も受賞される事によって、「会友」となり会友になると落選する事がなくなるが、その代わり賞はもらえなくなる。
そして何年も会友をやって認められた人が「会員」になるらしい。
会員になると今度審査する立場となって、会の運営にも携わってくる。
さらに全道展と道展、新道展の作家は掛け持ちする事ができず、プロレスで言うならば全日と新日みたいなもので、他団体で試合はできない。
他にも各地無数に団体はあって、道内だけでも相当ある。
そして全国的な二大団体に「日展」と「二科展」があって、この全国的なものの掛け持ちはOKらしい。
もっと行けば国際的な組織もあり、知れば知るほどキリがない。
もともと芸術家と組織とは真逆の様な関係なので、おかしな話だが昔は発表の機会が本当に限られていたので絵で身を立てるには相当大変だったんだろう。
そんな事は見ている方にとってもどうでも良く、好きか嫌いかで作品を足早に見て回るのだが、後半になると完全に見るのが面倒になってくる。
初めは「おお〜スゲー」って見るが、色疲れと言うのか、正確な判断ができなくなってくるのは確かだ。
とにかくどの作品も大きいので大迫力。
入場料800円を初めは高いと思ったが、おつりがくるくらい良かった。
改めてこんなにすごい絵を描ける人がたくさんいるのだと思う。
クオリティーはもちろん高く、身を削っているのが良くわかる。
みんなどう言うライフワークを送っているのだろう?
膨大な制作時間とこんなでかい絵を置けるスペースがあるのもスゴい。
午前中は天気は悪かったが、午後から晴れて3時間くらい歩いたが、すごく気持ちよかった。
北海道神宮例例祭の真っ最中で山車も出ていてたが、何となくやらされている感がハンパなかった。
狸小路にある佐世保バーガーを初めて買った。
テイクアウトで家で食べたが、めちゃくちゃ美味しかった。
まるたけライン
★★★★★★★
星7です。