2015年5月29日金曜日

とじ太くん

ホッチキスではなく無線とじの本を作るべく購入した「とじ太くん」。
でしたが、風邪をひいていたので届いたはいいのですがずっとダンボールから出さずにいました。


1週間たってからようやく試しにやってみようという気になったのですが、元々製本の作業自体興味があるわけではないので、まったく気分はあがりません。

説明書もさらっとペラ一枚で済まされて、非常に不親切です。
つくりも背表紙ののりを熱源ではさんで溶かすだけなのですごく安っぽいです。


しかもその背表紙に張る糊は別売りです。
本体に少しお試し用についていてもいいのに。




で、結果はなかなかうまくいきません。
特に端っこの糊付けがうまくいかず、困りました。
ホッチキスの作業がかなり時間がかかるのと失敗しやすいので、この8,000円もする機械を購入したのですが、新しい工程はやっぱり新しいのであって一から色々問題点を解決していかなければならないのです。

あまりゆっくりしているとまたギリギリの徹夜作業になるので気をつけたいです。













2015年5月28日木曜日

クセになる態度

連日、中国人のお店に通ってますが、昨日は珍しく僕の他に客が入ってきたと思ったら、この店のおばさんでした。

客の僕に対してなんの挨拶もなく、疲れた感じで奥の厨房に入って行きました。



普通、いらっしゃいませ〜の一言でも言うのが当たり前だと思うんだけど、ここら辺は中国人だなとわかります。
相変わらずガキは片肘をついてアニメを見ているし。


だけど冷凍餃子を買いにきた客が来て、そのときの対応はカタコトの日本語ながら丁寧に愛想を振りまいていた。
その笑顔はすごく人なつっこい感じで人の良さそうな感じが全面に出ていた。
でもずっと見ているとどこか挨拶的なものが一つ抜けている肩すかしを受けます。
その微妙にひっかかる所がだんだんクセになってきて、また見たくもなるのです。





レバニラ炒め定食
650円

まるたけライン
★★★★★★★★
星8です。




2015年5月27日水曜日

片肘の礼儀

風邪も治ってきて体力が回復してくると食欲が出てきます。
最近夕食はこじんまりとした中国人が経営する中華料理店に通っています。



店内に入ると大きいテレビの前の席で必ずそこの子供であろう少年がアニメを見ています。
何も店のテレビを独占する事はないだろう。
中国人の親も部屋にテレビくらい置いてやれよ。
というかやっぱり店のテレビはニュースか野球にするべきだ。

料理をつくるご夫婦は奥で料理を作り終えると、延々と中国語で会話をしています。
中国語をしゃべる相手がいないのもあると思いますが、よくあれだけ話す内容があるものだと思うくらいあきれるほどずっと途切れなくしゃべっています。


食べ終えて勘定を済ますと、少年は片肘をついたいつもの同じ体制で頭を下げてきます。
そこらへんの中途半端な礼儀もどうにかするべきだ。



麻婆豆腐定食
650円

まるたけライン
★★★★★★★
星7


多分メニューに載っているどれも普通に美味しいと思います。




2015年5月26日火曜日

ファイブスター物語

先週は毎日夜になると微熱が出て辛かった。
夜中に目が覚めて汗だくのシャツを取り替えてから寝床に入るとなかなか寝られないので、仕事の同僚から1年以上借りたまんまの漫画ファイブスター物語を読み始めました。

この漫画、マニアのあいだでは超有名な漫画なのですが、とにかく独りよがりの漫画なので読み進めていっても勝手な設定が次から次へと説明されぬままどんどん進んでいきます。


とりあえず覚えたのははガンダムでいうところのロボット、モビルスーツはモーターヘッドと言い、必ずファティマという人造人間のかわいい女の子とパイロットがペアで乗り込みます。
一度ペアになると何百年間も一緒に戦い続けるける事になります。

話はとにかく壮大で、はじめっから大風呂敷を無制限に広げているので、設定を理解して後から回収するのにすごく疲れます。

漫画の描き方として一番やっちゃいけないはじめの設定を延々と文章で言うというのも平気でダラダラとやります。

そして僕が子供の頃にはやっていて嫌いだった70〜80年代特有の突拍子もなく新しいものを青田買いのように我先にやろうとする無茶な感じがすごく出ています。

ほとんどの作品が自分の能力以上の事をやろうとして失敗するのですが、この作者永野護はどうやら描き続けたようです。
なんでもやりきったら本物になるんです。

ただこの話、1巻で物語の最後を描いているので、終わりはわかっているのです。
それなのに未だに終わっていないとか、、。

ついていこうとする人だけ楽しめればいいという天然記念物みたいな作品です。





2015年5月25日月曜日

ダウン×3くらい

まるっと一週間お休みしていましたが、マルクラ再開です。
この暑くなってきた中、風邪をひいてしまいまして、それも僕がもっとも恐れている扁桃腺がガンガンに腫れて近年まれにみる大暴れをしたから大変でした。




先々週の中あたりから少し頭痛があり予兆はあったのだけど、週末に無理矢理夜中まで遊んでていたせいもあり、ぶっ倒れました。

月曜日は会社を休み病院にいくと40度近い熱があってビックリ。
これだけ高熱でも一応普通にしていられるのだから、そうか俺も大人なんだなと思いました。
インフルエンザとかB型肝炎の検査も受けたのですが、それはなしだったので安心した。
注射でも打つのかと思ったら薬を渡されて終わり。
こんなんだったら無理して病院来ることなかったと思いつつ、帰宅して薬を飲んで寝たら半分以上回復しました。
のどの痛みも大分和らいだし、病院の薬すげーな!
この薬を市販で売れよって思った。

でもこの後一週間は咳き込んで夜中何度も起きて熱も出たりと洗濯機を平日に2回も回して下着のストックを用意したりする生活。
あらためて体がよくなければ何にもできないと思った。
ほんとに全てが遅れる。

体調が万全になったらジョギング復活したいです。
病中、体力つけなきゃとたくさん食べたので少しリバウンドした。。





2015年5月15日金曜日

ハーミッダ

日ハムの悩める外人ハーミッダをご存知でしょうか?


人の良さそうなこの助っ人は今年に入ってサードを守るレアードと一緒に来たのです。
ですがレアードは守備が良いから打たなくても栗山監督は使い続けると思います。
でもこのハーミッダ君は守備はダメなので完全に「打つ」事を求められているのです。

シーズン初めはそこそこ打っていたのですが、もちろんすぐに研究されて、ゆるい外角の変化球に弱いと言うのがバレてしまった。
彼の言い分では苦手な所を投げてくるのはわかっている、だけどそれを打ち返さないといつまでたっても投げ続けられると立派な理屈にあった事を言っては、ずっとブンブン空振りをしていた。

おとといその彼がとうとう打率の低さからスタメンをはずされた。
僕が思うに、その前の試合で審判のストライクの判定にかなり不服な顔したのがいけなかったかもしれない。
そんな態度をしているようでは…と首脳陣は考えてしまう。

その彼はふてくされるのかと思ったら、次の日の練習から目をギラギラさせてバットを振っているという情報が入ってきた。
外人をスカウトする場合に性格もかなり見ると聞いた事があるが、やはり思い改めて自力で這い上がろうとするファイトがある選手を選んでいる。
それを聞いて僕はますます頑張ってほしいと思っていた。

2連敗してエース大谷で絶対に負けられない西武との3戦目。
8回裏、4番中田敬遠のあとランナー1塁2塁の一打決勝点の場面で彼の泳ぎながら打った外角のゆるい変化球はセンターオーバーの3ベースとなった。

もしかしたら守備体系が前進守備でなかったら取られていたかもしれない。
でもその苦手とされ散々責められていた外角の変化球を打ち返した光景は心に残るものがあった。

こんなあまり知られていない名場面はシーズン中になんどもあるだろうし、各球団もうすでにたくさんあったと思います。

だけどこのハーミッダの3ベースは素直に嬉しかった。
こういう見ている側に感じさせる人間ドラマはプロ野球を見続ける醍醐味でもあります。

でも多分、これからも相手投手は外角の変化球しか投げてこないと思う。
苦難は続きます。


2015年5月14日木曜日

モフリッチ

モフモフした植物を買いました。


ホーマックで1,000円です。
コケではなく、あくまでも短い茎からなる植物です。

でも手入れの仕方がわからないので、検索しようにもこの植物の名前がわからない。
そこで「モフモフした植物」と検索したら、すぐ「モフリッチ」と出てきた。

やっぱりモフモフなんだな。
だけど「モフモフとした〜」という言葉を発して使うのは少し恥ずかしい。

そして「モフ」って音から来ているんだろうな。
「モ」と来て「フ」だな。
間違ってない。

とりあえず枯れない様に水をやり、こまめに剪定をして楽しみます。

2015年5月13日水曜日

北海道コミティア2

6月28日に開催される北海道コミティアにまた出品しようと思っています。



今日が締め切り最終日とあって昼に参加費(500円+2セット=1,500円)のお金を振り込んできました。

新作の方は見事に間に合わなかったです。
間に合わないというレベルではなく3ページしか完成しておりません。
一日一コマ程度のそれもやったりやらなかったりのペースです。
老後の手習いみたいな感じでプレッシャーをかける事なくゆっくりやっていきます。

なので前回の本をまた作ります。
ですが今回はホッチキス止めではなく、
を購入しました。

これで無線綴じの本を作れる予定です。
本を作るときの問題の半分は最後のホッチキス止めでした。
これがすごく緊張して5冊に一度は失敗があります。

と言ってもページの割当てとか色々変更があるし、実際の労働はそれほど軽減されません。
当日お立ちよりの際は是非手に取って見て下さい。

2015年5月12日火曜日

リメイク

先週金曜ロードショーでトータルリコールのリメイク版をやっていたので見ました。


原案がF・K・ディックだとか、シュワちゃんが演じてたとか、すごくゆるい記憶のまま覚えている程度で話の内容はほとんど忘れていました。
ですが、面白かったというのは印象にあったのです。

今回のリメイク版は原作にかなり忠実に作られているとウィキで見たので、期待値もグンと高まったのです。
大体、リメイクというものを見るのも初めてでしたが、大ヒットの前作と比べられるだろうし、話だって大筋が同じなんだから、リメイクほど作り手側に割の合わないものはないと思います。

話をざっくり説明すると、人類は北半球のヨーロッパに住む裕福層と南半球のオーストラリアに住む貧民層で分かれています。



それを巨大な筒状のエレベーターで繋がっているのですが、裕福層の人口が増え過ぎて、公にはしないけど南半球に住む貧乏人たちを事故とかに見せかけて殺そうとした。
という、結構設定はわかりやすい対立構造でバカっぽいです。

貧民層で裕福層を警備する最新ロボットを作る作業に追われるうだつの上がらない主人公は、興味本位で欲しい記憶を売ってくれるというリコール社に行き、違う記憶を入れようとした瞬間、実はもうすでに違う記憶が入っていてエラーが起きる。
それにより彼は裕福層と貧民層をまたにかける2重スパイだった事がわかる。

この記憶を売るというF・K・ディックの斬新な設定は面白いのですが、もっとこの危険な主人公を政府は見張っておけよと思う。



 


そして映像的にもおばさんの顔がまっぷたつに割れるやら、鼻から記憶装置を取り除くなんていう当時を驚かせたCGは一切でてきません。
僕的にはこれぞトータルリコールって感じがする描写なので、是非今の最新CGですごいのを見せて欲しかった。

モノマネはしたくない。
こっちが本当のトータルリコールだといういらない意気込みが見え隠れしています。
ここら辺の情熱もリメイクを作るときの障害だと思う。

そして前作はどうだったのか忘れましたが、ラストシーンがとにかくヒドい。




最後は裕福層のトップである大統領クラスの奴と小雨の中殴り合いのタイマンです。
見ててええ〜マジか〜って小声が出てしまいました。
今でいうオバマ大統領くらいの人がなんでこんなごっつい兄ちゃんと国をかけて命のやり取りをしなければならないのか。
高度に発展しすぎて車は飛んでるし、手をガラスにかざせばテレビ電話になる時代背景で最後は殴り合いっておかしいだろ。

もちろんこの映画に呆れ返るほどお金もかかっていると思います。
制作上の会議で誰もラストのこのシーンに意見を言える奴がいなかったのか。

他にも色々とツッコミどころはあるのですが、真相を明らかにすべく、一度ディックの原作を読んでみようと思います。








2015年5月11日月曜日

五月の墓参り

連休中天気も良くて母さんと何となく父さんの墓参りに行ってみようかとなりました。
いつもお盆にしか行かないのですが、思えば墓参りはいつ来てもいいのです。



着いたら父さんの墓の周りだけ黄色い花が点々と咲いていた。
他の墓の周りには何もなく、本当に不思議な光景で天国のようにも見えた。

母さんは感激して、来てみるもんだねと何度も言った。
きっと今年はかなり暖かったので黄色い花もこの時期にポンポンと咲いたのでしょう。

父さんは昔このこじんまりとした墓場の入り口を見ては、こんなわけわからん所に埋められたくないな〜って言っていたのに、結局ここに入ったと母さんはよく笑い話でいいます。
でも自分が一生懸命生きた土地で骨を埋められるのは幸せな事だと思った。


翌日、ネコを病院に連れて行った後、父さんが生前可愛がっていたネコと会わせてやろうともう一度行ってみた。

ネコは何の反応も示さない。
目の前の黒い石に母さんが何やらずっと語りかけている。

来年も来てみようと思った。

2015年5月8日金曜日

いいよ!連れておいで!

実家に滞在中はネコがよく鳴きました。
クールでプライドが高い奴なので、あちら側からコミュニケーションを取ろうとはしてこないのですが、やけに鳴くので爪を見てみるとまたもや肉球にささりそうになっていました。

母さんにマメに爪を切ってよと言ってたのに、習慣がないから忘れてたそうです。
元来ネコは自分で勝手に爪を固いものにこすってとぐものだが、歳を取るとそれをやらなくなるのです。

いつも行っているペット病院に電話をかけたのですが、連休中は休みっぽくて出ません。
もう一軒違う所にかけたら電話には出てくれたのですが、今日は休みだと言ってきました。



でも「どんな用事だい?」とアネゴ風に聞いてきたので、ネコの爪が延び過ぎてしまって自分たちではおっかなくて切れないと言うと、「いいよ!じゃあ連れておいで!その子暴れるかい?」と返ってきたので「いいえ全然おとなしいです!すみません!すぐ行きます!」と電話を切ってネコもケースとかには入れずに手でそのまま持って車の後部座席に放り投げた。






連れてって休みの日なのにすみませんと病院の中に入った。
病院と言っても普通の一軒家を改造したしたようなこじんまりとした空間に所せましと檻があり、うなだれた犬とか猫がじっとこっちを見ている。
どれどれ、どんな感じだい?と威勢のいい初老の女性が出てきた。
横には無口な旦那さんが僕から黙ってネコを取り上げて台の上に乗せた。
早速爪を切ってもらおうと思ったら、電話が鳴った。

この空間のイニシアチブを完全に握っているというのが入って3秒でわかったが、女主人が電話に出て少し電話口の話を聞いてから、目はあいているのかあいてないのかどっちだ!とおそらくペットの様子がおかしくて動揺しているであろう客に落ち着かせる意味も込めて怒鳴った。

すごく頼もしい。
きっと幾多の生死という山場を乗り越えてきたであろうどっしりとした安心感がある。
無口の旦那はじっとネコの両足をつかんでいる。
まるで次の指示を待つ優秀な兵士のごとく動かない。

電話が終わった女主人はものの1分くらいでパチパチと手際よくネコの爪をずっとあーだこーだ電話で怒鳴ったテンションそのままに喋りながら切ってしまった。
たぶんさっきの電話の客で休みは無くなってしまったと思う。
きっともうお金で仕事はしていない感じが伝わってきます。




ネコの爪の切り方教えてもらいました。
肉球をギュっと押すと爪が奥からニュっと出てくるのです。
もちろんこんな便利な構造にできている事をネコは教えてくれない。





2015年5月7日木曜日

タイルカーペット

連休は網走に帰ってました。
母さんがたくさん仕事用意してあるからと言っていただけあって、とにかく色々言ってきます。

僕もそこそこ疲れているのと、面倒くさがりなので中々重い腰を上げる事はないのですが、前々から言われていた風呂場前のタイルカーペットの張替えは何とかやりました。




父さんが敷いた古い何十年も使ったカーペットをはがそうとすると、小さな釘で固定していたので取るのが大変でした。
タイルカーペットに何も釘を打たなくてもいいのに、相変わらずだな。
父さんの仕事は何でもガッチリと固定されるので、作業の後に完成された物は永遠の命令を恫喝された様に動かないのが特徴です。

下の木の床は湿気で少し黒ずんでいました。
この修復はネットで調べてもヒットしなかった。
木はダメになったら基本、張替えしかなさそうです。

今回iMacを持っていたのでイラレで図面を引けたので助かりました。
きっちり計算通りに買ってきたタイルを無駄無く使えたからか、出来はなかなか良くて、母さんはかなり喜んでいた。
父さんが生きていたらきっと細かい所もメンテナンスを怠らず、この家はもっともっと色々変化しただろう。

今後もなるべく帰省したらお世話になったこの家を直していきたいです。





2015年5月1日金曜日

国芳でさへも

芸森で開催している国芳展をみに行きました。

国芳は何度も見ていると思っていたのですが、今回見た絵はどれも初めて見るものばかりで、色使いや構図、何よりこの時代にこのユーモアがあったのが驚くと同時に日本人として嬉しくなります。



今回この絵はなかったのですが国芳と言えばこの人が密集して作られた人や、


猫やスズメなど擬人化によるコミカルな動きなど、明らかに発想が同年代の浮世絵師とは一線を画しています。



でもその奇想天外な発想の持ち主、国芳でさへも美人画の女性は美人ではないのです。
どうして浮世絵の美人はこのようにきつね目で鼻がズズーっと長いのでしょう。
こういう美人がいてもいいのですが、どの女性もこの顔で統一っておかしくないでしょうか?

まだそれでも国芳は色んな男性の歌舞伎役者の絵を漫画っぽく落書きで描きわけたりしていて他の絵師とは違う新しい試みをしています。
男性に関しては。

ですが女性の顔はその試みはみじんもありません。
国芳に限らず、おそらく新しい顔の美人像を描こうと思った浮世絵師はいないんじゃないかと思います。

でもそんなのは些細は事です。
改めてこの絵師のダイナミックな構図や発想と完璧なる色使いのスゴさを身をもって体感しました。
今回の国芳展は前半と後半に分かれていて、今から後半の展示が楽しみです。