お世話になっている方からのご好意で、
プロレスリング ノアを見に行く事ができました。
ノアは三沢が居なくなって以来、お金の問題、主力選手5名の脱退など、今は常に厳しい状況が続いております。
この前、小橋の引退試合で久々に盛り上がり、僕も長い動画を結局最後の最後まで見てしまうほど良いものでした。
それを見てこれだけの熱烈なファンがいる限り、何とかやっていけるように思えた。
その盛り上がりをもう一度と言う事で、今年の12月に有明コロシアムで田上明の引退試合があるようです。
会場の横断幕にも書かれていて、小橋の半分以下ぐらいの盛り上がりは見せそうです。
小休止に入る前に解説席から当の本人、田上がヨタヨタと歩き、リング上で引退試合の挨拶をしたが、社長、もうちょっと気を利かせて三沢や小橋のくだりを織り交ぜてしゃべれば客が湧いたと思うのに、たんたんと2行くらいで業務連絡的に終わらせた。
まあ、それが田上明なんだろうなぁとも思うけど、、。
昔、ジャンボ鶴田の横でコメント求められた時は短いセンテンスを細切れにポツりポツりと言う感じだったから変わっていない。
マイクをふっちゃいけない人で言えば小橋もそうで、実はこっちの方がやけにハラハラします。
今回もありがたい事に一番いい席で見させてもらった。
選手が入場してくる一番カドの所。
これは丸藤。
手を差し伸べたが、キャラ作りの為か応じてもらえませんでした。
そういうのは理解しつつも少しショックを受けたりします。。
これは杉浦貴。
タッチしてくれました。
常にそういうタッチはできる場所で見てた訳ですが、後ろの人がタッチした後「すっげー汗びっしょり!」って言うの聞いて、かなり回数が減ったものです。
でも斉藤の手はサラサラで何か温かい感じだった。
過去に何度も見たにも関わらず、毎回レスラーの体つきには驚かされる。
中にはそんなに大した事ない人もいるが、今回一番始めに出てきたのが「石森太二」。
この人の筋肉美は圧巻だった。
初めにああいう常人とは違う体つきの選手を持ってくるのはいいと思う。
まず「レスラーって普通の人と全然違うんだなー、、」ってため息まじりの感動をさせなくてはならない。
他の日でもそうなのかと思いきや、たまたまこの日の第一試合がそうだったようで、この石森太二に限らず、初見の方もいるから明らかに体つきが凄い人を初めに見せるべきだと思います。
昔、菊地毅がお客さんにとってレスラーは憧れであって欲しいので、体の見かけは気を使っていると言っていたのを思い出した。
ブログを見たらそう言っていた人だけあって、今だにたるんだ体はしていない。
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ただ、現在は怪我が多くてなかなか試合が出来ない様で、色々と他に仕事しながら頑張っているらしい。(プロフィール画面が作業服です。。)
ファンへの夢を壊さないように体つきを気遣った人が、プロレス1本で暮らしていないのは僕の様な若い頃に見ていた者にとっては残念だ。
三沢はそう言った引退やリタイア後のレスラーの事も考えて、保険とか仕事先やらも考えていた見たいだから、その意思はノアに受け継がれていると思うし、そうあって欲しい。
小休止の時はグッズ販売でさっき戦っていたレスラーが売り子になって、サインなど書いていた。
昔はレスラーがこんなに簡単に間近で見れる機会などなかった。
グッズの売り上げもわかるが、僕はこれはできるなら止めた方がいいと思う。
やっぱり憧れであり、スターは手の届かない所で見たい。
と言っても若手ばっかりなので、(ベテランの小川はいた)その辺はわかっていると思うが、せめて一人くらいで、ずらっと5〜6人も並んで店員になっていると、ちょっと違和感を感じる。
人員削減の余波もあるんだろうね。
もし三沢がまだ生きていたら、重い体を何とか動かしつつ頑張っていただろうが、どうだろう?
それでも今の新日の勢いには負けていたと思う。
と言うか、ノアと全日に元気が無くなっただけかも。
そこで今回のグローバルシリーズのカンフル剤として新日からこの人が参戦。
永田裕二
永田はすごくいい人なので、きっとノアを盛り上げる為に一役買ったのだと思う。
実際、思った以上に盛り上げてくれました。
話題の白目もしっかりとやってくれました。
だけど初めにこっちを向いていたのですが、白目をやる時になってクルっと反対側を向いてしまいました。
思えばすごく見たいものではないはずのものなのに、これは絶対やらなくちゃならないので、大変だろうけど本人は嬉しいんだろうね。
ジャンルとしては永源遥のツバとばしと同じです。
会場は1,000人で満員だそうで、一番遠くの席だとしても選手の顔や仕草はわかります。
笑いあり、感動あり、ブーイングありと生で見ないとわからないエンターテインメントだと思った。
そして試合以外でも実況中継の生の声や、レフリーの立ち回り、試合を終えた選手がやるリング外でのサポートなど、テレビでは見られない光景も面白い。
普段生活していて思いっきり人が殴られたり蹴られるの見たりする事はない。
それだけでもプロレスはかなりの社会的位置を確立しているし、こういう人と人が戦うのを見ると言う行為は本能的に興奮するプログラムで埋め込まれていると思う。
そしてK-1はなくなったのに、プロレスは残っている意味が改めてわかるような気がします。
今度、お金に余裕のある時に個人的に来てみてみようかと思いました。