続きです。
朝です。
今回は完全防寒で挑み、湯たんぽも二人分、ユニクロのヒートテック上下など寒さ対策としてかなりの厚着を用意して行ったのですが、そこまでの寒さではなかったです。
でも肝心なのはじっと動かなくなった午前3時〜4時あたりの寒気なのです。
湯たんぽを新しく買った秋冬用の寝袋に入れたのが良かったのか、今回初めて寒さを感じずに寝れました。
あの真夏のポロト湖でソロキャンプをやったときでも、雨が降ったとは言え寒かったので外で寝る事の難しさを痛感した。
今回友人には誕生日プレゼントとして僕より防寒に優れた寝袋をあげたけど、手を出して寝てしまった為、あまりうまく寝れなかったようです。
気温の急激な変化でテントの外側はかなり濡れていました。
雨が降っていないのに朝露で芝生もびっしょりです。
僕は快眠だった、というよりもテントで寝るのが慣れたのかも知れない。
いつもの様に朝もやのあるキャンプ場を歯磨きをしながら歩く。
結構早い時間に明かりが消えたのに、まだみんな寝ているようだった。
でも一人だけお父さんらしき人が、ゴソゴソとテントから出てきて、椅子に座りコーヒーを片手に本を読み出した。
きっと子供と奥さんいない所で、やっと自分の時間を楽しんでいるのだろう。
歯磨きと洗顔を終えて、あのお父さんのおかげで朝の楽しみでもあるコーヒーを思い出した。
暇だし、ガスでは面白くないので、ソロストーブで火をおこして湯を沸かす。
コーヒーを飲んでいると、早朝なのに車が何台も次々とやってきた。
全員へらぶな釣り師達だった。
遠くからダラダラと台を設置したり用意しているさまを見ていたが、もう今日は朝からコレをやるって決めて楽しみにしていた感じが何となくわかる。
きっと釣り師達にとってこの秋晴れの中、道具を用意するのも楽しいんだろう。
釣りに関して「何が面白いんだろう?」は昔っから思っている事でもあります。
色んな人に話を聞いたり、やってみたりしたが、あまり理解できないままでいる。
あんなに熱狂させるものの面白みがわからないなんて、人生を損しているような感覚になるのは嫌なんだけど、人生におけるあらゆる扉を開けていたらキリがない。
そんなへらぶな釣り師達を見ながら、朝食の用意。
定番の目玉焼きとハムを焼いて食べた。
(iPhoneのバッテリーが切れたために何も写せず、、。)
食べている最中、脇の道をジョギングしてる人が通ったりした。
改めてここはキャンプ場よりも公園の意義の方が大きいのだ。
友人も一度起きてきて、竿に餌をつけてへらぶなを釣ろうとしたが、何も反応がないのですぐ止めたて再びテントで横になりだした。
僕もその後試しにやってみたが、すぐ根がかってしかけをダメにして止めた。
もし釣れたとしても、魚を触ったり、どう処理していいかちょっと面倒なので内心ホっとした。
思えばそんな奴が釣りをしようと思ってはいけない。
天気が良くて釣り人達は用意が終わると、皆それぞれへらぶな専用の台と言うか、小さい船着き場の上に座りじっと動かなくなった。
大体5分おきくらいに餌をとっかえていた。
大体が知っている顔ぶれらしく、少しとなりとの距離はあるが、たまに餌は何を使っているとか、今日は当りが悪いとかボソボソと話していた。
しばらくすると向かいの岸の方から元気に「トレーントレーン走ってゆけ!、トレーントレーンどこまでもー!」とブルーハーツの名曲を口を揃えて歌いながら走ってくる子供達が来た。
いったいあの歌をどこで覚えたんだろう?
その快活さや、あまりにも素直と言おうか、素朴な風景に変な感動があった。
その子達は3〜4人くらいで、台は使わず糸をたらして釣りをし始めた。
だけど1時間くらいやって1匹もつれないまま帰って行った。
釣り人の会話を近くで聞いてみても、今日は当りが渋いらしい。
見ていたら、当りも本当に一瞬の合わせでしか引っかからず、みんなじっと竿先に神経を集中していた。
あんなに真剣にやっていて釣れないのに、僕らのような素人が釣れるはずない。
さらに時々貸しボートが横を通ったりしても特にイライラした様子がなく、本当に日長にのんびり時間を使っているのがわかる。
橋を渡ったところに月形温泉があり、帰りに入っていこうと途中まで行きかけたが、やっぱりなんだか面倒になり、札幌までの道に切りかえした。
まだ紅葉が始まっていないので、次あたりは紅葉の見所でやってみたい。
そしておそらく今年最後のものになるかもです。
天気次第です。
すすで真っ黒だった道具もあの手この手を尽くし、ここまで(これでもかなり)キレイにした。
ソロストーブ何かはもう10回以上は使ったが、色は変われどビクともしてない。
終わり。
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