続きです。
2日目の朝。
天気は晴れていたが、風は強かった。
強い風がある以上、テントをたてようとは思わない考えになっていた。
今いいが夜にもっとすごい強風がきた時の対処が出来るかどうか判断できない。
とにかく朝食をとろうと色々調べて、卸売市場敷地内にある穴場の食堂をネットで見つけたのでそこに行ってみるも休日はやってなかった。
そこでもうその土地のとかどうでも良くなり、とにかく腹に何か入れて体調を回復したかったので、昨日に引き続き、すき屋で朝定食を食べる。
残念ではあったが普通にウマかった。
そして次に朝風呂をやっている所を探す。
検索して真っ先に出てきたホテル光南に行ったのだが、えらく混んでいた。
こんな朝っぱらから駐車場は満杯だし、次から次へと客は入れ替わっていた。
入ってみるとその理由がわかった。
料金が安いのだ。
手ぶらで来たとしてもタオルとバスタオルを貸してもらって500円。
でも値段だけの問題じゃないかもしれない。
風呂はぬるめのモール温泉で、疲れをとると言うよりもさっぱりした。
それに結局、外で寝た訳でもなかったので汚れてもいなかった。
それでも風呂から上がると体力的にかなり復活した。
開館と同時に帯広美術館へ行く。
ここは特に予定に入ってなかったが、帯広にいる以上時間もあるし、寄らない訳にはいかない。
ジブリ映画の背景を主に担当していた山本二三展が開かれていた。
とにかく呆れるほど細かく描き込まれており、アニメの一瞬に過ぎ去ってしまう絵にここまで描くのかと、世の中どうなっているのか疑ってしまう。
そして飽きる。
とにかく飽きた。
ウマいのだが、美術品として見るには合っていない。
むしろ自己主張があってはいけないのが背景の絵なのであって、それは仕方が無いのだが、申し訳ないが後半は飛ばして見て行った。
でも学校の誰もいない教室とか、本当にいい空気を捉えている。
じっと見ていると何か忘れていたものが蘇った。
「ああ、思えばこんな感覚あったよな〜」と。
そしてちょっと大げさにノスタルジー感を出しているとも思った。
なので「超リアル」と言った表現が合うかも。
思えばこの美術館も相当な回数を来ている。
この道を通るといつも思う。
でも今年はこれが初めてだった。
その後は天気がどんどん崩れて、重い雲が遠くに見えた。
それは日勝峠に覆い被さっていて、もうキャンプをする気がほとんど失せていた。
風も強く、友人が次に行く場所「沙流川オートキャンプ場」の風速を見た所10mと出た。
今回で風速をかなり学んだが、風速5mで僕的には中止としてよかった。
とにかく札幌に帰る考えで、一応次のキャンプ地には行ってみようと言う事になった。
デイキャンプで焼肉だけして帰るでもいいかなになってきた。
日勝峠を越えた時にはとりあえずこの難敵を終わらしたのでけっこう嬉しかった。
途中かなり眠たくなって、どうにもならなかったので休憩スペースで休んだ。
そこには下の方に沙流川が流れており、友人はせっかく買った釣りの仕掛けが無駄にしたくなかったのか釣り竿に付け始めた。
でもガードレールを越えて行ったところ下に行くにはちょっと危険だったので止めた。
この時点ではこれでも、何かもう満足だった。
もう札幌に帰ろう、そして明日は1日家でゴロゴロしようと、一度諦めるとどんどん色んなドアが開く、悪いクセだ。
続きます。
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