昨日の事なんですが、
3月にチケットを買っていた「チック・コリア/スタンリー・クラーク」のコンサートに行ってきました。
キタラ大ホールはこれで4度目。
見に来ているほとんどは40代オーバーって感じ。
そしてどの人も特に男性はジャズが好きなんだろうなぁ〜って風貌で、一つ尋ねたら10くらいのウンチクが返ってきそう。
デュオなので当然二人。
ドラムはなし。
でも僕はデュオが好きで特にこの↓
ケニー・ドリューとニール・ペデルセンのコンビが大好きで、チック・コリアとスタンリー・クラークもピアノとベースだけの方がかえってスリリングな感じなると期待していた。

この絵の感じくらいの近くで見る事ができました。
席はあれよあれよと言う間に2階席までほぼ満席になった。
スタンリークラークは足が長く、スーツもやたらと決まっていてかっこ良かった。
ベースソロは圧巻でこの動画↓よりももっと発展していてパワフルな演奏だった。
途中チックコリアがお客さんを3分割してコーラスの練習をさせた。
僕の座っている席は右側で一番低いパート。
僕は音痴なので声を出さずにいたが、うしろの年配の女性達は笑いながら声を出して楽しんでいた。
初めはよく恥ずかしがらず声を出せるなと思ったが、途中からチックコリアの無理難題な要求にも難なくついていく年配の方達の事をかなりスゴいと思う様になった。
そして、ここまで音階を聞き取れない僕はかなり損をしているのではとも思った。
あとすぐ近くに一人、演奏の終わり頃に「イェイ!」と必ず言う親父が気になってしょうがなかった。
最後にもってきたスペインのリズムに合わせて一人だけ小さい手拍子を叩いているのだが、それが全然あってなくてちょっと「やめて」って言いたいくらいだった。
それでもスペインはこの動画↓
で何度も聴いていたので、スタンリークラークも一緒ならまさに本物のスペインを生で聴けた事に心底感動した。
この動画は本当に何度も見ていて、何回見ても飽きない。
フルート→トロンボーン→ギター(ジョージ・ベンソン)→ピアノ(チック・コリア)の順でソロがあるけどどれも素晴らしい。
特に万を期してのチック・コリアは鳥肌がたつ。
そしてスタンリークラークのブンブンうなるベースが全体を引っぱっていて、ずっと聴いていると変な気持ち良さを感じる。
この動画の頃は若いけど、昨日見た老いた二人はとてもチャーミングで、純粋な気持ちを一つも損なわれていない様に見えた。
最後はもちろん全員スタンディングオベーション。
満開の拍手の中まさに大成功と言った感じで終わった。
プロ。
それも一握りの一流。
そういうものに触れる機会を増やしたい。
ジャズはいい。
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