2014年4月24日木曜日

カレー&ギョウザ&陰謀

引っ越して以来、久しぶりに「みよしの」に行ってきました。
帰り道のルートにちょっと外れていたのが行けなかった理由です。

でも、新しい土地でのみよしのはカウンターしかなくて、店員も細い通路に2人で仕事をしているのですが、やる事が無くなると行き場がなくなり、客の前で立っているしかないのです。



ちらっと見てみると、目はうつろで(と言うか、そう見えてしまう。。)目線は左下に向けられています。
逃げ場がなく、こうしているより仕方が無いと言うのは良くわかるので、同情すら覚えます。


だけど、どうも目の前で立っていられると食べづらい。
むしろ椅子に座ってスマホでもいじっていてくれた方がいい。

後ろでは餃子がオートマチックでジュージュー焼かれており、冷酷なブザーがまるで何かの命令のように必要以上の大きさで鳴ります。
その焼くマシーンも冷凍の餃子を並べてボタンを押すだけと言う誰でもできるものです。
なので、従業員のやる事も割とすぐ終わる仕組みになっています。

他のみよしのの店は大体が広くてゆったりしています。
店員の作業風景も奥にあるので見えません。
この度、ただ立っている従業員の目の前で黙々とカレーを食べると言う仕打ちは、店員を含めて何か大きな力の陰謀に巻き込まれている感じがしました。

この店をオープンする時、誰かがこういう状況の絵を思いついて作ったのでしょうけど、きっとこの動物園見たいになる所までは気が回ってなかったと思います。

「カレーを食べている人を見る」なのか、それとも「何もする事がない拘束された人間を見る」なのか、この状況はどちらとも言えず、わかりません。





だけどお互いのパワーバランスはずっとイーブンであって、最後まで崩れる事はありません。
そして意識しだしたとたん、味などどうでもよくなりました。







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