2014年4月29日火曜日

ガキに変わる瞬間

昨日、夕食をなか卯で済ませようと思い、券売機の前でどれにしようか迷っていました。
前から思っていたのですが、券売機は料理の種類が少ない店だけにしてほしい。
優柔不断なので、時間が欲しいのですが後ろから人が来ると焦ってしまう。

そんないつもの様に迷って立っていると、ほどなく親子がやってきて、
「わ〜、いろいろあるね〜!」
などと少しはしゃいでいる。
なか卯のどこにはしゃぐポイントがあるのかわからんが、微笑ましい光景だ。


「あ、お子様メニューもあるよ〜!!」
とお母さんだけ騒いでいる。
その下で子供が何かしゃべっている
「見えない」
小さい声だが確かにそう言っていた。
そんなのは関係なく母親はまだ勝手にテンションが上がって一人でしゃべっていた。

僕はただでさへ迷っているのに、隣の親子に気を奪われて余計に迷った。

そうしていると突然子供が
「見えない!」
と大きい声を出してジャンプした。




ジャンプした子供の頭が前かがみでいた母親のアゴに思いっきり当たり、
「ハギュ!」
って母親の声が出た。

しばらく
「いって〜」
と静かだった母親だったが、さっきの陽気な感じとはうってかわり
「てめ〜、、このクソガキ〜、、いてて、、ガキこらぁ〜、、」
と自分の子供ではない対処の仕方になりました。




子供は券売機の隙間に逃げて
「見えないんだもん、、」
とかぼそい声で正当性をアピールしていた。

僕は慌てて、何を食べるかなどどうでも良くなり、牛丼(並)単品のボタンを押した。
とにかく、あのお母さんの変貌っぷりが怖かった。

個人的に女性がああいう言葉を使うと百年の恋も醒めてしまう方です。
でもその後店内ではやさしいお母さんに戻っていました。
子供ももう怖がっている様子がなく、また色々文句を言っていた。

確かにあの子供を制するには、あのぐらいの怖さでいかないといけないかも知れない。
でもちょっと「てめ〜、、このクソガキ〜」は怖かったです。






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