2013年9月9日月曜日

赤井川村雨中キャンプ 2

続きです。

まだ札幌。


自分の予想ではもう完全に出遅れている感を突破して、なかば諦めかけているのに、友人が釣りをしたいと言うので釣り具店へ。


キャンプだけでもまだまだ高度なのに、さらにもうひと段階上の「釣り」なぞ無理に決まっている。
だけど、もう時間的にも天候的にも行けるかどうかも怪しくなってきたので、中止になったらこれだけもネタになると思った。


これから行くところは余市の近くにある赤井川村と言うところなのですが、そこで何が釣れるのかネットで調べてはいるが、あまりにも情報が少なすぎる。
僕も昔フライフィッシングを真似事程度にやって、良く釣り好きの友人に誘われて行ったが、ヤマメなど一日やって1〜2匹釣れればいい方ですごく難しいものだと認識していた。

今回はまず赤井川村と言う知らない土地に行く事、二人でキャンプ、新しいテントの設営、タープの組み立て方、押し迫った時間、何より北海道をかすめている台風、それだけでも大変なのに「釣り」というさらに新スキルを要求している友人をただ見守るしかなかった。

結局今回釣り道具の購入を諦めて店を出た。
諦めるのは当然だと思ったが、それにしては長いあいだ道具を見て回った。

店を出ると雨が本降りとなり、ワイパーをせわしく動かさなければ視界が開けない感じの中、今回我々は何をしようとしているのか改めて認識しようと確認の為、会話した。

とにかくとりあえず、現地まで行こうと。
行ってみてヤバそうだったら引き返そうという事で落ち着いた。
でもこの雨中、もはやキャンプなんぞやれる可能性はかなりなくって、ただガゾリンを消費している気分になった。

毛無山を何度もUターン気味に上り下りしてやっと着いた。
ある程度天気予報は当たっていたのか、路面が濡れてなかった。
後志地方はウマい事低気圧から逃れていたようだ。


ドローム・キャンプフィールド。
画像はないが、まず川があって辺り一面楽園に来たのではないかと言うほど癒しの場所だった。
そしてここに来て完全に小雨は止んでいた。
と言うより、天気予報でここは比較的に雨を避けている地域だったから選んだのであって、札幌は降っていた思う。

管理室にいた受付の女性にとりあえず料金とか利用状況を聞いてみた。
車一台駐車料金500円、大人一人800円、そしてこの天候の中、利用客は20組いると言った。
僕が迷っているととりあえず車で見て回っても結構ですと言ってくれた。
ただし受付終了時間が5時だと言った。
今は4時。
その情報を車で待つ友人に伝えた所、この景色に心を奪われたのか「やってみようか」と言ってきた。
そう、20組もやっている人達がいるし、ここに来て引き返すと言うのはそれはそれで、なかなか堪え難いものがあった。

本当は料金も払っていない中、中に車を入れるのはダメなんだろうが、特別に良いと言ってくれたのでグルっとサイト内をみて回る。

入ったとたんに美しい白樺の雑木林が眼前に広がり、川のせせらぎとともに完全に心を奪われた。
雨にしっとりと濡れ、静まり返ったその光景は本当に神秘的でもう「中止、引き返す」は二人とも微塵も思わなくなっていた。
そしてさらに嬉しい事に車を横付けしてキャンプできるいわゆるオートキャンプ場だった。
普通オートキャンプ場と言えばとるとこで2〜3,000円は取られるが、ここはそれがない。
おそらくそれで駐車料金500円とっているのだろう。
だけど少し心配していた荷物の持ち運びが無くなったのは何より大きかった。

だけど本当にやると思ってなかったので、食材を全く買ってなかった。
そこで近くにスーパーはありますか?と受付の女性に聞いたら、この村にスーパーはないんですが、唯一10km離れたところにセイコーマートがあるのでそこで購入して下さいと言われた。


時間もないので、とりあえずまずは料金を払ってしまって、食材を買いにキャンプ場を出た。
村のメインストリート的なところに入ったが確かにとにかく店がない。
ここの人達はいったどうやって物資を調達しているのだろうと思った。
まあ、そんな事いったら僕の実家がある田舎もそう変わりはないのですが、、。


酒と食材を手当たり次第買い込む。
気がつけば後部座席を倒して作った車のスペースが埋まっていた。
とにかくキャンプをすると決めた。

続きます。









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