2015年10月21日水曜日

3泊4日道東巡り 17



今日はもう札幌に帰るだけなので、昼過ぎまでここにいようと決めた。
だから昼寝をしたり、残った食材を焼いたりして過ごす。


こんな森の中で毎日ゆったり過ごしてみたいと思った。
最後のキャンプ場は天気も良く暖かで、風もなく天国の様な居心地だった。
全てが優しく力強いというイメージ。
昨日行った知床よりももう1ランクが濃い感じもする。


 

後はのんびり荷物を片付けた。
この3泊をしのいだ道具一つ一つが友達のように感じた。


そして




ここのメイン、川沿いにある無料の露天風呂「鹿の湯」に行こうと思った。
上の写真はネットからのものです。





iPhoneが圏外になったりつながったりと電波が乏しかったので、どうやって行っていいのか調べる事ができない。
仕方が無いのでキャンプ場をくまなくウロウロした。
看板みたいのが立っているらしいのだが、、。


探しているうちにずいぶんと山奥に入ってしまった。
一応道らしき跡はあるので引き返せば大丈夫なのだが、結構歩いたし、また戻るのはしんどいなと思っていた。

だけど行けども行けども森を抜ける感じがなく、熊も出る所なので急に怖くなってきた。
昼間だけどあの温かく包んでくれた優しい自然が別の顔を見せている。


やばい、、これは迷ってしまった。。。
辺りをグルっと見渡すとなんの目印にもならない同じ様な木々が立ち並ぶ。



引き返すか、、どうしよう、、、。








と、思って泣きそうになっていたらパっと視界が開けて道路に辿り着いた。

アスファルト最高!
こんなにアスファルトって安心を与えるものだったのか、、。


出た場所はキャンプ場からかなり下った所だったので、そこからまたしばらく歩いた。
日差しも強くなってきて、かなり汗をかいた。
これはもう温泉は諦めよう。
どう見ても誰か行っている雰囲気もないし、、閉鎖しているかもしれない。
それにもう札幌に帰るんだし、どうでもいい事のように思えてきた。
さらに少ししたら、頭の中で完全にどうでも良い事のくくりの部屋に入った。

もう帰ろう。



再びキャンプ場に戻って残った荷物の後片付けをした。
僕が寝た跡は元の自然な景色に帰った。
改めてここは本当に美しい場所だった。

キャンプ場をあとにして車でうねうねと曲がる一本道を登る。
途中、大型のバスが対向できて道をゆずったが、かなりギリギリだった。
普通の車どうしでもキツいのにかなりビックリした。


然別湖の展望台に着く。
シルバーウィーク最後の日とあって結構混み合っていた。


近くのホテルにある天然温泉に入る。
1,000円と高かったが、鹿の湯に入れなかった残念な思いを少しやわらげたかった。
しっかりとした温泉で、まだ早かったせいか貸切状態だった。


温泉から上がるとiPhoneのカーナビアプリで行き先を札幌にしてひたすら走った。
もうあとは家に帰るだけだ。


夕方になりお腹が空いてきたので、由仁町の「おにぎり あぜっこ」という店に寄った。


おにぎりにサバの塩焼きをつけた。
おにぎりよりもこのサバが脂が乗っていてすごく美味しかった。


キレイな夕陽をみながら僕と同じく札幌に帰ろうとする車と徐々にに合流する。
最後の方はちょっとした渋滞になった。




無事に帰宅。

色々あったがまずは事故やトラブルも起こさず終えた事が何よりありがたい。
荷物をおろし、ゴミをまとめて、汚れた道具を部屋に持っていてって洗った。
まるで4泊目をここでするようにこういった作業が当たり前になっていた。

改めて3泊4日という一人旅は思った以上にいいものだったと振り返った。
おそらく次もこの感動を求めて行くかもしれない。
だけどきっともう少し違うものになってしまうだろう。
知床で出会ったKさんが得られなかったように2回目はない。

でも来年またどこかへ行こうと思った。
この経験を生かしてもっと旅やキャンプを面白いように工夫してみよう。
そしてもっと挑戦の幅を広げていこう。











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