2015年10月27日火曜日

2015 キャンプ 4 美笛キャンプ場

今年4回目のキャンプは支笏湖にある美笛キャンプ場。


札幌から近いけど激混みの情報を良く目にするので、静かに一人で過ごしたいソロキャンパー向きではないのです。

ですけどキャンプも回数をこなしてくるとそんな激混みだろうがあまり気にしないようになっていた。
一度も行った事のないだけで十分行くあたいがあった。


着いてみるとキャンプ場では珍しく管理人室のある小屋の前にゲートがありそこで車をとめなければならない。

大人1,000円と割と高めなのだが、札幌に近いとあれば仕方が無い。




予想通りすごく混んでいて午後3時頃きたのだがどこも空いている感じがない。
だけど車を奥へ奥へ進めて行くと何とか僕のテントくらいは建てられるスペースがあった。
管理人から奥は夜にホースで水を出す音がうるさいかも知れないと言われていたが、そんな選べるような立場ではない。
そして希望していた湖岸の近くだったのでむしろソロキャンパーとしてはここがベストのようなな所だった。

とりあえず場所は確保できたので一安心。
テントを建てて、食材を買いに行く。
実はここに来るまで意外と店がなく、何も買っていなかった。
一応、袋ラーメンとか米とかはあったが、ちょっとそれもテンションが下がる。

少し遠かったが往復40分ほどで食材を買ってきた。
再びキャンプ場に入ろうとする「満車」的な看板が建てられてた。
確かにいくらフリーサイトととは言えこれ以上はムリなくらいテントで埋まっていた。

だけど僕の所は他のテントから意外と大きくスペースが空けられていてストレスなく過ごせた。





今回試してみたい事の一つにたき火があります。
最近ソロストーブで焼いたり湧かしたり、さらにたき火なんかもしてしまっていたので、ファイヤーグリルを使っていなかった。

ビバホームで買ってきた薪をアーミーナイフで細かく割ります。
でもいつも途中で疲れて太いまま燃やしてしまう。
来年は斧を買っておこう。




とりあえず、ニンニク焼きと発泡酒で落ち着く。
キャンプでは良く動くんで、ビールより軽い喉ごしの発泡酒が合います。
小さくワイヤレススピーカーを鳴らす。




右にあるオレンジのホースが湖にゴミとか入るのを防いでいるっぽい。
これは確かに色的にも景観を損ねているかもしれない。
だからここが空いていた。
でもそんなの慣れれば関係ない。
支笏湖を眺められてなんぼだ。
湖岸沿いの砂浜の所は所狭しとテントが並んでいる。
いくらなんでもあんなに隣同士が近いのは嫌だ。


暗くなってきたのでたき火をつける。


このファイヤーグリル、バーベキューだけでなくたき火台としても購入していた。
にも関わらず、今まで一度もたき火をした事がなかった。
まず薪を用意できなかった事が大きいが、この美笛でのたき火がすごく良かったので、これ以降のキャンプは必ずビバホームで薪を買う事になる。

この日はトウモロコシとか少量の肉などを焼いてあまり食べなかった。
ビールとハイボールばかり飲んでたき火の光を見ているだけでずーっと気持ちよかった。


少し寒くなってきたのでたき火の火も消えたし、テント内に入る。
家族連れのキャンパーが多いのでとにかく遠くで子供の声がうるさい。
けっこう夜おそくまでテンションが高いので親は疲れる事だろう。

そんな子供の声もなくなり闇がずっと深くなってくると、僕は再びテントに出た。
星がキレイでウイスキーをストレートで飲む。
まだ寝れなそうだったのでソロストーブで炭を起こしてジャガイモのスライスしたものを焼いてバターで食べた。

そこにカップルが湖岸まできた。

女「うわ〜星がキレイだよ〜」
男「そうだね〜星ってこんなによく見えるもんなんだね」
女「……さっき言った事だけどね……」
男「……」
女「あなたはわるくないよ…」
男「……」
女「でもあそこであんな風に言う事ないとも思うのよ」
男「……」
女「それを言ってしまったらおしまいって言う事もあるのよ」
男「……」
女「でもそれが悪いって言っているじゃないの」
男「……」
女「それがあなた何だし、それが良さでもあると思うよ」
男「●●●●(低音でよく聞こえない)」
女「だ〜か〜ら〜、、最低!」
男「●●●●(低音でよく聞こえない)」
女「それがいけないって何度言ったらわかるの!」
男「●●●●(低音でよく聞こえない)」
女「そうよ…」
男「●●●●(低音でよく聞こえない)」
女「うん、、」
男「●●●●(低音でよく聞こえない)」
女「そうね、だから勘違いしないで、それがあなたの良さでもあるのよ」
男「●●●●(低音でよく聞こえない)」
女「だからあなたの事を悪いって言っている訳ではなくて、いい所でもあるの」
男「……」
女「わかる?」
男「……」
女「でも色々と直さないとダメよ、、」
男「……」
女「直して欲しいけど、それがあなたは良さでもあるの…」




途中から面白くなってきたのでずっと聞いていたが、あまりにも女の「それがあなたの悪いところでもあって良いところでもあるの、わかる?」という言葉を繰り返すから嫌気がさしてきたので、わざと大きい音を立ててこちらの存在を気づかせた。

この、「ダメ出し部分」=(イコール)「それが長所」という事で相手を気遣いつつ、自分がいかに客観的に物事を冷静に見ているか、あるいは見る事ができているかという上から目線で自分のプライドも保てるシステムはズルい。

さらに星がキレイ〜からの流れで恋愛的環境が盛りあがったはずだ。
言い合いという形で作りたかったかも知れない。

マックスの所は「だ〜か〜ら〜、最低!」と女が大声で言った所だ。
何となくだが男の方は「それがしたかったんだろ?」という様な感じでこの寸劇につきあっているように見えた。

とにかくその後も寝るまでの間「それがあなたの悪い所であって良い所でもあるの」という言葉が頭から離れなかった。
そしてよくよく考えているうちに大嫌いになった。
ぼくも過去にこんな事を言っていたかも知れない。
誠に恥ずかしいかぎりだ。
でも「そういって悪く考える所もあるけど、それが僕の良い所でもあるのだ」と自分自身に言い聞かせて寝た。


朝。


早朝5時くらいだったろうか、釣り人が腰まである防水のズボンを履いて水の中に入っていた。
だけど見る限り誰も釣れていなかった。
ただ、景色が素晴らしくてここは毎年必ず来たい所になった。
わざわざ遠くに行かなくてもこんなに最高のキャンプ場があったんだ。


でも昨晩はあの「それがあなたの悪い所であって良い所でもあるのよ」女のせいで妙に寝れなかった。
コーヒーを飲んでようやく意識がハッキリしてきた。


夜あまり食べなかったので、ご飯を炊く。


で、いつも通りの目玉焼きとハム。


ウインナーも焼く。




トウモロコシは焼くと甘くてすごい美味しかった。




この美笛キャンプ場はなかなか良かった。
さすが値段も高いし混み合うだけある。
そして混んでいても今回テントを張ったこの場所は空いているような気がする。





帰りは良いという噂に聞いていた丸駒温泉へ。
1,000円払ったわりに思ったほど良くなかった。










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