2012年7月13日金曜日

妖怪 塩角刈り

朝、目が覚めると雨音は聞こえなかった。
だから、走らないでいい理由は何も見つからない。
とは言え、走らなければならない理由も突き詰めれば特にない。

でもわずかな理由をきっかけにしないと、言う事を聞いてくれない。

体は特に。

それに僕の場合、途切れたら大抵終わってしまう怖さもある。

外に出た。


まだ雨雲が残っていて、アスファルトも少し濡れていた。


玄関先に誰かが落としたネクタイがあった。


前田森林公園へ向かう道。


そこの注意書き。
3つのうち2つは犬の事。
ゴルフはいらんだろ。


前田森林公園の注意書き。
全部、犬の事でいいのだ。


雨上がりなので特に気持ちよかった。




いくつかある野球場の一つ。


札幌市民は恵まれている。


朝食は昨日買っておいた豆パン。

走った後は汗がなかなか引かないので、家を出る10分前まで服を着れなかった。


自転車で行くには時間が無くなったので車を出す。
それでも少し飛ばした。





明日から3連休だからか、仕事が遅くなり、ちょっと疲れた。
9時過ぎに行けばいつも満車の駐車場も空いていた。

「ラーメン大将」


ラーメンという冠を名前につけておきながら、ほぼ誰もラーメンを頼んでいない。
一度食べたが、実家の母さんが作るラーメンといい勝負だった。


今日は3番「野菜炒め定食+餃子」
ラーメン以外はほとんど美味い。
紅ショウガをいくら使ってもいいのがうれしい。

カウンターの席が結構空いていたのに、僕の隣に「メガネ角刈り」が座ってきた。
なんで、こんな近くに座ってくるのよ?
完全に頭おかしいんじゃないか?とすら思った。

ただでさえ狭いのにと不満に思いつつ、少し椅子をずらした時、奴の角刈りと頼んだ料理を見て、それは確信に変わった。

「塩ラーメン大盛り」

ありえない。
角刈りもイライラするが、ラーメン大将のメインは肉チャーハン、肉野菜炒め、肉丼ととにかくあの雑に盛りつけてくる独特の肉なのだ。

ラーメンは実家の母さんレベルなのに、その中でも塩とは!

食べ方もわざとじゃないかと思うほど、絶対無視できなかった。

ジャンプ片手に麺を持ち上げ、フーフー息をかける。
ジャンプに夢中になる。
まだ食べない。
まだ麺は持ち上げたまま、もう一度フーフー息をかける。
ジャンプを見る。
まだ食べない。
完全に冷えきっているであろう持ち上げたままの麺に3回目のフーフー。

何がこいつを表現するのに適切なんだろう。
クレイジーとも違う。
う〜ん。。わかった、妖怪だ。

ならば仕方が無い。
そっとしておこう。

帰宅してもまだネクタイはそのままだった。


体重あまり変わらず。
だけど大分しまった感覚になってきた。

こうなればどんどん勢いづいてくる。
明日は10km走ろう。


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