今朝は少し太ももがケイレンを起こしていたから、走るのを止めた。
本当は走り終わったらマッサージとかするといいのだが、そんなものはもちろんしないので、休むしかない。
疲れもあるのだが今日は芸術の森と札幌ドームに行くので下手に体力を使うと後々バテてしまう心配もあった。
まずは芸術の森で開催されている「立体力」。
今日が最終日なのであぶなかった。
円空にはじまり現代作家まで意外と楽しめた。
特に円空の木彫りはフォルムが美しく、触りたくなった。
昔は信仰を重点としていたので、美は意識していなかったらしいが全国を旅しながら何万体と作った技からくるシンプルで無駄の無い彫り跡は1mmのズレも感じられず、パーフェクトだ。
他にもグっとくるものがたくさんあったが、高村光太郎とか戦前から戦後にかけての日本の彫刻やブロンズ像はロダンの流れを受け、迫力があった。
僕の好きな砂澤ビッキもあった。
常に風を意識した空気の流れを感じさせるタッチやフォルムは相変わらず見ていて気持ちがいい。
僕もいつか木彫りのカラー彩色したもの作ってみたい。
芸術の森を後にして札幌ドームに行こうと思って、ローソンで駐車券を買おうと思ったら完売だった。
正直なめていた日ハム人気。。
なので近くのヤマダ電機に止めてそこから歩く事にした。
約2kmはあったと思うが、たまに知らない土地を歩くのもいい。
気候も暑すぎず、気持ちよかった。
ドームに入ると外とは一転したお祭り雰囲気にかなりテンションが上がった。
席を探すとどんどん下に降りて行き、かなり前の方だったのでうれしかった。
焼きそばとかフローズンアイス、豚カルビライス棒、ポテトなど派手に食べての観戦。
試合は先発のウルフが打ち込まれありえない集中連打で一挙4点と序盤で取られた。
それでもソフトバンク先発の大隣相手に2点差まで追い上げたが、途中交代の榊原がパカパカ打たれて絶望的な5点差にまで広げられた。
この時点でチラホラ帰っていく人が目立ち始めた。
DH(指名打者)の枠に何故か杉谷という若手を起用していたに驚いた。
そこは怪我の心配のある守備につかずともまだまだバッティング技術があるベテラン(二岡)とか守備に難があるけれど一発があるアホっぽい外国人(ホフパワー)の場所だから、逆にプレッシャーだろうと思った。
点差が広がり試合が大体結した感じになった8回、それまでノーヒットの杉谷のあたりはボテボテの内野ゴロ。
だけど懸命に走り、一塁にヘッドスライディングしてセーフになった。
だけど懸命に走り、一塁にヘッドスライディングしてセーフになった。
気持ちがこもっていた。
今日一番感動したところだった。
9回、田中賢介のタイムリーで4点差に追いついた。
ここまで待った日ハムファン9割の会場も最後、うっぷんを、日曜日を、明日から仕事というダークな気分をかき集める様に盛り上がった。
2アウト1、3塁、あと1アウト。
それでももう望みは無かったが、ここで打つ事で存在感をしめすしかないDH杉谷登場。
だが、秋山監督はここでセーブがつかない点差なのに森福を出してきた。
今、ノリにのっている球界を代表するようなストッパーの登場で会場全体も5%ぐらいの期待が0.01%までトーンダウンした。
杉谷に対してここまでやると言うよりも、森福に抑えられて負けたって言う印象をこれからのシーズン後半戦に向けて印象づけたいのだろう。
後から調べると杉谷は今時珍しいスイッチヒッターなので森福のえげつない角度のある球も右打者で対応できたのだが、そこはもう見ていて全然打てる気がしなかった。
結果、何とかバットに当てたがボッテボテの内野ゴロ。
日ハムファンの「あ〜あっ。。」というため息まじりの声が広がったが、
懸命に走る杉谷に!
8回にヘッドスライディングしてセーフになった杉谷に!
なんでこいつをDHに使ったのよという視線を終止うけていた杉谷に!
ソフトバンク内野陣、慌てたのか1塁福田の悪送球で1点追加!
会場全体が一瞬、ワっと振動が起こった。
ここが一番盛り上がった。
僕も思わず声を出してしまった。
こういうのはテレビでは味わえない。
何万人という目線がそそがれるのを肌に感じながら、みんなの期待が一つになって奇跡が起きた時におこる感情の揺れを体感できただけでも来て良かった。
秋山監督はこれが怖くて2アウトから森福を出したのだと思った。
技術ウンヌンではなく、妙なあらがえない力を感じ取ったかもしれない。
その後、一発同点のチャンスだったが糸井が三振でゲームセット。
ちょっと疲れたが今日一日面白かった。
たまに野球、見に来よう。
帰ったらどか食いしたのできっちり取り立てが待っていた。。
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