2013年8月27日火曜日

お盆の出来事 9

続きです。

3日目は早朝から女満別の野菜直売所へ。


開店と同時にかなりの車が集まって来た。


スーパーより4〜5割安いです。


とにかく、客の方も農家みたい人が農家から大量に買い取って行く感じに見えました。
車の後部座席にぎゅうぎゅうに押し込んでいるくらいで、商品の値段が安いんで労働に近い感じ。
きっとご近所さんの分もまとめて買っているのだろう。


帰って来て、毎朝の行事、仏壇に添える米タワーを作ってお供えする。


これが、お父さんには申し訳ないけど、結構めんどい。
考えた奴誰よって思う。
なにもタワーにしなくてもいいじゃないの。


そして朝ご飯、と言っても夕飯もこんな感じです。
肉はありません、魚と野菜だけ。
でもこれがウマくて、ごはん3杯は毎回食べてました。
帰って来て2kg太りましたが、もう仕方がない。



お昼頃に北方民族博物館へ。


前も来ましたが、母さんにも見せたくて連れてきました。


そこでこれを発見。
前は気づかなかったけど、これはセワポロロ。
でも表記にセワポロロとは書かれておらず、ウイルタ族とだけ書かれていた。


このセワポロロ、実は幸せをもたらすと言われているだけで、詳しい事がわかりません。
今度のあの木彫りの店主に聞いてみよう。
これを見てわかる通り、2体で1対って言うのがわかりました。
頭の角みたいなものが2本と3本、そして背も違います。
この背の違いは男女を表しているのと思うのが普通だけど、違うかも。
それに、本物は何か知らんけどやけにリアルだ。


これは3本角の方が背が低い。
これも2体で1対。


僕が買ったセワポロロはあのおっちゃんのオリジナルだとわかった。
だとしたら、あんなに愛くるしい表情にしてセンスある。




あと別コーナーで、植村直己が南極で使ったテントとソリが展示されていた。


僕も今回初めて一人キャンプでテントを張っただけで、何かとんでもない冒険をした気になっていたが、前人未到の南極大陸を一人で行くとは想像を絶する。
映像もあったが、氷が割れかかっている上を犬ゾリが猛スピードで駆け抜けていた。
まわり一面真っ白、どこに目的を定めればいいのかわからない。

何か昔読んだ事あるが、一度このソリが沈没して、ここで終わりかと思って待っていたら、奇跡的に理由はわからないが浮き上がって氷上に飛び出して助かったと言う。



誰も教えてくれない、毎秒、自らが作り出すアイデアや知恵で乗り切っていたと思う。
ロープの結び方一つにしても、おそらくとんでもない発明があったりしたと思う。
昔は何にも感じなかったが、このテントとソリを見てドキドキした。
ランナーズハイならず、アドベンチャーズハイになっていたのは、この実物を見て少し伝わって来た。


その後、網走美術館へ。


写真家、戸川覚さんの展覧会。
北海道の自然、アイヌ、チベットの写真が迫真で迫ってくる。
全部かなり大きい写真で、やっぱり写真の展示は普段見られない大きさで見せてほしい。
鹿の毛並み、1本1本まで本物以上に見せてくれる。
中でも雑踏の中、行き交う人々の足下でひざまずき、祈りを捧げるチベットの老人が印象的だった。




昼飯を僕が好きな寿司や「寿安」へ。


この並セットは800円で一番安いんだけど、タコとイカとサバが入っているのでこれが一番いいんです。
僕はここの寿司が一番ウマいと思う。
札幌でもここまで美味しいの食べた事がない。
昔、親父が小樽の高い寿司を食べたけど、寿安と比べものにならなかったと言った。

観光客がきてカウンターに座り、大将に色々尋ねていた。
その話でここが網走で一番古い寿司屋だと知った。
今度年末に帰ったらまた来たい。


その後、帰って炭をおこし、BBQの用意。
兄貴家族が水族館を見た帰りに寄ると言ったので、待っていたけど、雨が降って来て、結局僕が庭で焼いて、窓から焼けたのを渡すと言うスタイルになった。
昔は家族4人、ここで父さんが作ったドラム缶を半分にしたお手製の肉焼き台で、良く肉を焼いた。
雨が降り始めたのわかっていたけど、ちょっと懐かしくなってやったのもある。

続きます。





0 件のコメント:

コメントを投稿