2013年8月20日火曜日

お盆の出来事 2


襟裳岬を後にすると延々とこんな道を走ります。
ほとんどまっすぐな道で、ここ特有の怪しい雰囲気があります。



そんな道を抜けるとまた海岸沿いへ。
まあ、道を作るなら山を迂回してここに作るよね。



この写真ではそうでもないように見えるけど、結構晴れていて、晴れなのに雨が降ったりもして、潮風やその匂いがすごく気持ちよかった。
雨はきっと遠くで降ったものが風で流されてるのだと思う。



久しぶりに来たら、立派なトンネルが出来ていた。
少しずつではあるけど、北海道はどんどん安全になっている。


このトンネルもどきは前にもあったかな?
もしかしたら新しいかも。。
この天気の悪い中、写真に小さく写っているチャリダーが多かった。


あの右側にあるのが以前使われていたトンネル。
黄金道路と言われる名残です。
黄金を敷き詰められるほど莫大なお金と人命がかかった道路の名所もいらないと言う事です。
悪天候で通行止めの回数が道内一だそうです。


ナビがあるにも関わらず、結構迷って着いた新嵐山オートキャンプ場。
だけど着いて、看板に満杯と書いてあった。
案内所に確かめる気力も失せるほど確かに人が多かった。
風呂が隣接してるし、清潔感があるのでここを選んだが、甘かった。
キャンプ場って予約するまでのもんなの?
知らなかった。

苦労して来たのに、どうしようか、、。
もうキャンプなんて止めて、夜間の運転で網走に帰ろうかと思ったが、もう一回だけ気力を出して、キャンプ場を検索して近く、と言っても車で30分くらい離れた場所に違うのを見つけた。
今度は電話をかけて、聞いてみたら空いていると言われた。
そう言われると、そりゃ空いているでしょ、と思ってしまう。



かなり疲れてようやく辿りついた。
そしてここが今となってはどこだかわからなくなった。

キャンプ場の受付なんて学生の時以来だし、何か変に緊張した。
住所、名前、電話番号など事細かく書かされた。
そして800円もとられた。
もうこんなにやられるとワイルド感も薄まる。


午後の6時くらいだったけど、バリバリに空いていた。
もちろん、コテージとか、車寄せ付きなんてのは満員だった。
あの車寄せのスペースの隣ででっかい網のテント張って、大勢でバーベキューなんてもう完全に自宅の庭だ。
しかもご近所さんも近いし、キャンプと言うよりバーベキューをやりにきた感じ。

ある家族なんかはバーベキューをやるシステムキッチンみたいな感じの高そうなセットで、ご主人が肉を焼いていた。
とにかくめちゃくちゃ金がかかっていると思う。
給料のほとんどをアウトドアにつぎ込んでいるので、週末はどっか行かざる負えないと言った感じに見える。

「ほら〜焼けたぞ〜、どんどん食え〜」
なんて、ご主人が自慢のキッチンスタジアムで肉を焼くも、待っているのは体の細い奥さんと3歳と5歳くらいの女の子。
ご主人のアウトドア熱に年月が追いついていない。



そんな観察よりも自分のテントを組み立てなくてはならなかった。
初めて組み立てるので、駄目だったら帰ればいいぐらいの気持ちでやった。


やっすいテントなのに、まあまあまともなのが出来た。
車はテントの近くに持ってきて良かったので荷物運びも楽だった。
だけど、車はまた駐車場に戻さなけらばならない。
はじめのうちは周りの人がみんな車を横付けにしてずっと置いておいたから、もしかして暗黙の了解でずっと置いておいてもいいのではと思ったけど、時間が経つと車を置いているのは僕だけだった。
そうだよね、こういう所のルールはしっかり守らないといけない。
ちゃんと、しばらくしてから駐車場に車を戻しました。

なるべく人から離れたかったので、僕だけ一人かなり奥に陣取りました。
沢が近くて、水の流れる音が心地よい。
出来たテントに入ってみた瞬間、結構ワクワクした。
こんな気持ちも久しぶりだった。
隠れ家的な興奮があった。
ゴロンとテント内で横になると、かなり自由になった気がした。
普段ってどれだけ縛られているのか、改めて思い知らされる。
この瞬間、キャンプして良かったと心底思った。
「あ〜、、俺こんな変な事してる〜」っていう感覚も面白かった。
全く期待していなかっただけにこういうのはちょっと驚いた。

続く。






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