2014年2月3日月曜日

小ずるい4台

再三取り上げている、駐車場の問題ですが、先日めったに会わない坊主頭が夜遅く帰宅した時に除雪をしていました。


初めて挨拶をして、僕も道具を持ってきて手伝いました。
いい機会だったので、僕は例のカップルに駐車スペースを占拠している事を注意して、現在使われていないスペースに彼女さんの車を停める事で、一応の解決した事を伝えました。


だけど、坊主頭は確かに困ってはいましたとは言うものの反応は薄く、その環境に自らを変える事で順応していたのが手に取るようにわかった。
こういう奴はいい奴で、社会人として無難に成功するタイプだ。
おそらく会社でも気に入られているに違いない。
実際このアパートも単身赴任で会社が家賃を払っていると言うから、それなりに待遇もいいと思う。

しかし、いまだに坊主頭さんが頭から駐車していると、例のカップルが間違っていたと思ってくれないので、バックで駐車した方がいいですよと伝えておいた。

もちろんこれは僕の彼らカップルに言った事が正しかったというシナリオを完成させる為だ。
そうです、カップルでも坊主頭の為でも駐車スペース環境の為でもない、問題はもはや僕の体裁を守るという事が今一番重要なっているのです。

ここで僕は何か裏でコソコソと工作を行っているような感じがしてきて、少しいたたまれない気持ちになった。
そしてやはり一番迷惑を被っていた彼の反応がかなり薄い事に少しひっかかった。
何かルール違反があったら、それを改善しようとしないのもかなりの罪があるのかも知れない。
彼らは何年間も2台駐車というルール違反をいつの間にか悪い事と思えないくらいに麻痺していったのだと思う。
だから以前の会話から自分たちが悪いと言う事より、あまり端っこに停めると隣の家の落雪で車がキズつくと言ってきたのだ。
そして2つの管理会社とモメて、結局は僕らが我慢をしているという怒りのパワーを稼働していた。
かと言えば、坊主頭のように自分を柔軟に社会に合わす事によって、ストレスを溜め込まない人間もいる。
どちらも巧妙に悪が潜んでいるし、この事については常に後回しの問題だったのだろう。
きっともっと日々大きくなっていく問題が山積みだし、毎日小ずるい悪をほったらかしにしているのは僕も同じなのです。






そして次の日の朝から黒い坊主頭の車はバックで駐車するようになっていた。
彼女の車が契約していないのに空いている駐車スペースに停めている事以外、この問題は一応の解決を見た。

このアパートに居るのも残り1ヶ月をきりました。
少しずつ名残惜しい気持ちも出てきます。










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