2016年8月3日水曜日

不毛な戦い

札幌に住んでいて、一度も蚊に吸われた事がなかったが、この前初めて刺されてしまった。

マンションの3階くらいになると蚊の飛行高度は限界に達してしまうから、ほとんどいないとの事です。
僕の今住んでいる部屋は車庫が1階だとすると3階という事になので、蚊はいないはずなのに、、。

昨夜、



と耳元を確実にモスキートな奴が通った。

実を言うとその前の晩にも刺されていたのです。
でもあんな小さい生き物、次の日まで生き残れるパワーなんぞなく、勝手にひっくり返っている事だろうと舐めていた。

だから、まだ生きている事に驚いたのと、もうこんな一匹に刺され続ける訳にはいかんと思い、起きた。

午前2時。
まず、貴重な睡眠をリセットされた事で奴の大罪は確定的なのだが、



股間の両端を、なんでかわからんけど、キレイに左右対称に吸っていきやがった。

かゆい、、。

ふだんの生活でこんなところ掻いているの見られたら最悪だ。


もう〜、だめだ、、!
完全決着あるのみ!





待つ。


カッチカッチ、、、。


待つのみ!


しかし鼻息も殺してじっと待つがいっこうに現れない。。
この間にも貴重な睡眠時間を削られていく。
ただでさへ最近は暑くて寝苦しいのに、やっと寝れたと思ったらこれだ。
本当にこの蚊を殺してやろうと思った。
いや、殺すんだけどね。

だけど一度あきらめて、電気を消し、寝に入るとまた耳元を「プ〜ン」と羽音を立てたので、本当に観念した。

わかった! もう、起きている!
お前を見つけるまで朝が来ようと絶対寝ない!





それでも、全く音もしないし、姿も見えない。
目を凝らし、部屋のすみずみまでジロジロ見るが全てが止まって動かない。




だけど、ついに!

30分くらいして、やっと見つけた!

僕の枕にいた!

多分、寝汗による二酸化炭素に引き寄せられたんだ!





あのやろ〜〜〜!


















勝った。





見ると腹の部分が僕の血でパンパンに膨れ上がっていた。

つぶすとこいつの体積に余りある血が噴き出す。
たくさん吸いやがって。。

蚊はメスしか人の血を吸わない。

血は彼女らの産卵に必要なタンパク源となる。
つまり、血を吸って、どこかで卵を産みつけなければならないのだが、今回僕が潰した彼女は絶対にこの部屋から出れる事はなかっただろう。
窓は網戸だし、僕が外出するときに開閉するドアなんてわずかな時間だ。

ホント、何しに来てんだか、、。。

そう思うとなんて不毛な行為なんだろう。
しがないおっさんの股間を綺麗に左右対称に吸っても、産卵できないんじゃ、誰も得しない。

不毛すぎる。

いや、僕がやさしく捕まえて外に逃がしてやれば、新しい生命が生まれたかもしれない。
そうすれば、多少の意味合いも出てくるし、自然の法則にかなっている。





するか!そんなこと!


殺すのみ!
不毛のみ!
絶滅を切に願う。




















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