2016年6月1日水曜日

徒歩モラップ 3

千歳駅で2時間半待って、ようやくバスが来た。

これを乗り過ごせばまた2時間待たなくてはならない。
10分前にはもうバス停のそばで立っていた。

支笏湖に行く人は8人くらいだったと思う。
その中に一組の外国人カップルがいた。
そして彼女の方が、人なつこっそうなジイさんに捕まっていた。







捕まっていたというのは、外人の女性の方は会話を終わらせようとしているのに、ジイさんの方が全く終わらせない。
きっと察するに、このバスは支笏湖行きなのか?という確認だけだったと思う。
外人はその情報だけ聞ければオーケーだったはずで、決して異国の地でふれあいを求めていたわけではない。
逆にジイさんの方は、こういうのを求めていたんだろ?と言わんばかりに、支笏湖の情報を勝手に喋っている。
あるいは、やたらとグラマーな若い、しかも外人の女性との接触を楽しんでいるのかもしれない。

しかし、それほどではない。
サングラス越しにもわかる。
まるたけライン
★★★
星3だ。

彼氏のは方は半笑いで、ちょっとイラついている。
そして少し僕の方を見て、やれやれ的な顔をした。
僕も「ですよね〜」の顔で空気のわかる日本人を演じた。






30分くらいバスに揺られ、支笏湖に着いた。
この時点で結構疲れていた。






でも、とうとう徒歩が始まった。
何と言っても、これを一番やりたかったのだ。
ここまできたら、何が何でもキャンプ場に行くしかない。

少し歩いただけで肩と腰にグイグイとザックのベルトが食い込む。
時間は午後の1時。
5月とは言え、快晴でかなり暑かった。
すぐに額の汗をタオルで拭う。
でもそよ風が気持ち良く、一歩一歩、すべての体の箇所に異常のサインが出ていないか、確かめながら進んだ。

続きます。











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