2014年1月27日月曜日

知らず知らずに

この前、帰宅した時、駐車場の車の停め方について話した女性がまた車を停めようとしていました。
今回は以前僕の車がハマった時に助けてくれた彼氏さんも一緒にいた。


初めは車をバックして前言った様に


こう停めてくれるだろうと待っていたら、
なかなか終わってくれないので、しびれをきかせて車から降りて話かけたところ、





あまり端っこに車を停めると、となりのアパートの屋根からの落雪に寄って車にキズがついた事があるので困っていると言ってきた。

それはヒドいと、それでどうしたんですか?と聞くと、隣のアパートの管理会社に電話をかけて、文句を言ったら自然によるものなので弁償をできないと言われたらしい。
そこでうちのアパートの管理会社にも文句を言ったら、同じ様な事を言われ、結構もめたんだけど結局は泣き寝入りした言う。

そんな事があるんで、僕が以前提案した停め方だとまた落雪で車が傷ついてしまうそうだ。
確かに彼の車は良く修理に出しているのを思い出して同情したが、そもそも2台駐車するのが違反なのです。
そこの部分は彼らの口からは一切言ってこなくて、僕も彼らのささやかな幸せをできるだけ応援してあげたいので、言わなかった。
それに僕はここをあと1ヶ月したら出て行くので、少し我慢すればいいのだし。

僕の右隣に停めている坊主頭の人がいつもバックで停めれないので、頭から車を入れて駐車していると言うと、いやあの人はよく頭から入れて駐車していると言ってきたのには驚いた。
いやいや、あなた達が停めていない時はバックから停めていると言っておいた。
彼は親切でいい奴だと思っていたが、自分の都合のいいように考えてしまっている事にガッカリした。

どうもラチがあかないので、僕の停めている左隣が最近空いたから、何か文句を言われるまで彼女さんの車をそこに停めておけばいいのではと言いました。
もちろんいけない事なのだが、責任は彼らが被ればいい。

そこから3人で雪山を崩して1台停めれるスペースを作り一件落着。
除雪をしながら彼としばらく話していたら、彼も僕と同じくここへは新築の時に入居したそうで、電気使い放題という面白物件だから入ったのに1年経ったら管理会社が潰れて、別の会社になり、家賃を少し下げる代わりに電気代は使った分だけ払う事になったので、損した気分で住んでいると言ってきた。
もちろんそれは僕もそうで、だから来月引っ越すんだと言った。

その電気代が有料になる時、かなりの人が出ていったが、彼も僕と同じく引っ越すお金がなくて逃げそびれたグループだったのだ。
今では新しく入居してきた人達と比べて家賃を5,000円多く払っている負け組なのです。

除雪の作業をしている間、彼が彼女に対する言葉遣いが結構荒かったので少し嫌な気分になった。
まだ結婚もしていないし、付き合っているだけの関係でも、そこにはそこのルールがあるので何も言わなかった。

作業が終わり、「お仕事から帰ってきて疲れているのに、色々すみませんでした」と彼から言ってきた。
不思議なもので、自分勝手な事をしている事とか、彼女に対する乱暴な言葉などの不快な思いがこの一言でチャラになった。
本当に人の事に関して言うのは慎重になった方がいい、きっと彼らは彼らなりのやり方でうまくやっていくのだろう。

でもよく考えれば、彼らはセックスしたいためにルール違反の2台駐車と言う問題をごまかしごまかしやってきたのだ。

さらに言えば、彼らがセックスをする度に僕は何度もハンドルを切り、坊主頭は頭から車を入れていたとも言える。

きっと世の中には、こう言う知らず知らず人のセックスの為にやらされている行動が多くあるのだろう。
そんな風に思うと、彼が言った最後のねぎらう言葉もやはりチャラになるのです。




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