3連休の初日。
1日くらいはせっかくなので遠出をしたいと思い、帯広へ。
帯広はアートに対してかなり力を入れていて、催し物が他の市町村に比べ多いと思う。
少々どころではなく、かなり遠いので体力的にもめったに行けないが難点だが。
3つの美術館を回る予定で一つ目は、鹿追町の神田日勝美術館。
こじんまりとした美術館だが、中はとても気持ちのいい造りになっている。
主要作品は全国に貸し出す事が多く、以前来た時もほとんど揃っていなかった。
今回はさらに作品が少なくて、他の作家でかなり補っていた。
それでも丁寧に妥協する事なく重ねられた筆のタッチは、透明感のある真摯な気持ちが伝わってきて心地よく、おだやかな気持ちなる。
32歳という若さで他界したと言う事実が絵の価値をさらに上げている。
館内は作品保護の為にかなりの湿度が保たれていて、独特の静けさがあり、絵を見ながら幻想的な世界に入り込んだ感じがした。
その後、近くにある福原美術館に行った。
初めは福原さんと言う画家が描いた絵がたくさんあるのかと思えば、フクハラグループの会長さんだかが集めた絵や美術品が展示されていた。
中には平山郁夫とか東山魁夷など有名どころも多数あって、意外に面白かった。
何故か神田日勝の絵もたくさんあって、それは神田日勝美術館の方に展示させればいいのにと思ってしまう。
昼は音更にある適当な豚丼のお店に入った。
特上豚丼800円。
もちろん、おいしかった。
まあ、ほとんど山椒と甘ダレの組み合わせた味が、ウマいという信号を脳に送っている。
本日のメインである帯広美術館到着。
ベル・エポックのポスター展。
ジュール・シェレを初め、ミュシャ、ロートレック、カッサンドルなどの19世紀後半に街角に張られていた本物のポスターが見れる。
中でもジュール・シェレのポスターはすごく大きくて、おそらく1時間見ていても見飽きないのではないかと思ったほど、構図、色の配分量が完璧だった。
カッサンドルにしても僕はその構図の分析をした本を持っているが、ほとんど数学と言っていいジャンルだった。
一昼一夜では追いつけない長年積み上げた英知がそこにある。
改めて真実や正確さは、まぎれもなく美しい事なんだろう。
帰りは雪が降ってきて、高速を使って帰ったが夏用ワイパーがほとんど機能していなくて大変だった。
かなり疲れたが、また一目盛り創作的な充電が出来た様に思える。
そろそろ、また色鉛筆で一枚描く準備をしようと思うが、年末に向け仕事もおそらく忙しくなると思うので、体を壊さない程度に頑張ろうと思います。
札幌に着いて南光園で焼き肉食べたのでちょっと増えたかも。
腹筋116回。
0 件のコメント:
コメントを投稿