2016年5月10日火曜日

わかるよ、母さん。

連休中のファイターズは散々でした。

ホームでソフトバンク相手に一度も勝てず、しかもどれも非常に悔しい逆転負けばっかりでした。

母さんはいつのまにか、熱烈なファイターズファンになっていた。
父さんが生きている間は、野球のやの字も知らなかったのに。

あまりにも打たれるので、とうとう松田の打席で、


と、言い出した。

理由を聞いてみると、





よく打つのもあるが、それにしてもあまりにも打つので、もう存在そのものが憎たらしくなっているらしい。

でも、わかる。

僕も打つからとか、野球の技術ではなく、もう顔を見るだけで少しイラっとするのです。
きっと九州の方では復興が大変で、ソフトバンクの活躍は被災者にやる気と勇気をもたらしていると思います。

それに松田なんて性格も明るいし、マッチなどの愛称で野球ファン全体から愛されている選手なのに、それでも嫌いになってしまう。

ああ、そうだ、僕も松田の顔を見るとイラっとしてしまう。


わかるよ、母さん。


きっとこれはソフトバンクだからという訳でもなく、日ハムの選手だったとしても、イラっとしてしまう顔のパーツかも知れない。

そういう種類なんです。

そして今度は内川の打席になった。

とうぜん、







と言ってきた。

内川の顔はアゴが出ていて、右に変形しているから、いくら内輪の話と言えども、外見の事には気を使いたい。








内川は最近、被災した熊本にヒーローインタビューで涙を流していたくらい、いい奴なんです。

でも、でもー、我が母親がそう言ってくれるのであれば、僕ももう声だかに言いたい、たしかに、内川の顔は変形している分、むしろ余計にイラっとする。

これはもう、仕方がない。
もう、何と言うか、この事を言えないのが息苦しい!
スッキリと吐き出したい。


と言うか、母さんからしてみれば、ファイターズ以外の選手はみんな嫌いというか、好きになれないそうだ。
そのかわり、ファイターズの選手は全員かわいいそうです。

でも、確かに僕も全体的にファイターズの選手は愛嬌があるように思うんだけど、これは立派な偏見なのかな?





ちなみに工藤監督は、
















だそうです。

ダイエーから巨人に移籍するときに、行かないでくれというファン17万人の署名に手書きで7年かけて全員に返事を書いたという、信じられないくらいの人格者だ。

だけど、だけどーーー、わかるよ、母さん、僕も彼がベンチでニタニタ笑っているのを見るが、一番ムカーっときてしまう。

まあ、これもファイターズが札幌ドームでボコボコにされるからいけないんだし、結局、これだけ感情を動かすのだから、プロ野球は面白いと言うことです。








0 件のコメント:

コメントを投稿