いつもの寅さんネタですが、「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」を見ました。
今回のマドンナはもっと多く出演するリリーこと浅岡ルリ子です。
浅岡ルリ子の生い立ちをウィキで読んだのですが、苦労もしてきたのだろうけど、それ以上に彼女が持っている生命力に圧倒されます。
幼い頃満州から引き上げてきて貧乏な生活をしていたのですが、映画のオーディション3,000人の応募の中から選ばれ成功を収めて行きます。
そしてどんどん努力と行動力であらゆる壁をなぎ倒していった感じがします。
ある映画でキスシーンがあって、まだ高校生の彼女はやるかどうか迷っていたのですが、なんと父親が一人前の女優になるんだったらやらなければダメだと言うほど周りの環境が整っていたようです。
その叩き上げの精神が演技に良く出ています。
リリーは浅丘ルリ子そのままのようで彼女の為に作られたキャラクターだと思います。
だからどの役者よりも演技が自然であり生っぽさを感じるので引き込まれます。
今回面白かった所は寅さんの分のメロンを残しておかなかった事から大げんかになるの箇所です。
はじめはくだらない事でと思うのですが、口がウマい寅さんがコンコンと文句を言うのでどんどん深刻な問題へとみんなの意識が変わって行きます。
単発物の映画ならこんな小さいやりとりを入れれる余裕などないと思いますが、すでに夏と正月に公開が決まっているシリーズものならではの懐の深さだと思います。
別に人が死んだり、建物の爆発が起きなくても充分ドラマチックにできるお手本だと感心します。
今回の浅丘ルリ子は演技力と叩き上げの過去を知ったので順位に変動がありました。
まるたけライン
吉永小百合
★★★★★★★★
星9
八千草薫
★★★★★★★★
星8
池内淳子
★★★★★★★☆
星7.5
倍賞千恵子
★★★★★★☆
星6.5
まるたけの油そば
★★★★★
星5
浅丘ルリ子
★★★★
星4
岸恵子
★★★
星3
十朱幸代
★★★
星3
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