2012年12月25日火曜日

醤油1本勝負

今朝は冷え込んだ。
車のガラスが内側から霜が張って、しばらく暖気してもなかなか溶けなかった。
せめて前だけもと、手のひらをあてて溶かすが、3秒で体温は吸い取られ、冷たいと言うより痛くて触れた部分の回復に時間がかかった。

道路に出る時も除雪で山積みされた雪で車が来ているのかどうかわからない。
少し一か八かで出る時もあり、決して100%安全で出れる日がない。



琴似にあったラーメン屋「弟子屈」が「すずもり」と言う名前に変わっていた。
弟子屈と言う看板を下ろさずに店名はすずもり。
ちょっと気になったし、こう言う寒い日は熱いスープを飲みたかった。



店に入ると痩せた初老の鈴森さんが一人。
店内も余計な装飾は一切取り払われ、いたってシンプルになっていた。
以前はかわいい女性店員もいたのに随分、色を失ったように思える。

しばらく手書きのシンプルなメニューを眺め、
「ザーサイ担々麺で」と注文した。

店主「すみませ〜ん、実は今日オープンしたばっかりで醤油ラーメンしかできないんですよ〜、そのかわり安く提供しています」
僕「あ、そうなんですか、それはおめでとうございます!」

オープン初日?
初日?
客は僕だけ。
宣伝が無かったのか?

僕「あ、じゃあ醤油でいいです、そのかわりチャーシューメンにして下さい」
店主「わかりました、ありがとうございます!」

板に「醤油1本勝負」と墨文字で書いてあるだけにメニューにも醤油ラーメンしかない。
勝負と言うか、美味しい味噌と塩が作れなかったのだろう。


メニューには「弟子屈ラーメン」というのもあったから、一応のれん分けなんだと思う。
だけどスープは弟子屈の基礎である魚介ではなく、鶏ガラだった。
味は濃い。
決して悪く無い。
美味しい。
実際スープを全部飲み干してしまった。

ここで僕が新たに設けた「まるたけ基準」から★を出したいと思います。

★★★★★

です。

良くも無く、悪くも無く。
どこかおいしいラーメン屋さんってある?って聞かれてここの名前は上がらない程度です。
ただもう一度言うが、普通に美味しかったです。
と言うか、思えばラーメンなんぞどれもそんなに差はないと思ったりもする。

食べ終わってチャーシューメン950円を支払った。
何度も不慣れなお礼を言われた。
きっと初めて店を持ったのかも知れない。
頑張ってほしい。

カウンターにコップが並んでいたが、最後まで水はくれなかった。
「水を下さい」と言っても良かったが、僕が食べ終わってどんぶりを片付ける時、きっと水を出すのを忘れたと思うに違いない。
幸い何とか水なしでも我慢できそうだった。
オープン初日でもあるし、失敗は無かったという良い印象で終わらせてあげようと思った。

店を出ると「今日に限り醤油ラーメン550円」と言うポップがあった。
チャーシューメンにしたばっかりに正規の値段を取られた。

最後まで他の来客はなかった。




冷凍食品の枝豆を毎日食べています。
止められません。

腹筋147回。

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