本の内容とは関係ないのですが、関連してちょこちょこいろいろ調べているうちに、やはりこの人、
マハトマガンジーに行き着いたりします。
世界の偉人トップ10にはすぐに入ってきそうな人で、やっぱり「非暴力、不服従」が有名であり、とてもわかりやすい。
とにかく植民地政策をしてくるイギリス人の言う事は何をされても従わないというのが革新的な考えだった。
銃で撃たれて倒れても次の後ろの者が立ち上がるという、屈しない勇気は、撃つ方の人間としての品格を問われる事となる。
だから、この方法は、文明的な人間には効果的であって、蛮族とかには通用しない。
まあ、このようにガンジーといえば、誰でもこんないいイメージを持っているのだが、一つモヤモヤする事がある。
彼はインドの風習なのか、なんなのかわからないけど、13歳で結婚している。
そして38の時に禁欲を宣言する。
つまりもう故意による射精はしないという事でもある。
だけど晩年
複数の若い裸の女性と寝ていた事実がわかってしまいます。
その若い女性の中には二人の姪や厚生大臣などがいた。
菜食主義、資産は持たない、禁欲、などなど、ワールド・オブ・ストイックの象徴である彼がまさか、まさかの、こんな事をしていたなんて、、。
もちろん弟子は問い詰めた。
はじめは否定していたが、そのうち、
と言ってきた。
実験とは彼の行っている「ブラフマーチャリヤ」というヒンドゥー教の教えの事で、とにかく禁欲により、宇宙的真理に近づく教えだ。
だけど、、苦しい、、。
どうやっても、これは、いかん。
このままでは、彼の偉業が、すべてモヤモヤと釈然としないものになってしまう。
でも100歩ゆずって、いや1000歩ゆずって、その若い女性たちにたいして、性行為をしていたのか、していないのか、が問題だ。
との事で、欲情はしていない。
以下、彼の言い分。
私にとっては女性に触れぬことがブラフマチャリヤなのではない。今していることは私には新しいことではない。……実験の前提に女性の劣等性があるとお考えになるとは驚かざるを得ない。もし私が色情を持ちあるいは相手の同意なく女性を見れば、そのとき女性は劣等者であろう。私の妻は私の欲望の対象だったとき、劣等者であった。私の隣に裸で妹として寝るようになってからは、彼女はもはや劣等者ではなかった。かつてのように妻ではなく他の妹であっても同じことではないか。隣に裸で寝る女性に対して私がみだらなことを考えるなどと思わないでいただきたい。
なるほど、、、
そういう訳か、、。
さすが元弁護士。
いやいやいや!
ん〜と、、
いやいやいや!
「妹のようなもんだから問題ない」って、すんごいむちゃくちゃな。
というか、妹ならもっとダメだろ。
不服従。
これは裏を返せば頑固者という事でもある。
結局、暗殺されて死ぬまで、色欲であるとは認めなかった。
ただ、思うに、、本当の、本当の、真実を探求するのであれば、避けられない事なのかとも思います。
最近の乙武さんの事もあるし、思想や人間性と一緒に考えてはそもそもいけないのだと、僕は前々から思っています。
きっと。
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