2015年12月22日火曜日

THE MANZAI 2015

THE MANZAI 2015が意外と面白かった。
好きなコンビは人それぞれだと思うので、23組出た中で絶対どれかはハマると思う。

僕はタカアンドトシが一番笑った。
面白かったのももちろんだけど、しばらく見ていないのに漫才がキレっキレだったから驚いた。
そして確か彼らがM-1に出た時は10年目だったので、大会規定でラストイヤーとなり、その後のM-1には出られなかった。


それが今回久しぶりに彼らの漫才を見て本当に素晴らしいなと感じた。
中学生からの付き合いだけあってリズムや間も見ていて気持ちよかった。
特にタカが昔と違って、すごくリラックスしてやっているのでよどみがない。
これだけリズムがいいとルー大柴くらいのネタでも、二人の話芸に感心して笑ってしまう。
あと二人とも声がハッキリとしていて聞きやすい。

どのコンビもやっぱりM-1とレベルが違うのを感じた。
M-1がその年一番面白かったコンビを決めるなんて言われているけど、小説で言えばあれはちょうど芥川賞みたいなものかも知れない。

印象が変わったのは笑い飯とノンスタイル。
彼らは完全に自分たちの漫才が完成されていて、何か芸術品を眺めているような感覚になった。

漫才師はいつまでたっても漫才師で、きっとこういう日本中が注目する本気の場を求めていたのかも知れない。
やっぱりタレントではなくプレッシャーはあるけど、思う存分ガチンコ勝負をしたかったと思います。

そして特にこの前M-1で審査員をやっていた人達はより高いプレッシャーで挑んだに違いない。
下手したらキャリアに傷をつけかけない今回のステージは防衛戦に近いものを感じます。

おぎやはぎもよく出たなと思います。
彼らはもう漫才をやっていないだけで、また本腰入れたらスゴいのをやってくれるはず。
あとは三四郎も知っているネタなのにすごく面白かったです。

で、一つ思った事はコンテスト形式を止めて、レジェンド級のコンビが出る感じになったんだけど、来年からどうするのかな?
おそらく爆笑問題とかは絶対はずぜないし、すぐにマンネリ化が進んでしまうと思う。
次の年から呼ばれないとなると今回出た漫才師は結構ダメージがでかいし、制作側とタレントとの間で亀裂が生じるかも知れない。
ここはフジテレビが紅白みたいな感じで今年は選ばれた、選ばれないにして価値を高めていくのかな?

番組の勝負は来年だと思う。
さらに再来年の方がもっと厳しいかも知れない。
でも漫才師の本気度と番組の価値が高まって行けばすごい風物詩となる。

あと色々と叩かれるフジテレビですが、セットの豪華さは他の特番でもすごく凝っていると思う。
こういうのはテレビでしかできないんだから、もっともっとお金をかけて夢の様な舞台であっと言わせて欲しい。







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