外国のウイスキーの値段が円安の影響なのか何なのかわからないけど、昔と値段が結構違っています。
と言っても僕はアイラ島のシングルモルトばっかり飲んでいるので、かなり限定された解釈かも知れません。
まずこのアードベッグはアイラの中でも一番スモーキーな物だと認識しています。
ここでスモーキーと表現するが、一般ではよく「臭い(くさい)」という表現をされる。
確かにこのアイラ島特有のヨードチンキのような感じがまるっきりダメっていう人が多くいるので、誰しもが楽しめる感じではない。
だけど「臭い(くさい)」は違う。
かといって「スモーキー」も何だか気恥ずかしい。
しかしどうもこれしか当てはまらない。
決して臭くはない。
泥炭をいぶった臭いが強いだけだ。
そしてさらに脱線するが、「臭い(くさい)」と「臭い(におい)」が同じ漢字で使われている事に日本語の最も欠陥した部分を感じる。
これはヒドすぎる。
「匂い」、こっちの漢字もあるが、これはかぐわしい花とかの良いニオイの印象がある。
だけどウイスキーのニオイは何でかわかないけど、こっちの感じではない。
やっぱり「臭い(におい)」の方だ。
だからもう一個、こういったマニア向けに対するニオイの漢字が必要だと思います。
話は戻って、アードベッグのボトルは少し大きめでずっしりとしている。
無骨な男の飲み物って感じです。
確かバキの作者もこれを飲んでいたような。
で、値段はずっと5,000円と言う認識でいた。
だから少し贅沢品としての扱いだったが、今は4,000円と思っていい。
5,000円と4,000円の差はかなりデカい。
一気に高級な路線からはずれた感がある。
でもまあ、まだこれは全然いいほうで、
次にボウモア。
これは値段が上がった。
昔は3,000円を少し越えたり越えなかったりと言う親しみやすい値段だったのだが、4,000円となるとフラっと寄った酒屋でついで買う感じではなくなる。
あと、ボトルと箱のデザインが何年か前に変わった。
以前のはフツーのつまらない一般的な形だったが、かなり手の込んだ美しいデザインになった。
これはこれでいいんだけど、以前のあのネイティブなフツーな感じが歴史を感じさせた様な気がしています。
そして少し味が変わったような感じもする。
どうもボウモアの蒸留所はサントリーの完全子会社になったようで、少しスモーキーさが薄れたような感じがするが、、気のせいかな?
そして僕が一番美味しいと思っているウイスキー、ラガヴーリンは逆に値段が下がっている。
これは9,000円〜10,000円という価値だったので、相当気合い入れてどうしても飲みたいと思い込んで買うしかない。
だから今まで2本しか買った事がない。
だけどここまで値が下がると、その(僕の中で)一番高価なウイスキーという王の座が揺らぐ。
といっても最低6,500円くらいなので、まだまだなかなか手が出ない。
そして買ったはいいが、どうもガブガブと飲めないからすごく気を使うのがイヤです。
そして一番驚いたのがラフロイグです。
これはもう下手したら倍の値段くらい変わっている。
昔は3,000円いかない感じだったので、いつもこればっかり飲んでいた。
だから認識としては安いけど美味いシングルモルトだったし、迷った時はとりあえずラフロイグで間違いないという安定感もあったのに非常に残念です。
でも僕のウイスキーの印象をガラリと変えてくれたのは紛れも無くこのラフロイグであったので、このぐらいの価値があってもよしという思いもあります。
そして今、調べてわかった。
ラフロイグもサントリーに吸収されて子会社になっていた。
サントリーの言い分としては原材料や蒸留所から港までの運賃が高騰しているといった感じでごまかしている。(ような気がする)
他に知っている銘柄としてはスキャパ、グレンフィディック、マッカランまでも子会社化されていた。
恐るべし日本の大企業、サントリー、、。
ニッカウイスキーもアサヒビールの子会社だし、ウイスキーだけで行くというのは厳しいのでしょうか。
とにかく何が言いたかったっていうと、ラフロイグが高い!っていう事です。
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