2016年11月14日月曜日

丁寧な仕事

「舟を編む」という映画を見た。

これはアマゾンプライムにあったもので、なんかアニメにもなってるし、そもそもこれって小説だったはずだよなとうろ覚えで思い出して、こんなに色々と違うジャンルで作られているというのは相当面白いんだろうと言う事で見はじめた。

僕はそのぐらいの理由でないと元来あまり好きでないので映画は見ないのです。
見たら見たでのめり込んでしまうんだけど、飽きっぽいので、やっぱり約2時間の拘束感が重い。

映画、面白かったです。
すごい面白いという訳ではないんですが、映画の作りがすごく丁寧でまさにこの話に出てくる辞書を編集する作業のように、緻密に取りこぼしなくキッチリとエピソードが詰め込まれている。

小説の方とアニメの方はわからないんですが、この映画を作った監督、石井裕也が好きになりました。

ただ原作の三浦しをんと言い、この辞書を13年もかけて作るという作業に影響を受けて、完成度の高いものを作る手助けになったのではないかな。
僕も何か見終わった後、キッチリ完璧にやりたい病に少しだけなりました。






恥ずかしながら、松田龍平、オダギリジョーを僕は初めて映画で見ました。
どちらも良い役者でしたし、やっぱりこういう役に憑依している感じでないとダメだよなとも思った。
演じているというのを忘れてしまう。
小林薫もいい。

松田龍平って松田優作という偉大な父親がいるにも関わらず、彼は彼で独立して認められている。
たまたま父親が松田優作だったぐらいになっているのではないか。

邦画もいいもんです。
特に日本語を扱う辞書の話ならなおさらに。
今度アニメの方も見ていこうと思います。
小説も時間があったら(多分読まない)






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