2014年9月22日月曜日

道展 2014

道展に行ってきました。
もう毎年見るようになってきたのですが、北海道3大絵画展覧会のうちの一つです。
一応、3つの中でも少しだけレベルが高いように思われます。


どれもこれも生活の大部分を削って制作されたもので、その労力に圧倒されます。
でも基本的にこれが好きって感じの絵はありません。
一つ一つの作品をじっくり理解するまで見るには、あまりに作品点数が多くて、歩くスピードに合わせる程度の見かただからかも知れません。

どれもこれも素晴らしく、すごいなーって思う反面、見に来ておいて何なんだけど、これを描いてどうするのよ?って言うのが申し訳ないけどすこーしあります。
ただそれも含めて普段感じる事ができない驚きだったり、刺激や感動を与えるのが芸術だと思うので、ここにこなければ得られないモノがあると思います。
それと毎年見ていると、同じ作家の作品が目について目新しさがなくなっているのもあります。

そんな感じでボーっと見て回っていると一つの絵に講釈をたれている先生(?)がいました。
かたわらには50代くらいの女性がいて、その矢継ぎ早に出てくる先生からのありがたーいお言葉をただひたすら受け止めていた。



一体どんな事を言っているのかと耳を傾けいると、要は写真のような絵は見る側に想像力おこさせる力がないっていう事です。
ですがそれを言うまでの飛行時間が長く、あっちに行ったりこっちに行ったりと着地点がわかっているだけに退屈なのです。
僕が聞いているのを見てとったのか、熱弁がさらにトーンを変えて調子づいたように思われます。

絵は語らなくていいと思います。
そのまま受け取って終わりです。
結局は見る側の感性でどうにでも変わるだから、作者の手元を離れた瞬間、受け取る側のモノになってしまっていいと思います。

そう言う意味でクドクドとケツの穴のように誰しもが持っている考えをしゃべってもそれもそれで構わないのです。





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