続きです。
キャンプのイヤな所というか、すごい所は長々と運転してきて目的地に着いたらとにかくひたすら作業が待っていると言う事です。
受付をして車から荷物を運び出し、テントとタープの設営、炭をおこしてメシの用意と、休むヒマがありません。
まあ、それも含めて楽しいのですが疲れます。
だけどそういうもろもろの事が解決すると、家を一軒たてたみたいでテンションが上がります。
何と言っても簡易的に家から炊事場、電灯、リビングなど必要最低限ではあるけど、そこに普段の生活をもっていくのだからよく考えるとすごい事です。
夕暮れ光が木々から差し込み気温も過ごしやすく、やがて夜になる頃にはジュ〜ジュ〜とまずはじめに何故かエビを焼きました。
さらにメインのモツ煮込みなど適当にダラダラと食べました。そんな風に食事を楽しんでいるとほどなくして、何かふぁ〜っとしたゆるい高音が聞こえてきました。
その音量は時間を経つ事に大きくなり、やがてはっきり歌詞まで聞こえるようになりました。
となりです。
隣の50〜60歳くらいの人達が歌謡曲を流し始めたのです。
メドレーなので次から次へと甘いメロディーが耳に入ってきます。
初めはせっかくのキャンプを害するのも可哀想だと思い、我慢はしていたのですが、だんだん気になってきてどうしようかと悩んでいると、管理人が来て「すみませ〜ん、、音禁止なんですよ〜」と注意していました。
その時「バチッ!」と音がしたので、カセットテープだった事がわかりました。すると川のせせらぎとか鳥の声に葉と葉が重なる音などが洪水の様に聞こえてきました。
星もキレイで静かになって改めて山奥に来たって実感します。
それまでガヤガヤ声もうるさかったとなりの人達もパッタリ会話がなくなり静かになりました。
ですが、また1時間くらいしたらふぁ〜っと音が流れてきて、少しずつ大きくなり仕舞にはさっきの音量に戻ったのです。
そして極めつけは「いい夜だ〜」と言ってきたので、どうしてもこれがやりたかったのだろうと思いました。
その後また管理人が来て注意されて、またすっごい静かになっていました。
と言うか、もう少し小さくすればバレないものをあからさまに音量が大きいんだから、どうしようもない。
その後はさすがに静かになり、ロッジからいびきまで聞こえてきた。
ですが朝になり、6時くらいからまた歌謡曲が流れてきたので、強いなぁ〜って思いました。
でもそれはすぐ止みました。
何と言っても、朝にムード歌謡は合わないと思ったのでしょう。少し石原裕次郎や青江三奈も歌い方がぎこちなかったです。
続きます。
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