
まだ組み立てはしていないのだけど、塗ってさえしまえばほぼ終わりっていうほど組み立てはおまけ見たいなものです。
プラモの組み立てに関しては、これこそ完全に作業という以外何物でもないので、極力したくないです。
そこにまったく喜びを感じません。
一応、一通り塗り終えたが、気が向いた時にちょこちょこやってた感じなので、えらく日数がかかってしまった。
盾だけ先にはずしてしまったのが悔やまれる。
このまま組まないで壁に飾っても面白いかもしれない。
ここ最近はゴールが見えてきたので、毎日1時間くらい作業しています。
とにかく小さいプラモなので、面相筆の0号という一番細い筆でもほとんど勘をたよりに塗っていく事となる。
地味だけど、こういうくるぶしとか関節付近にある黒い箇所は白との微細なせめぎ合いを見せる。
ちょっとはみ出しては白を塗り、またそこで黒の領域を少し犯してしまって、また黒を塗るといった感じで進んでいった。
ナイロン製の筆に変えてから耐久度が増してはいたが、やはり何度も塗っていると毛先が少しずつ枝分かれし始める。
アルコールを含んだ塗料なので、一度失敗すると乾燥するまでかなり待たなくてはならない。
焦って修正にかかるとアルコールが溶けて混ざってしまう。
だから確実に次の日まで待って、乾ききったの確認してから修正する。
この胴体部分も大変だった。
とにかく黄色は弱い色なので青や赤がはみ出しては取り返しのつかない事になってしまう。
正面の黄色い部分はいいのだが、側面の黄色い部分は筆の先の中でも選ばれし先端の毛でしか塗れないので、集中による集中で酸欠になりそうだった。
そして何より限界を感じたのが頭、顔の部分。
中途半端だと色が乗らないので、大胆かつ繊細に、神様に一生のお願いを惜しげも無く使った。
いや、ここまで小さいと塗るという感じではなく、「色を置く」という感じで積み重ねていく。
まるでスーラーの点描のように、少しずつ慎重にチョンチョンという感じで。
トサカの赤い箇所、こめかみのバルカン砲の黄色い部分なども基本的に神頼みだ。
ここまでにかかった色や道具は結構な値段になると思う。
ちょっとおっかないけど計算してみよう。
カラー塗料が一つ200円くらいで、それが6こだから1200円。
ピンクなんか、ビームサーベルにしか使わなかったからかなり余っている。
始めに買った安いプラモ用の面相筆セットが300円くらい。
その後セントラルでナイロン製の極細筆2本で500円。
あと、この買ったはいいが、太すぎて全く使い物にならなかったガンダムマーカー6色セットが824円。
せめて墨入れのペンは使えるかと思ったら、コテコテに塗り込んだぼくの塗装が色が弾いてしまってダメだった。
だから墨入れはこれ
本当に超極細の筆を注文した。
これでも手をプルプルさせてやっていくというのは変わりない。
245円。
そして組み上がったらトップコートをかけて塗装を守ろうと思うのでこれも購入。
これがアマゾンで単品で注文したら560円なのに送料が500円かかってしまっているドジを踏んだ。
なので1060円。。
だから258円のプラモに対し、合計4129円もかかっている。
まったくヒドイ話だ。
大体、あの258円シリーズのガンプラは全部色が入っていないので、組み上がったらただの薄い青みのかかった物が出来上がるだけだ。
そんな色無しのものを誰が買うのだろう?
色を入れるにしても、米粒に文字を書くような作業を誰が好き好んでやるのか。
それに出来上がるのは所詮見慣れたガンダムなんだし、誰が塗ってもそんなに遠目変わりはない。
何か塗ってみたい病に侵された中年男性がどれだけいるかわからないが、生産廃止になっていないのは謎だ。
まあ、腐るもんでもないし、釣り糸を垂らしていればいつかは引っかかるのだろうとい事なんだろう。
値段も僕の子供の頃と多分変わんないじゃないかなー?
いや、たしか300円だったはず。
この300円がものすごく大金だった。
そして買ったとて子供では色を塗るのは到底無理だ。
いや、思えばプラモデルというのはそもそも色を塗る事を前提に売られていた。
思い出した、思い出した、そうだった。
そうなると近年のある程度色がついているものなんてプラモとは呼べない。
この色を塗る工程があってようやく何かを作っているという次元に持って行ってくれる。
まったく、この258円のガンダムに何か大事な事を教えてもらったような、そうでもないような。
すみませんね、ダラダラと。
また進行したらお知らせしますね!
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