2014年10月16日木曜日

いけない奴

ジェイニー・レインが死にました。
享年47才。

と言うか死んでいました。

友人によって今日初めて知りました。

ヘビメタバンド、ウォレントのボーカルだった人です。
後年はどうせ太っているのだろうと思っていたら意外とそんなんでもなかったです。
ただ健全にその後の人生を送ってきたとは言いがたいヤツレぶりでした。


死んでからあれこれ情報を見ると、ウォレントを自ら脱退後、あまりパっとせず酒ばっかり飲んでいたっぽいです。
数年後、再びオリジナルメンバーでウォレントを結成するもあまりに声が出なくて、今度はメンバーから解雇されてます。
数ヶ月での解雇なのでよっぽどヒドかったのでしょう。
日本のシャムシィドのしかもトリュビュートアルバムに参加してたとか、かなり切ないエピソードも出てきました。。

僕は高校生の時にいけないチェリーパイを何度も聴いていました。
アルバムのVHSビデオも買っていました。
ウォレントと言えば当時から「チェリーパイ」という印象から若干ダサいのは認識していたのですが、アルバムには良い曲がたくさんあったのです。

なんと言ってもこの頃はまだ邦題がついてたのだと改めて驚きました。
「いけないチェリーパイ」っていいセンスしていると思います。
さらに言えばアルバムの中で「I SAW RED」なんかの邦題は「ついカっとなっちまった」です。
REDとは顔が赤くなって怒った様子を表しているのですが、この微妙な臭さがしみじみと良かったです。
その他にも渋い出だしで始まるアンクルトムズキャビンもいいです。

そんな事よりあのキラキラに輝いていたスターが47才でホテルで孤独に死んで行ったという事実が何か僕の中で削り取られる感覚になります。



ただジャケットの彼女だけ永遠にそのままなのです。
いつまでも刺激的な胸元の「チェリーパイ」で男を挑発し続けるのです。
ホント、いけない奴です。








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