ゴールデンウィークは実家でのんびりしていました。
天気が良くても風邪が完治せず、基本的にずっと微熱に悩まされていたのです。
ゴロゴロしてもごはんは母さんが作ってくれて勝手に出てくるので、一人暮らしの身からはいつも天国の様に感じてます。
実家にいるのは母さんだけでなく猫の「キリコ」もいます。
こいつが母さんのベッドの上でいつも昼寝をしているのです。
言わばこの家の中で一番フカフカと居心地がいい所なんですが、そう言う一等席をめざとく嗅ぎ付け、自分の寝場所にするのは本能の赴くまま当然の事かも知れません。
だけどたまに「ニャーニャー」と鳴くので何で鳴いているのかと母さんに聞いたら
「多分、カーペットが裏返っているはず」
と言うので見に行ってみると、確かに自分専用のカーペットの表向きが裏面のガサガサした方になっています。

表はシマシマのストライプで少しフカフカしています。
裏面は毛が立ってガサガサしているのです。
これを嫌がって表面にしてくれと頼んでくるのです。
鳴いてる理由は聞いたけど、まさかそんな要求してくるのか少し信じられずにいました。キリコは直してくれるまでじっと僕がカーペットを裏返すのを見つめて待っています。
フカフカしたストライプの表面でくるんでやると満足そうにしたので
「うわ、こいつマジか! 本当にこれを要求していたのか!」と驚いた。
思えばその裏面のガサガサした面だってお前が爪でやったんじゃないかとも思った。
そんなわがままな猫ですが、人間の年齢で言えば86才なのでいつまで母さんのそばにいれくれるのか心配です。
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