2011年11月17日木曜日

幸せについて

幸福について考え、
様々な本を読んで探ったが
結局は満足できるかどうかになる。

小説で言えば、森鴎外の高瀬川が
一番わかりやすく説明している。

短い話なので、
すぐ読み終える事ができ、
なおかつ無駄なく納得できる。

簡単に言うと、時は江戸時代
兄が止むを得ず弟を殺してしまう。
(ここに尊厳死のテーマも含まれている)


捕まって島流しの刑にり、
京都の高瀬川を小舟で下る時、
罪人とはいえ渡されたわずかな金に
満足している様子が描かれている。


際限のない欲を制し、
足る事を知る事が重要だと。


だけど、「ある」現状で
本当に「ない」を感じるのは無理がある。


だからギャンブルは魅力があるのかも。

一度、無理矢理「ない」を作って、
幸せの形「ある」を作る仕掛けだ。

「ない」からこそ「ある」
「ある」からこそ「ない」

何があろうとも、
手持ちのカードで遊ぶしかない。

ランニングコースにある赤い家

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