いつもの中国人がやっている中華料理屋に行ったら子供が勉強をしていた。
もちろん僕が来たからと言ってやめることなく、ごく自然に目の前の問題集と格闘していた。
もはや彼らの居間でごはんをごちそうになっている感覚だ。
テレビでは好きなアニメではなく中日対ヤクルトの試合が流れている。
店主が立ちながら熱心に見ている。
僕も野球を見るフリをして子供の方を見たら、国語と書かれた教科書があった。
「国語」国の言語。
当然、日本語の勉強である。
中日の外野手がファインプレーをした。
店主が軽く自分にわかる程度にこぶしをギュっと握った。
そのうち父親である店主が見かねてとうとう子供に何か言い出した。
ほとんどの言葉が「イーア、イーア」で成り立っていた。
中国語なのでなにを言っているわからんが怒っているようにも聞こえた。
だけど子供は怒られている感じでもないのでこれが普通のテンションなんだとわかる。
国語なんだから。
鶏の唐揚げ定食
ごはんと唐揚げ大盛りで750円。
一見美味しそうに見えるが、この店で初めて美味しくなかった料理。
まず唐揚げを覆う衣がほとんどせんべいのように固く厚い。
中の肉が小さくて肉を食べている感じになれない。
ガリガリと言う音を立てながらするどい衣の先端で口の中を怪我した。
まるたけライン
★★★
星3です。
珍しく店を出る時店主がお礼を言ってきた。
「ありまとござあう!」
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