2015年6月15日月曜日

あこがれの無線とじ

先日の日曜日は気合いを入れて朝から晩までぶっ通しで製本作業をしていました。


今回ホッチキスではなく無線綴じにする為に「とじ太君」を購入したのです。



ですが、A5一枚一枚裏表にプリントするとか、表紙にカッターの裏の刃を使ってコの字のカドを作るとか、
(ここは0.3mmの誤差でも仕上がりが違ってきます)




無線とじ用の特種な糊付けをしてズレない様にとじ太君に入れるとか、失敗しやすいホッチキスや断裁の工程が無くなった分、新たな技術介入が多数あり大変でした。
今回の出品はもう参加料のお金は払ったけどキャンセルするか、またホッチキス止めにするか悩みました。
とにかくもう締切日最後の週の休みなので今日成功するかどうかで判断しなければなりません。

疲れてくるとマックの方で面付けで間違えたり、プリントがうまくいかなかったりと失敗が出てくるので後半はより集中して作業しなければなりません。
一つの作業をミスしたらすごい時間のロスになるし、下手したら1冊に要した作業分はパーになってしまいます。
ですが最後の方はランナーズハイではないけどこの作業にグっと集中できて妙な高揚感がありました。




細かい問題を何度も失敗して解決策を見つけて、何とか完成!
ライアーアイラ1と2、予備と見本を合わせて計16冊。
この中から5冊ずつ程度の良い物を商品にします。

なんとかこれでとじ太くんの購入代金8,000円は無駄になりませんでした。




中身は同じだけど、上が以前のホッチキス止めの物で下が今回の無線綴じの物です。
今回のはしっかりと「本」という感じになりました。
このモノの差はすごく大きいです。

思えば同人誌ってやつはストーリーを考え作画して製本までと、えらい時間を持って行く化け物です。
本格的にやっている人はこの後に現場で売るためのポップやシールなど様々付加価値を作るのだからまさに好きでないとできない。

漫画を完成させるだけでも疲れるのに、やっぱり製本がとにかく大変なので、改めて次回作は内容のいいものでないとこの作業に値しないと感じております。
製本の方もまだまだ技術的に改良の余地があり、今度やる時はよりいいモノに仕上げれると思います。
次はかなりの長編となりますが、体調も戻ってきたのでまた少しずつやっていきます。

だけどカウパレードの手伝いが終わったと思ったのに、ここ1ヶ月休みの日に作業ばっかりやっているな。。










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