昼から久々に近代美術館に行った。
以前は美術館の前が駐車場だったが、どうやら市が売却したらしく、歩いて7〜8分の立体駐車場に止めなくてはならなくなった。
アイヌの木彫りや工芸品がメインのモノで、特に瀬戸竹喜さんの木彫りは今まで見た木彫りの中でも一番スゴかった。
終わりの方で図録があったので見てみると、今回展示されていない作品も見る事ができて、中でも親熊をアイヌの3人のハンターが仕留めていて、木の上に逃げていた小熊3頭を縄で捕まえているのが衝撃だった。
残酷でありながら、どこか清潔な印象を受けた。
こうなるんだという絶対ルールの様な、本当の姿みたいなものが。
現代の作家のコメントで誰だったか忘れたが、むせ返る様な啓示的なものが私の頭に降りて来て、それを取り払うかの様に逃げていると言うような事(多分かなり違う)が書かれていて、何か良い感じでやられてる感じが印象に残った。
道の状況が悪いせいか、人はほとんどいなくて、特に静かだった。

常設展も見て、しばらく2階のソファーで座っていたが、少し頭痛がしてきてまっすぐ帰る事にした。
帰りに最近通い出した、パン屋さんへ。
クロワッサンにハマっています。
パンを食べながら借りて来た「フィイト・クラブ」を見た。
ビックリした事にほとんど小説に忠実だった。
その分、これは初見では意味通じないだろうと言うのもたくさんあった。
それでもそんなのは無視して、どんどんすごいスピードで話は展開する。
ブラッド・ピットの格好良さや肉体美がまさにタイラー・ダーデンそのものだった。
映像を見て、ああこんな感じだったのかと想像できなかった絵も見れた。
この小説とういうか、チャック・パラニュークの世界をほぼ完璧に表現出来ていると思う。
ここまで労力を惜しまず作っているとは思わなかった。
ただ、やっぱり映画だと時間が足りない。
ほとんど早送りで見ている感じだし、ゆっくり寄り道して無駄な事を通り抜けないと見えてこない意味みたいなものが表現できていないと思う。
腹筋199回。
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