出勤の土曜日。
ここ最近寝ている間に咳き込んで、夜中2〜3時に起きてしまう、うがいをして本を読んだりで何とか明け方5時に寝る毎日。
それでもそんなに調子は悪く無くて、睡眠時間が短くても不思議と大丈夫な感じだった。
仕事は昼で切り上げて、モスでファイトクラブを一気に読んでしまう。
途中かなり寝てしまったが、この小説と言うか、初期のチャック・パラニュークの文体がぶっ飛びすぎていて、すごく読みづらい。
突然散文的な感じになったり、時間軸が説明もなしに一行一行ごとに変わっている場合もある。
そう言う手法はまだこの時点では、あまり固まっておらず、前回読んだサバイバーではしっかりとうまくやっていた。
この次の作品では、より良くなっているらしいが、これは絶版になるのもわかる。
好きな箇所は
「欲しいものがわからなければ」ドアマンが続けた。
「欲しく無いものに囲まれて暮らすことになる」
と有名な
「ファイト・クラブ規則第一条、ファイト・クラブについて口にしてはならない」
「ファイト・クラブ規則第二条、ファイト・クラブについて口にしてはならない」
「ファイト・クラブ規則第三条、ファイト一対一」
「ファイト・クラブ規則第四条、一度に一ファイト」
「ファイト・クラブ規則第五条、シャツと靴は脱いで闘う」
「ファイト・クラブ規則第六条、ファイトに時間制限はなし」
「ファイト・クラブ規則第七条、ファイト・クラブに初めて参加したものは、必ずファイトしなければならない」
一条と二条の繰り返しが、大好きだ。
こう言うアイロニーと言うか、ユニークな感じがアメリカの文学っぽい。
昔、兄貴と風呂で殴り合うのが流行った事がる。
本当に鼻血が出るくらいやっていた。
もちろん、ケンカでなくて何か殴るのも面白いし、殴られるのも面白かった。
何かわからないけど、変な爽快感があったのを思い出す。
あと、相手のパワーって身にしみてわかったりするし、意外と大した事ないって言う場合もある。
ケンカって嫌だけど、避けて通っていたら、大切なものを見落とす可能性が大きい。
この小説はその可能性って言うものを一つの大きいテーマとして扱っているし、その危険性もうながしている。
これは確かに映画にしたくなるのはわかる。
話は面白いが、もっとわかりやすくしたい欲求が出て来る。
ゲオには無かったので久々にツタヤまで行って借りて来た。
どこまで小説の良い所を表現できているか気になる。
案外うまくやっているかも、、。
明日見ます。
ちなみにサバイバーも映画化の予定があったのらしいが、飛行機をハイジャックするシーンから始まるので、その当時、同時多発テロと重なり、話は流れたそうだ。
腹筋198回。
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