今回のシルバーウィークは3泊4日で一人でキャンプをしてきました。
キャンプというより、旅という感覚の方が比重が大きかったです。
計画としては知床に行きたかったので、釧路経由でまずは1泊。
そしてまだ北海道の中で行った事のない納沙布岬を周り知床の羅臼で2泊目。
最後は真ん中付近の然別湖で3泊と割と念入りに試行錯誤して考えたルートです。
実際はこの計画を悶々と考えている期間が一番楽しかったりするのでした。
荷物は前日から忘れ物が無い様に余裕をもって車に詰め込んでいきました。
スプーン一個無いだけでもえらい不便になるのがキャンプなのです。
昨夜がSHUUN展のパーティーでその後も飲んだりしていたので、家に帰ってきて寝たのが2時くらいだったのだけど、朝ジョギングしているおかげで体力がついてきたのか、意外と早朝出発も苦ではなかったです。
何より一人で3泊4日も旅するなんて、ほとんど初めてに近い体験なのでテンションも上がっていました。
行きは高速をフルに使って釧路まで飛びました。
着いたのは昼過ぎあたりで、天気は快晴。
釧路はやはり思ったより大きく、港町らしく独特の発展を遂げている印象です。
苫小牧によくあるスケールの大きいコンビナート的な建造物が多いのと漁師の活気が合わせもった賑やかな雰囲気があります。

今回まず来たかった場所の一つに釧路市立美術館。
ここはよくいい展覧会をやっている印象が昔からあります。
あれ?これどこでやっているんだろう?と開催場所をみたら釧路っていうのがよくありました。
絵ではくて少し残念なんだけど、テレビでも見た事のある三沢厚彦の「アニマルズ」がやっていました。
偶然にもSHUUNの個展と同じタイトルだった。
とはい言えアニマルズと言えばまず「朝日のあたる家」のあのバンドがくるのか。
まあどうでもいいか。
この2体は入り口付近にあった撮影OKのものです。
独特のフォルムです。
木彫りを始める前のデッサンの素描も見せてくれますが、何度も線を引っ張ってイメージにある何とも言えないどっしりとしたフォルムを描こうと苦心しているのがわかります。
でも彼の表現したいもは2次元では具現化できないのだと見ていて思いました。
もし彫刻がなくて、絵で表すしかなかったらどうなっていただろうと少し興味があります。
最大級のペガサスなんかは僕の身長の2倍くらいあります。
確かテレビのコメントで彫刻はどれも実際の動物の大きさに合わせて作ると言っていたのを思い出した。
もちろんペガサスは空想上の生き物なので、彼の想像の範疇だけ大きくできる訳だ。
というか、ペガサスが作りたかったという事ではなくて、実際の動物の大きさに合わせていますなんてルールを作ってしまったものだから、バカでかいものを作りたくなった時に題材として空想上の生き物にするしかなかったのだと思う。
見所がたくさんあってすごく面白かったのですが、見に来ている人が少なくて、ちょっともったいない印象を受けました。
きっと連休に合わせて子供受けを狙ったはずなのにね。
美術館を出ると今回の旅の一番目の宿泊地「来止臥(キトウシ)野営場」を目指した。
このキャンプ場は釧路と厚岸の中間辺りにあり、管理人もいない無料の野営場だ。
事前に水は使えないと知っていたので釧路のスーパーで食料と水を多めに(1.5ℓ3本)買い込む。
釧路は晴れているところと霧でガスっているところが極端に分かれていた。
野営場に近づくにつれて濃霧になりライトを点灯しながら進む。

着いた。
完全に濃霧。
霧の向こうは太平洋。
奥に客は二組しかいなかった。
いたけどテントなどは張っていなくキャンピングカーだったので、これからここに寝床を作る不安が出てきたが、あまり深く考えずに車から荷物を降ろし始めた。
続きます。
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